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日常のすぐ隣にあった、知らない国の入口。

バタバタと過ぎていった
一日がようやく終わり

ほっとひと息つきながら
noteを開いています。

そういえば先日、町を散策していて
思いがけないものに出会いました。

「えっ、こんな場所に……?」

思わず足が
止まってしまった


それは…

ひっそりと佇む
ミニシアターでした。

吸い寄せられるように近づいて、
外に並ぶ映画ポスターを一枚ずつ
ゆっくり眺めてしまいました。

大きな映画館とは、
上映作のラインナップも違っていて。

どちらかというと、
映画祭で上映されるような、

ヨーロッパや
アジアの小さな国の映画。

日本映画や、ハリウッドから
遠く離れた世界がそこにありました。

胸の奥がときめいて

気づいたら、
さらに吸い寄せられるように

入り口のドアに手をかけていました。

ドアを開けた瞬間、
ふわっと空気が変わって。

まるで、時が止まった古い
フィルムの中に迷い込んだみたいでした。

レトロなんだけど、改装したのかな。

不思議と古臭さはなくて

丁寧に大切に時間を
重ねてきたような温もりがありました。

文字の形とか「映画」というよりは
「キネマ」という言葉が似合う場所。

エントランスには、
手作りのZINEみたいな映画の小冊子や、
パンフレットが丁寧に並べられていて。

少し前の映画も、お手頃なお値段で
リバイバル上映されているみたい。

ミニシアターの
こだわりが感じられました。

店員さんも、
お客さんもほとんどいなくて

窓のない静かな
空間だからなのか、

外の世界とは違う
時間が流れているように感じました。

ミニシアターを目的を持って
探して見つけたわけじゃない。

ただ、気まぐれに
歩いていて、たまたま出会えたこと。

それがなんだか、
今日の私にとっては

小さな奇跡みたいに思えて、
胸がいっぱいになりました。

たぶん映画の
観ることができる今って

すごく不思議な奇跡の
バランスの上に成り立っている。

おうちのなかで、
いろんな動画配信サービスを楽しめる。

それから

イオンとかの
シネコンでは最新の映像体験。

街の中にはレンタルの
DVD屋さんがまだ残っていて。

そして、今日出会ったような、
ミニシアターがある。

すごく、すごく贅沢だなぁって。

でもあと10年くらい経ったとき、

映画の景色はどれくらい
残っているんだろうって。

少しずつ消えていって
しまうんじゃないかって

でも廃れず残っていてほしいなぁって、
切ない気持ちになります。

今日は、
映画のチケットを買って

スクリーンの中の
世界へ行くことはなかったけれど。

それでも、思いがけない出会いに
心をときめかせた今日のひとときは

私の日常に迷い込んだ
とびきり素敵な「イレギュラー」でした。

もうこれが最後かもしれないから。

いなくなってしまいそうな世界のこと
時々でいいから思い出せるように。


note200日よりももっと前。
YeKuさんの「ザナルカンドにて」に
出会った日のことを思い出すと…胸がいっぱいになって、
自然と涙がこぼれます。


最後までお読みいただき
ありがとうございます。

どうかみなさんの心に
とびっきりな素敵だねが届きますように。


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