くまやん社長のこと
くまやん社長は、親分肌な人です。
頼り甲斐があり、周りの人の面倒をよく見て、みんなから慕われる。
そんな男であることを望んでいます。
くまやん社長は、地元の名士になりたい人です。
町内会の仕事や、ラ◯オ◯ズクラブ、商◯会◯所などにも参加し、
地元議員の選挙の際には率先して後援会に顔を出し、顔の広い人です。
くまやん社長は、アウトローな人に憧れがあります。
工務店の若い大工を「うちの若い衆」と呼びます。
協力会社の職人に対し、その職人の社長さんのことを「お前のとこの親父」と呼びます。
ですが、残念なことに、くまやん社長は、“話し半分以下”の人です。
今の工務店に入ってすぐ、僕より年上の大工さん一緒に工事現場に行った時の帰り道、
「君はどういう経緯で工務店に入ったの?」と聞かれたので、
大まかに経緯を説明しました。その時に言われたのは、
「話し、半分くらいに聞いてた方がいいよ」と。
その頃の僕は、くまやん社長に、無職になるところを助けてもらったこともあり、
その、豪放磊落な物言いに、少し憧れに似た感覚を持っていたので、
「この大工さんは、なんてことを言うんだ!」と思ったものです。
ですが、それから1年も経たないうちに
「話し半分なんて、いい加減なことを言いやがって!」
「話し半分以下じゃないか!」と。
くまやん社長は、親分肌風な人です。
頼り甲斐があり、周りの人の面倒をよく見て、みんなから慕われる人に、
そんな男であることを望んでいます。ですが、望んでいるだけです。
相談に乗ることはしますが、すぐに飽きます。面倒なことは大嫌いです。
なんなら、着信拒否します。
くまやん社長は、地元の名士になりたい人です。
町内会の仕事や、ラ◯オ◯ズクラブ、商◯会◯所などにも参加し、
地元議員の選挙の際には率先して後援会に顔を出し、顔の広い人です。
ですが、名士になりたいだけの人です。
深い付き合いになると、すぐに見抜かれてしまいます。
なぜなら、見栄っ張りであるからです。
そして、くまやん社長は、息を吐くように嘘をつきます。
それも、すぐにバレるような嘘です。
「今日は、〇〇と△△と、それから□□に行かなきゃならないから、夕方まで
帰って来れないから。」と忙しいアピールをしますが、
お昼前には自宅に帰って寝てます。
先日も「俺はあっちこっちの現場で、大変なんだよ!全然、寝てねえし!」と
忙しいアピールをしますが、親族の方の発言で、1日中家で寝ていたことが判明しています。
と言うより、“忙しいアピール”を“寝てない”でするのって、20代で終わることだと
思っていましたが、60過ぎのおじさんがするのかと、ちょっと驚きです。
工務店に入社する前の忘年会で、
「うちは売り上げが、3億4億あるんだよ!」
と言っていたのも、実際の年間売り上げは、1億円でした。
ですが、勘違いされては困るのですが、くまやん社長は悪い人ではありません。
悪気があって、そんなことをしているのではないんです。・・・たぶん。
ただ・・・、ただ、単に、「器が小さい人」なだけなんです。
そう、びっくりするくらい、「器が小さすぎる人」なんです。
“ナチュラル・ボーン・器の小さすぎる人”なだけ・・・。
それさえ分かってしまえば、可愛いもんです。
器が小さすぎるのに、“できる男でありたい”だけなので。
その他にも、エピソードはたくさんあるのですが、それはまた今度に機会に。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
コブトリでした。
