学びを、自分だけで終わらせない
東京から、私が経営の師匠として尊敬している公認会計士・柴山政行先生が、都城に来てくださいました。
東京でご活躍されている先生と、地元・都城で食卓を囲める日が来るとは、以前の私は想像していませんでした。
せっかく都城まで来ていただいたので、夜は“畜産王国”都城らしく、牛肉と地鶏を味わっていただくことにしました。MAP経営の渡邊さん、田之上さんもご一緒に、楽しく、そして私にとっては感動の時間を過ごしました。
後日、柴山先生が「さすが畜産の宮崎、おおいに堪能させていただきました」と書いてくださっているのを見て、素直に嬉しくなりました。
地元のものを、遠くから来てくださった方に喜んでいただける。
それだけで、十分に嬉しいものです。

今回、柴山先生には、都城でセミナーの講師をお願いしました。
夜には、2代目3代目の経営者が集まる「夏の陣」も同時開催しました。20名を超える地域の若手経営者が集まり、師の言葉を直接受け取る場になりました。
その光景を見ながら、少し不思議な感覚になりました。
私一人が東京へ学びに行けば、その学びは私の中で止まります。もちろん、それも大切です。私自身が成長しなければ、事務所も変わりません。
でも、師を都城に招けば、学びは私一人のものではなくなります。
地域の経営者が直接聞き、感じ、自分の会社に持ち帰ることができる。
「人を呼ぶ」というのは、単なるイベントではありません。
学びを地域に巡らせるための、一つの方法なのだと思いました。
そして、同じ週の土曜日。
今度は私が、東京へ向かいました。
宮崎空港で焼きそばパンの朝食をとりながら、経営計画合宿へ向かう飛行機を待っていました。
数日前まで、私は師匠をお迎えする側でした。
でも、週の終わりには、自分が「教わる側」に戻っていました。
泊まり込みで経営計画を学ぶ2日間。
会場に着けば、私はもう先生でも、所長でもありません。机に向かう、一人の受講生です。
真剣に学ぶ先生方の中にいると、自然と背筋が伸びます。そして同時に、自分の未熟さもよく分かります。
HIDAKI-KAIKEIをこれからどんな事務所にしていくのか。
20人ほどの組織を、どう育てていくのか。
地域の経営者にとって、私たちは何であるべきなのか。
問いは増える一方で、答えがすべて見えているわけではありません。
だからこそ、学び続ける必要があるのだと思います。

経営者は、キャリアを重ねるほど「教える側」「判断する側」に立つ時間が増えていきます。
社内では答えを求められ、会議では結論を求められます。お客様からも、取引先からも、判断を求められます。
それ自体は、経営者の役割として当然のことです。
ただ、振り返ると、私の予定表からも、いつの間にか「教わる側」に座る時間が減っていた時期がありました。
教わる側に戻ると、自分の考えの粗さに気づきます。分かったつもりでいたことが、実は分かっていなかったと気づくこともあります。
決して、気持ちのいい時間ばかりではありません。
でも、その時間があるから、経営者は少しずつ更新されていくのだと思います。
私自身、まだまだ教わらなければならないことばかりです。
だからこそ、師を都城に招くことも、自分が外に出て学ぶことも、どちらも止めてはいけないのだと思います。
今回の合宿では、嬉しいことがありました。
次回11月の会場が、都城のHIDAKI-KAIKEIに決まったのです。
私が学びに行った場が、今度はこの街に来てくれる。
師と、ともに学んだ仲間たちをお迎えできる。
ありがたい限りです。
HIDAKI-KAIKEIは、まだ完成された事務所ではありません。
私自身も、まだ答えを探している途中です。
それでも、目指したい姿は少しずつ見えてきています。
ただ申告書をつくる場所ではなく、地域の経営者がもう一度考え、学び、挑戦し続けられる場所。
学びを、自分だけで終わらせない。
受け取ったものを、この街に巡らせていく。
HIDAKI-KAIKEIを、そんな場所にしていきたいのです。
HIDAKI-KAIKEIは、経営者が本物の価値を発揮し、その価値がきちんと伝わるよう、数字を整え、対話の場をつくり、経営環境を整え続けます。
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