第2886回 アマツバメの仲間
①https://www.bungeisha.co.jp/より引用の宮座賢治作小説「よだかの星」
小説家宮沢賢治が短編小説というか、童話のような感覚で、1921年頃に執筆致しました①のタイトルイラストの『よだかの星』の冒頭は「よだかは実にみにくい鳥です」と始まり、実際に野鳥であります「よだか」=ヨタカ(漢字表記:夜鷹)は、夜行性で、頭が大きい横長の体型をしていまして、「キョキョキョキョ」という単調なものですが、容姿も普通の鳥とは違いますので不気味です。その身内には「美しいハチスズメ(ハチドリ)やカワセミの兄」とあります。またアマツバメの仲間とも…
②https://zukan.com/jbirds/internal15413#google_vignetteより引用の平行飛行世界最速のハリオアマツバメ(体長約21㌢)

前回の同じ鳥の名前が付いているにも関わらず「仲間じゃない鳥」として、色んな鳥を紹介しました。その中の一つに日本に飛来します六種のツバメ(ツバメ、イワツバメ、コシアカツバメ、ショウドウツバメ、リュウキュウツバメ、ヒメアマツバメ)のうちで、ほかのツバメの仲間ではないツバメが、アマツバメ目のヒメアマツバメであるので、このツバメだけは仲間ではないと紹介しました。ではこのアマツバメ目の仲間はどんな鳥が…
③https://www.veltra.com/jp/online/a/167351より引用のヨタカの身内のハチドリの仲間のチャゴシエメラルドハチドリ(体長約9〜11㌢)

宮沢賢治の「よだかの星」には、ヨタカの仲間には③の写真のハチドリと、カワセミがいるとなっており、またアマツバメ目の仲間には、ヨタカも仲間であり、ハチドリもその仲間となっています。ハチドリ科の仲間ははそれぞれ生活様式などが著しく異なりますが、骨格上の共通点や分子系統により、同一の仲間に分類されている様です。このアマツバメの仲間は『ツバメ』と名が付きますが、姿形は似ていますが、ツバメとは遠縁です。ズクヨタカ科とカンムリアマツバメの四科。
④-1.https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8より引用のかつてはヨタカ目だったズクヨタカの仲間(体長19〜32㌢)

④-2.http://www.woodpecker.me/index.htmlより引用のカンムリアマツバメ(体長約16〜33㌢)

③の項の紹介のアマツバメ目の仲間には、ハリオアマツバメやヒメアマツバメなどのアマツバメ科の仲間や、骨格などの共通点が一致しますハチドリ科の仲間に、かつてはヨタカ目の仲間でありました④-1.の写真のズクヨタカの仲間がいます。写真をご覧になってお判りのように、日本のヨタカとそっくりで、違いと言えば、木に直立に止まるため、ミミズクの〜ズクが付いています。④-2.の写真のカンムリアマツバメは見たままの冠毛が立った頭に、ツバメには珍しく木に止まり寝ます。
⑤Xより引用の宮沢賢治の「よだかの星」ではヨタカの仲間のカワセミ(左がオス、右がメス共に体長約17㌢)

アマツバメ目の仲間でありますヨタカには、やはり同じ目のハチドリも仲間であり、また⑤の写真のカワセミも仲間としています。小説の中では、ヨタカが、ハチドリやカワセミよりも容姿が悪く、わざと宮沢賢治がこじつけで、カワセミを持ってきたのかといいますと、やはり宮沢賢治も鳥の知識に詳しく、当時の鳥類の分別では、ヨタカはブッポウソウ目の仲間とされていたようです。カワセミはそのブッポウソウ目のに属していたからこのヨタカとハチドリ、カワセミは仲間です。
