たゆ森だよりー139枚めの葉ースキ予報会
🌲たゆ森スキ予報会
みんなで“だいたい”を読みあう日の話
💌ポスのすけが
冬のスキが
一気に増えてきたのに気づいて
「もしかして。。。そろそろじゃない?」
とそわそわしながら森に伝えた翌朝
たゆ森の切り株広場に
いつもの仲間が集まった
💌 ポスのすけが
森の風を何度も読みなおしては
バッグのクッキーをぎゅっと握りしめてそわそわしていた
「風がね
いつもより甘いの
冬のスキが押し寄せてきてる感じがするんだよ。。。
青いひかりのスキも
ちょっとずつ増えてきてるし
数?えっと たぶん。。。こう
どーんと!」
🎩モリトくん
帽子のふちをぱたぱたさせながら
「ひとつずつ数えるのはもう無理だよ〜
帽子に入れようとしても
風みたいにすり抜けちゃうんだもん〜」
帽子の中では
青い光の粒がわさわさそわそわして
むしろ“帽子のほうがあせってる”状態
帽子の中の「見えないスキの粒」が
ざわざわと揺れる音を
しずかに聞いていた
「うーん。。。
帽子のざわめき具合からすると
前よりずっと多いよ
それでね
たぶんね
冬のまんなかあたりで
ぱちんとひと粒
生まれそうな気がする」
🌿フユリちゃん
苔の上に手をかざして
植物たちのつぶやきを集めていた
「小枝たちがね
ひそひそ言ってるの
“そろそろ
光の芽がひとつ落ちてきそう”って
流れてくるスキの重さは。。。
だいたい
そうね
この調子だとね
あと冬の真ん中くらいで“芽が鳴る”ころ」
🍄マッシュくん
届いたスキを吸い込むたび
足先がくるんと勝手に回ってしまい
その回転回数で
数を予想しようとしていた
「今日だけでね 20くるん!
昨日から合わせたら。。。
うーん いっぱい!
ぼくもね 冬の真ん中くらいに
ぐるんって大きな光が落ちる気がする!」
🐿️リッカ
どんぐり電波みたいな勘で
「えっとねえ!
森のてっぺんの風が
『そろそろ気をつけてて〜』って
言ってた!
冬のいちばん真ん中の日あたりかなぁ!」
苔むした切り株のそばで
じっと風の音を聴いていた 🪽トコノハが
静かにルーン石を揺らした
🪽 トコノハ
「流れの勢いは一定
兆しは 目よりも耳で聴くの
。。。冬の 一番日の短い日のあたりに
ひとつ 光が落ちる気配」
こびとたちは顔を見合わせた
みんな口々に違うようで
不思議と同じ“あたり”を指している
💌ポスのすけ
バッグを抱えてほっとした顔
「よかった。。。
みんなの予想 同じ方向だ。。。
じゃあ。。。だいたい
その頃に向けて
たゆたねが生まれるかどうか
ていねいに見守ろう!」
🎩 モリトくん
「うん。今回は数が多すぎて
もう一個ずつなんて数えられないけど
こうしてみんなの勘をあわせるのも悪くないね」
こうしてたゆ森では
“だいたい予想会”がひっそり開催され
冬のひかりが芽吹く準備が
しずかなざわめきとなって
広がり始めたのだった
