1年後に辞める私#219 奇妙な電話 退職まであと146日
忙しい時に限って、電話がかかってきます。大学の固定電話では誰からかかったのかわからないので、忙しくても出ることになります。そんな時には決まって変な電話です。
今日の電話は出だしから奇妙でした。いきなり一方的に話を始めるのです。仕方がないので、話を遮って「すみませんが、どちら様でしょうか?」と聞くと、「某県の××に住んでまして・・・」と住所から説明しだすので、「お名前は?」と聞くとやっと「○○といいます」と名乗りました。
その後も要領を得ないので、「ご用件は?」と聞くと、モリブデンの廃鉱山があるので、”村興しのため(?)調査して欲しい”とのことでした。電話の主は80代と思われる老齢の男性でした。その男性から”モリブデン”という言葉が出たのが意外でした。
モリブデンは、元素記号Mo、原子番号42の銀白色の金属↑↑で、高い融点(約2600℃)と硬度を持つ、レアメタルの一種です。工業的には、鋼材の強度や耐熱性を高める合金元素として、また、高温に耐える電子部品や真空装置の部材としても利用されます。実はモリブデンは、人の体にも必要な必須ミネラルでもあり、穀類や豆類に豊富に含まれているそうです。
結局、怪しさ満点の調査には応じられないので、協力は難しいと返事をしました。物理探査の研究をしていて、ホームページなどにその情報を載せていると、数年に一度くらいの割合で電話がかかってきます。今回は、モリブデンという鉱物でしたが、かなり昔には”××長者の埋蔵金”を探して欲しいという依頼もありました。個人的には大変興味がありますが、そのような話は丁重にお断りしています。
