『もう他のピックには戻れない』 ハイエンドピック「Chicken Picks」 レビュー
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「まえがき」
皆さんこんにちは、ギタリスト/作曲家/音楽プロデューサーの山門秀彰です!
私のnoteではこれまで長年の経験で培ってきた音楽に関する情報の中から皆様の役に立つと思った情報を発信していきます🎸
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今回は、『ハイエンドピック「Chicken Picks」 レビュー』と言うことで私が普段使っているギターピック「Chicken Picks」についてご紹介します。
「Chicken Picksってどんなピック?」
ギタリストの間で「一度使うと戻れない」と話題のChicken Picksは、オランダで生まれたハイエンドなギターピック・ブランドです。
このピックの生みの親は、ギタリストのEppo Franken(エッポ・フランケン)氏です。
物語は1987年、彼が18歳の時に遡ります。当時、音楽学校でギターを学んでいた彼は、講師から「もっと上達したいなら、厚いピックを使うべきだ」と助言を受けました。
しかし、当時の市場にあった厚いピックは、どれも音がこもっていたり、バランスが悪かったりと、彼を満足させるものではありませんでした。そこで彼は、なんと自宅のラジオのフロントパネルを切り抜くといった実験を繰り返しながら、自分にとって理想の素材と形状を追い求め始めたのです。
そしてついに、彼は「熱硬化性樹脂(サーモセット・プラスチック)」という非常に高品質な素材に出会います。父親とともに独自のエッジ加工(面取り)を施した2.6mm厚のピックを自作したところ、その弾き心地は完璧なものでした。その後20年以上にわたり、彼は自作のピックを愛用し続けました。
そして転機が訪れたのは2010年。妻のヨランダから「このピックを販売してみない?」と提案されたことがきっかけでした。最初は「ジョークのようなつもり」で夫婦で始めた家族経営のビジネスでしたが、SNSや展示会を通じてその驚異的なクオリティが瞬く間に評判となります。
当初はすべてエッポ氏の手作業で製作されていましたが、注文が殺到したため、2013年からはベルギーやドイツの工場で成形し、オランダの福祉作業所で一つひとつ手作業で仕上げる(ハンドフィニッシュ)という体制で、世界中のプレイヤーに届けられています。ちなみにブランド名の「Chicken Picks」は、彼の得意な演奏スタイルである「チキン・ピッキング」に由来しています。
「Chicken Picksの良いところ」
Chicken Picksが他のピックと決定的に違うのは、その素材と設計にあります。
驚異的な耐久性: 特殊な熱硬化性樹脂を使用しているため、非常に硬くて高密度です。数ヶ月、人によっては数年も使い続けられるほど摩耗に強く、エッジが欠けたりギザギザになったりすることがほとんどありません。
「厚み」が生む極上のトーン: 「より多くの質量は、より良いトーンを生む」という信念のもと設計されており、薄いピックでは出せない明るくクリアで、芯のある太いサウンドを実現します。
快適な弾き心地: 独自のベベル(面取り)加工により、厚みがあるにもかかわらず、弦の上を滑るようにスムーズなピッキングが可能です。また、表面の質感により、力を入れなくてもしっかりグリップできるため、手の疲れも軽減されます。
「厚いピックは弾きにくそう」という先入観を覆し、初心者からプロまでを虜にする。それがChicken Picksというブランドなのです。
「Light 2.2 mm」

JazzⅢ型に比べ少しサイズが大きく、コード弾きやベース用ピックとしてもおすすめです。
「Regular 2.6 mm」

Regular 2.6 mm
Lightと同じ形状で若干分厚くなったものがRegularです。Lightよりも分厚いほうがいいと言う方にはこちらがおすすめです。
「Shredder 3.5 mm」

ShredderはLightやRegularよりも若干小さく、文字通りShred系のプレイに向いています。サイズは3.5mmと2.4mmがあります。
「Bermuda III 2.1 mm」

Bermuda IIIはいわゆる「おにぎり型」のピックです。無印とPointyの2つのバージョンがあり、こちらは無印です。違いは無印の方が角が丸っこくてPointyの方が角が尖っているところです。サイズは2.1mmと2.7mmがあります。
「Bermuda III Pointy 2.1 mm」

こちらがBermuda III Pointyです。こちらもサイズが2.1mmと2.7mmがあります。角が尖っている分Shred系プレイにはこちらの方が向いています。
「総評」
私はこれまでChicken Picksのアーティストとして5年以上を使用させて頂いていますが「弾きやすさ」「トーン」「耐久性」など総合的に評価して自分にとってこれ以上のピックは無いと感じています。
薄くてしなる(曲がる)ピックだとピッキング時に毎回微妙に違ったサウンドになったりして扱いにくいのですが、Chicken Picksは硬い素材なので毎回狙ったサウンドを出してくれるのでレコーディングにも向いたピックだと思いす。
値段が通常のピックよりも高いですが耐久力が段違いに高いのでギター弦で言うところの「コーティング弦」のような感じで、通常よりも長く使えるので実質的には通常のピックよりも高いということはあまり感じないと思います。
長々と書かせて頂きましたが百聞は一見にしかず。百見は一行にしかず。ということでまずはぜひ一度試してみていただければと思います。
「あとがき」
これからもギターや音楽関連の有益な情報を発信していきますので、noteのフォロー及び各種SNSのフォローよろしくお願い致します🙇
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