たゆ森だよりー104枚めの葉ー🐿️リッカの風ノート
🐿️風ノートをはじめる朝
秋の森の朝は
すこしひんやり
でも
風はまるくて
やわらかい
木の葉のあいだから
🐿️リッカの友だちの風さんが
ひょっこり顔を出して
「ねえ🐿️リッカ
今日の風
なんか
いい音してるよ」って言った
🐿️リッカは耳をすませてみた
カサカサ。。。
ふうわり。。。
どこかで 💌ポスのすけの手紙が
揺れる音もする
「ほんとだ。。。
風さんって
いろんなこと知ってるね」
「うん
風はね
みんなの“気持ち”を
ちょっとずつ運んでるんだよ」
その言葉が
🐿️リッカの胸の奥で
そよっと光った
──だいじな気持ちは
声じゃなくても
届くのかもしれない
そのとき 🐿️リッカは
しっぽの先が
くすぐったくなるくらいの
“ひらめき”を感じて
あわてて小枝を拾ってきた
「前にも
こんなことあったよね
そうだ!
風ノート
書こうかな」
木の実をかじりながら
風さんを見上げる
「風さんのこととか
思ったこととか
少しずつ書きとめておきたいの」
風さんは
うれしそうにくるくる回って
「それ
きっといいノートになるね」って
言った
🐿️リッカは
近くに落ちていた葉っぱを
1枚拾って
しっぽの先で
そっと文字やしるしを書きつけた
──そうして
🐿️リッカの “風ノート” は
小さな一枚の葉っぱから
はじまった🍃
*~*~*~*~*
📖 風ノート ときどき1
──だいじな気持ちは
声じゃなくても
ちゃんと届く
あの日の風は
やさしかった
草のひとふり
葉っぱのひかり
それが「うん」って
言ってくれたみたいで
わたしは
そっと
しっぽのさきで
草をなでたの
「ありがとう」って
言葉はまだ言えなかったけど
風が
きっと運んでくれたと思う
そして
クローバーが
こたえてくれた
すこしだけ
揺れて
すこしだけ
うれしそうに
──それでね
その日からわたし
草のことが ちょっとだけ
わかる気がしたの
🐿️(しっぽで書いたしるし:
きゅうっとハートまる)
🐿️リッカは
これからも
ときどき
📖風ノート ときどき
を書いていこうと思ったよ
🌲きょうのこびとのひとこと🌲
「木の実の手紙をいっぱい拾って
届ける季節がきたよ」
(💌ポスのすけ)
