琥珀の矜持 第四章 〜京の飴・いしざき御所乃石本舗物語〜
第四章:豆平糖は無くなっていない!!と叫び続けた四代目
そして暫く時間が経ち、SNSに一つの投稿が上がった。
『祇園のお店が閉まっていて泣きそうだったけど、御所の近くで同じ名前のお菓子を見つけた。食べてみたら、こっちの方が飴が香ばしくて、驚くほど美味しい。一口サイズなのも、今の私には優しかった』
その投稿は瞬く間に広まった。その時は祇園の老舗の代わりとして見つけた人々が、いしざきの「直火炊きの魔力」に気づき始めたのだ。
「代わり」が、いつしか「指名」に変わっていく。
「ここのじゃないと、もう満足できひん」
そう言って店を訪れる客が増えた。
豆平糖と言えば祇園のあの店と府庁前の御所乃石本舗やと言われ出した……確かな手応えである
あの騒動の時は色んな業者や政治家、マスコミ、果てには同じ菓子作りの店までも豆平糖を無き者としようとする流れがあった。
何故無くなった事にしたかったのか?はSNSやネットの記事を読んでて把握した
