『Kindle出版』 AI時代に挑む50代ITエンジニアの生存戦略
『不正解は無意味を意味しない』
新年、明けましておめでとうございます。
Hibikiです。
いきなりですが、
皆さんは『チ。ー地球の運動についてー』を見たことありますか?
私はアニメを見たのですが、もう本当に感動しました。
登場人物は移り変わっていきながらも、知性に向かう探求心は受け継がれ、その衝動に逆らえない主人公たち。
科学の世界は、一人の天才が作り出すものではなく、「チ。」の世界のように何人もの科学者が一つ一つ積み上げてきた歴史で出来ているのでしょう。
そういえば2025年のノーベル生理学・医学賞受賞者である坂口先生も
「一つ、一つ」
という言葉をおっしゃっていましたね。
一人では決して成し遂げられないような大きな成果も、何世代にも渡ってその知恵を受け継ぎ、いくつもの失敗を重ねて、作り上げていく。
その世界観がたまらなく好きです。
冒頭の言葉は、「チ。」の初期の重要人物「フベルト」が残した言葉ですが、私はこの言葉が一番好きです。
たとえ自分の進む先が真理につながっていなかったとしても、自分の結果を糧に誰か別の人が真理に近づくことができれば、自分の仕事には意味がある。
まさしく「チ。」のストーリーを予言するようなセリフです。
私もそのような歴史の一部となって、後世にバトンをつないでいくことが出来たら最高です。
📚️AI時代に何を残せるのか
IT業界外の方から見ると、「コンピュータは生まれてたかが数十年」と思われるかもしれませんが、実はIT業界は建築業界の手法を多く受け継いでいます。
そういう意味で、私たちの仕事は何千年も前から先人たちが積み上げてきたものの上に成り立っていると言えます。
しかし、私自身は後世に何かを残せているのでしょうか?
IT業界の中でも最先端の技術を研究している人たちは、確実に残すものがあります。しかし、残念ながら私の仕事をその技術を使って、お客様に価値を提供すること。私が何か新しいものを生み出している訳ではないのです。
強いて言うなら、お客様の要件に合うような技術の組み合わせを生み出している点くらいでしょうか。
特に最近は、生成AIの台頭により、ほとんどの情報は誰でも簡単に入手することができますし、よほどニッチなものでない限り、生成AIである程度のプログラムを作ることもできるでしょう。
「私がやっているようなお客様相手の仕事は、そう易々とAIに取って代わることはない」
と思っていますが、最近の生成AIの勢いを見ると、それも単なる強がりなのではないかという不安は拭いきれません。
自分が貢献できる領域はどんどん少なくなっているように感じます。
📚️ITエンジニアにはKindle出版が相性良い?
2024年後半から2025年にかけて、約50個のnote記事(非公開含む)を書き、3冊のKindle本を出版し、Xも試してみたりと、もがいた1年でした。
色々試した中で、私はKindle出版に一番可能性を感じています。
私だからという訳ではなく、ITエンジニアとKindle出版は相性が良いのではないでしょうか。
✅ベースとなるネタに困ることがない
生成AIやセキュリティに関するニュースを見ない日はありません。
常に目まぐるしく動いている業界だからこそ、ネタも豊富にあります。
あまりにニュースが多くて、全てを追い切れないという心配があるかもしれませんが、Kindle出版を目的とするなら、全てを追いかける必要はありません。
ネタに困らないというのは、間違いなくアドバンテージです。
✅ITの恩恵を受ける業界も限りがない
今はITを使っていない業界を探すほうが難しいです。
同じ技術でも、業界が変われば、その適用方法も異なるはず。
ビジネス側から見たIT技術も含めれば、その選択肢は無限にあると考えて間違いないです。
✅技術系ブログは情報が断片的
そうは言っても、無料で閲覧できる技術ブログを色んな人が書いていて、わざわざ書籍を買うニーズがあるのか、と考えているかもしれません。
たしかに無数の技術ブログがあり、色々な情報が無料で公開されています。
しかし、基本的に技術ブログは情報が断片的です。
私もよく参考にするので助かっていますが、関連する情報をまとめて入手したい時には、書籍を買います。
技術ブログと書籍は役割が異なるのです。
そこをキチンと考慮して執筆すれば、技術ブログは決して書籍の競合にはなりません。
逆に技術ブログは、Kindle本のネタ探しや執筆時の参考情報として、とても有益です。
✅IT系の人は電子書籍に抵抗が少ない
個人的な好みはあるにせよ、ITの仕事ではPC上で調べ物をしたり、ドキュメント作成をするのが普通です。
Kindle本を始めとする電子書籍を読む行為は、その延長と言えるでしょう。
ターゲット読者が電子書籍に抵抗がないというのは、Kindle作家にとってとても大きなアドバンテージです。
