たゆ森だよりー45枚めの葉ーまわり道の🐿️リッカ
「木の根っこの迷路を歩くのが
得意なんだ」
(🎩モリトくん)
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たゆ森のあさ
風の音が
ふわりとかわっていた
いつもの
ぴゅるるん
じゃなくて
どこか
ゆっくりで
すこし寂しそうな
そよ。。そよ。。の音
🐿️「うーん。。
きょうの風
ちょっと遠くまで行きたいみたい。。」
🐿️リッカはすぐに感じとった
これはただの配達じゃない
“だれかが
だれかを思ってる”風
💌ポスのすけから受け取った
ちいさな手紙には
ふわりと光がにじんでいて
宛名のところに
こう書かれていた
「まだ見つかってない
きみに」
🐿️「えへへ
あたしの出番だぁ。。」
⸻
🐿️リッカは風にのって跳ねだした
でもその日
風はいつもの道を通らなかった
左に曲がるはずの枝道を
右へ
まっすぐ進むはずの木陰を
くるっと回って
ぐにゃりと曲がった
🐿️「え〜? え? またそっち〜?
うふふ いいよ〜
つきあうよ〜。。」
そのうちに🐿️リッカは
知らない木のうろに迷いこんだり
転がる木の実につられて
森の底の底まで
ころころしてしまったり
でも ぜんぶのまわり道に
ちょこんと置かれた
“きもちのかけら”を
見つけた
🍂 もじもじした「ごめんね」
🌧️ さみしくてうまく言えなかった「たすけて」
🌸 だれにも言わずに
心の中で咲いていた「ありがとう」
🐿️リッカは
ぜんぶそっとポケットに入れて
手紙のとなりにしまった
⸻
やっと風が「ここだよ」と言ったとき
🐿️リッカは
ひとまわりもふたまわりも
遠い場所にいた
でもそこには
まっていたように
光る葉っぱが一枚だけ
ひらりと落ちていて
そこに
ことばがふわっと現れた
「まわって まわって まよったけれど
すき に たくさん会えた
だからここは 遠くなかった
いちばん こころに近かった」
🐿️リッカのまわり道は
まよい道じゃなくて
“ひろい道”だったんだね
⸻
その夜
森のこびとたちが眠ったあと
🐿️リッカは切り株のうえで
こっそりくるみのキャンディを
なめていた
風は静かに
🐿️リッカのしっぽを
なでるように吹いていた
🐿️「わたし
まわり道の🐿️リッカちゃんで
よかった。。」
⸻
そして
翌朝
広場に落ちていた
葉っぱの手紙には
こんなメッセージが浮かんでいた
「だいすきって
まっすぐじゃなくても届くんだね」
🐿️リッカはそれを見て言った
「まわりみちだったけどね。。。
いまは
そのおかげで届いた気がするの
まわったから
見えたものがあったから。。。」
⸻
🌬️
風のルートはまっすぐじゃない
でも
スキはいつも
まわり道の中で
そっと咲いている
それを拾えるのは──
「まわり道の🐿️リッカちゃん」だけ🐿️💫
🌲きょうのこびとのひとこと🌲
「風にのって
回るときが
いちばんわくわくするんだ」
(🍄マッシュくん)
