たゆ森だよりー151枚めの葉ーひらひらと ふかふか
💌ポスのすけは
🐿️リッカからもらった
落ち葉のリボンを
そっと指で整えた
風が通るたび
落ち葉が くるり と揺れて
楽しそうに踊る
「。。。これは
風の気持ちが 結ばれてるね」
そう言って
💌ポスのすけは
カバンの中を 探した
いつもは 手紙しか入っていないのに
その日は そこに
もうひとつ 小さな包みがあった
白くて
ひんやりして
でも 触れると
なぜか ぬくもりがある
💌ポスのすけは
それを そっとほどいて
🐿️リッカの前に差し出す
「じゃあ これは
お返し」
中に入っていたのは
風と雪が いっしょに結ばれた
ふわり とした リボン
雪みたいに白く
でも 風が通ると
さらさら と 音を立てる
🐿️リッカの耳の間に
そっと結ぶと
花の飾りのそばで
やさしく 揺れた
「わぁ。。。」
🐿️リッカは
思わず くるっと回る
雪なのに 冷たくなくて
風なのに こわくない
「これ
アタシの動きに
ついてくる」
💌ポスのすけは
うなずいて
「風雪のリボン
歩いた分だけ
楽しくなる」
森の空気が
すこし澄んで
落ち葉と雪と風が
ひとつの輪になって
静かに たゆ森をめぐっていった
*~*~*~*~*
🐿️リッカは
風雪のリボンを ひらひら揺らしながら
るんるん と 森の小道を歩いていた
足もとでは
🎩モリトくんにもらった 苔のシューズが
ふか ふか と音もなく
地面を受けとめてくれる
「これ ほんとに歩きやすいんだよね」
そうつぶやいた そのとき
「おや」
前から
🎩モリトくんが ゆっくり歩いてきた
🎩モリトくんは
🐿️リッカの顔を見て
すぐに気づく
耳の間の 透明な花
そこに重なるように揺れる
風雪のリボン
「相変わらず
その花 かわいいね」
帽子のつばを少し上げて
にこっとして
「でも
今日は さらにだ
そのリボンで
可愛さが もう一段 ふえてる」
🐿️リッカは
ぱあっと笑って
くるっと その場で一回転
「でしょ!
それにね」
とん と 地面を踏んでみせる
「この苔のシューズ
すっごく いいの
やわらかくて
ずっと歩きたくなる」
🎩モリトくんは
うれしそうに
帽子の中の粒雪を さらり と鳴らした
🐿️リッカは
少し考えてから
持っていた 落ち葉を集める
ふわっと重ねて
手のひらで 形を整えて
「ねえ
🎩モリトくん」
苔のクッションの上に
そっと その落ち葉をのせる
「このクッション
もともと すごくいいけど
落ち葉を足したら
もっと きくと思う」
落ち葉は
苔に なじむように
やさしく沈んで
ふかり と ふくらんだ
🎩モリトくんは
そっと座ってみて
目を丸くする
「。。。おお」
「沈みすぎない
でも ちゃんと やさしい」
🐿️リッカは
えへへ と笑って
「でしょ
アタシね
いいものは
重ねたくなるんだ」
森の中で
苔と落ち葉と雪が
静かに 呼吸を合わせていた
