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夏休みの8番出口。無人直売所の該当作梨。

これまで10回以上引っ越した

海も山も 
都会も田舎も

そのどれでもない場所も
たくさんの土地の空気を吸った

私は部屋の中で
プチタイムトラベルを楽しんでいる

前に住んでいた場所が
今どうなっているのか

ストリートビューで旅に出るのだ

画面の中の景色は
昔の記憶と重なる

懐かしい住まいが
そのまま残ってることもあれば

よく通ったお店が
無くなっていることもある

過去と現在が入り混じる
不思議な時間

旅を続けているうちに
たどり着けない場所に気づいた

何度試しても地図に
表示できない場所

決まって該当作
梨と映し出される

いつしか私の興味は
かつての住まいから

該当作へと移っていった

調べてみるとそれは世界に
いくつも存在することを知った

「あっ!ここ家から近い」

いても立ってもいられず私は

モニタではない
現実の場所へ

足を踏み出すことにした

そこにあったのは…

「辿りついたあなたへ
 ご支援のお願いです

 梨1個(300円)を寄付することで
 数年間に渡ってストリートビューを
 維持できます」

(410文字) 


たらはかにさんの
【毎週ショートショートnote】

お題は【該当作梨】でした。
??なオチにしてみました。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

みなさんの毎日が
素晴らしいものでありますように。

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ひいろ 最後まで読んで頂いて、本当にありがとうございます! 少しでも、あなたの心に残ったのなら嬉しいです。

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