✅ソースコードや設定値でも内容が伝わる
本の内容にもよりますが、例えばプログラミング技術の本だった場合、ソースコードや設定値を掲載することがよくあります。
文章での説明が多少苦手であっても、ソースコードや設定値が正しければ、意図が伝わることも多いはず。
検索にヒットしたサイトが英語だけで、英語は分からなくてもソースコードを見て内容が理解できる、というのはこの業界のあるあるです。
もちろん、書籍として販売するのですから文章力も磨く必要がありますが、最初は文章が多少拙くてもコードでカバーできると考えれば心理的なハードルは下がるでしょう。
📚️AI時代のKindle出版とは
ITエンジニアとKindle出版は相性が良いと言いながらも、ここでも懸念はAIです。
私もAIでの文章生成を何度も試したことありますが、私以上にしっかりした文章を書いてくれます。
では、結局
”Kindle本もAIが席巻し、人間が書く本は少数派になってしまう”
のでしょうか。
…私はそうならないと考えています。
AIが書いた原稿を出版する動きはしばらく続くでしょう。
ですが、AIで生成できるものはどんどん価値を失っていくはずです。
当然ですね。わざわざ書籍を買わなくてもAIに問い合わせれば同じ内容を答えてくれるのですから。
Amazonも、AIで生成された書籍は検索の優先順位を下げるような取り組みをするのではないかと考えています。
AIの生成物で埋め尽くされたら、誰もAmazonで書籍を買おうとしなくなるでしょう。
…
では、そのような世界で私たちは何を出版していけば良いのでしょうか。
もちろん、AIと同じような本を書いていては、淘汰される側になるのは目に見えています。
スピードでも質でも、人間がAIと真っ向勝負しては勝てません。
なので、私やあなたしか書けないものを出版することが前提です。
私やあなたしか書けいないもの、それは
「体験したこと、考えたこと、感じたこと」
です。
私のオリジナルの体験は、私以外の人にもAIにも書けません。
あなたのオリジナルの体験を、私はマネることができません。
当たり前のことなのですが、当たり前と分かっていることでも、実際に文章に落とし込もうとすると意外なほど出来ないものです。
(そこは、私の1年ちょっとの試行錯誤の中で経験済み…)
…
私の文章をAIにレビューしてもらったり、AIに検証用のプログラムを書いてもらったり、AIの力は最大限活用しながらも、私のオリジナルの体験を本にできれば最強です。
私は、AIで生成した原稿を使って短期的に儲けに走るのではなく、本当に価値あるものを次世代につなぐ、長期的な活動を目指しています。
それこそが、私が本当に目指す世界観です。
📚️『ITエンジニア × Kindle出版』の体系化
ITエンジニアとして私たちが体験したことを読書感想文のように本にまとめただけでは、需要なんてあるはずもありません。
では、どうすれば良いのか?
IT業界に絞ることで、Kindle出版の手順は体系化できると考えています。
1️⃣技術トレンドからテーマを決める
2️⃣テーマ内で比較検討する
3️⃣比較結果を基に深堀りする
4️⃣比較・深堀りを発信する
ステップは大きく分けてこの4つです。
私のようにシニアと言われる年齢になったITエンジニアは、トレンドに出てくるような技術を使ったことがないケースも多いでしょう。
それでも技術トレンドを無視していては、ニーズを捉えた書籍を出すことはできません。
でも、心配はいりません。
技術トレンドを取り込みつつ、私たちの経験、考え、感じたことを書籍にまとめることは可能です。
次回以降、私が考える「ITエンジニア × Kindle出版」の体系を公開していきます。
この「ITエンジニア × Kindle出版」の体系化は、私にとってチャレンジです。多少の怖さもあります。
ですが、
『不正解は無意味を意味しない』
この言葉を胸にチャレンジを続けていくつもりです。
そう考えると、この言葉はチャレンジする人の背中を押してくれる、そんな言葉でもありますね。
私の挑戦を応援いただける方、または一緒に挑戦したいという方がいらっしゃれば、ぜひフォロー、スキ、コメントをお願いします。
ITエンジニアがKindle出版を通して一つ一つ知識を積み上げていく、そんな貢献のあり方を作っていきたいと思います。
最後に、この「ITエンジニア×Kindle出版」の体系化の取組を
「Chi.」プロジェクト
と名付け、活動していきます。
今後とも応援よろしくお願いします!
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1️⃣技術トレンドからテーマを決める
2️⃣テーマ内で比較検討する
3️⃣比較結果を基に深堀りする
4️⃣比較・深堀りを発信する
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