たゆ森だよりー157枚めの葉ーたゆ森の贈り物 澄んだ気配
苔の小道で
🌿フユリちゃんと 💌ポスのすけは
お互いを見つけて
足をとめた
森が しん。。。としていて
いつもより すこし澄んでいる
💌ポスのすけは
🌿フユリちゃんの耳を見て
にこっとした
「そのイヤリング
やさしい灯りだね
見てると ほっとする」
🌿フユリちゃんは
耳もとを ちょんと押さえて
「ありがとう
💌ポスのすけの 落ち葉のリボンも
風と すごく仲よしね」
リボンが ひらり
音もなく ゆれる
🌿フユリちゃんは
小さなつぼみを ひとつ取り出して
そっと差し出した
「これ
静かなところが すきなの
何もしてない時ほど
ちゃんと ひらくのよ」
💌ポスのすけは
つぼみを カバンにつけて
ふうっと 息をした
「うん
いまの森に ぴったり」
それだけ言って
ふたりは にこっとして
それぞれの道へ
つぼみは
かすかに ひかって
💠ありすみが ここにいる
そんな感じだけが
森に ふわっと 残っていた
*~*~*~*~*
森の小道で
💌ポスのすけは
🍄マッシュくんに出会った
カバンにつけた
小さなキノコの灯りが
ふわっと ゆれている
💌ポスのすけは
それを そっと押さえて
「これ
🍄マッシュくんにもらったキノコ
すごく いいんだよ
夜も そっとついていて
ちょうどのことが見えるの」
🍄マッシュくんは
きのこを見て
ぱあっと 顔を明るくした
「えへへ
それなら よかった
その灯り
静かに ついてるでしょ」
💌ポスのすけは
うん とうなずいて
カバンの奥から
小さな袋を 取り出した
袋を開けると
きらきらした 粒の雪
「これ
スターダストスノー
さわらなくても
そばにいるだけで きれいなんだ」
💌ポスのすけが
そっと ふると
粒雪は
🍄マッシュくんのまわりを
くるん と 回って
ふわり と とまった
🍄マッシュくんは
目をまんまるにして
「わあ
これ 踊らなくても
うれしいやつだ」
ふたりは しばらく
光と 雪を 眺めて
森は
また すこし 澄んだ
*~*~*~*~*
森の小道で
🍄マッシュくんと 🐿️リッカが ばったり出会った
🐿️リッカは
風雪のリボンを ひらひらさせながら
るんるん歩いていて
🍄マッシュくんは
傘がふわっとほんのり光っていて
いつもより ちょっと静か
「あれ?」
って 🍄マッシュくんが立ち止まって
「そのリボン
すごく 似合ってるね」
🐿️リッカは
耳の間の花を ぴょこんと揺らして
「でしょ!
なんかね
最近 うれしいのが
ずっと つづいてるの」
「わあ そうなんだね」
🍄マッシュくんは
最近あまり踊っていなかったけど
今日は胸のあたりが
なんだかゆっくりで
そのとき
背中の苔のそばに
ふっくらした きのこがあって
気づいたら
それは
小さなリュックみたいな形になっていた
🍄マッシュくんは
少し首をかしげて
「さっきまで
なかった気がするんだけどなあ」
🐿️リッカは
目をまんまるにして
「え
でも
すごくいいよ
それ」
って
耳の間の花を揺らした
🍄マッシュくんは
その言葉を聞いて
胸の奥が ふわっとして
リュックをそっと持ち上げて
🐿️リッカの前に差し出した
「じゃあ
🐿️リッカに あげる」
🐿️リッカは
一瞬きょとんとしてから
「えっ
いいの?」
「うん
🐿️リッカ
いろんなもの ひろうでしょ
それに。。。
よく似合うと思うんだ」
🐿️リッカは
さっそく 背負ってみて
くるっと 一回 まわった
リュックの光が
ふわっと 揺れて
「かわいい。。。!」
そのまま
ぴょんっと跳ねて
くるんっと まわって
体ぜんぶで喜んだ
きのこリュックを背負うと
やさしい灯りが
ぽわん と灯って
落ち葉の色も
苔の緑も
少しだけ 透きとおって見えた
🍄マッシュくんは
その様子を見て
「あ
よかった」
って
小さく言った
踊らなくても
ちゃんと
嬉しいって
こういうことなんだって
森のどこかで
💠ありすみ の澄んだ気配が
そっと重なっていた
