ポルト呑んべえ旅【ポルトガル旅行】
ポルトガルの世界遺産ポルトの街へ
ヨーロッパで休むために旅したいと言われたら、私は迷わずポルトをおすすめする。
ポルトはポルトガル北部にある港町で、街全体が世界遺産に登録されている。
首都リスボンは、なんとなく若い人がワイワイ楽しむ街というイメージがあって、私はポルトの街の小さめの規模感や、落ち着いた雰囲気に惹かれていた。
父母と家族で4泊したんだけど、夢の時間って思うくらい居心地が良かった。
観光名所を制覇する旅じゃなくて、美味しいごはんとお酒を楽しんで、景色を眺めながらぼーっとする。
そんな時間が、今までの旅行の中でも一番贅沢で記憶に残ってる。
泊まったホテルもよかった。
Holiay Inn Express Porto City Centre
このホテルの良かったところは、何より立地。
旧市街までは歩いて行けるし、観光の合間に一度ホテルへ戻って休憩することもできる。
せっかくなら運河が見えるホテルもいいなと少し迷ったけど、実際に泊まってみたら、この立地の便利さには代えられなかった。
ホテルの朝食も毎日の楽しみのひとつ。パンやペイストリーが美味しくて、今日も食べすぎちゃうな、と思いながら、毎朝しっかり食べていた。
夜は街中のワインショップで買ったワインをホテルのラウンジで開けて、家族みんなでゆっくり飲むのが恒例になっていた。
世界遺産の街を歩く
ポルトは坂の多い街。
私が行った当時はちょうど工事中エリアが多く、思っていた以上に移動が大変だった。

60代の母も一緒だったこともあって、頑張るのはやめた。
それが結果的には大正解。
ワイナリーもレストランも、事前に細かく調べず、歩いていて気になったお店にふらっと入る。
「ここにしてみようか。」
そんな感じで入ったお店が、偶然どこも美味しかった。
予定通りに動く旅も好きだけど、ポルトでは偶然の出会いが旅をもっと楽しくしてくれた気がする。
晴れの日は青いタイルが青空に映えて、本当に絵になる街。



だから、もし行くなら私は夏をおすすめしたい。
あの青空のポルトは、何度でも見たい景色だった。
エッグタルトだけじゃない。卵スイーツ天国
街歩きして一番驚いたのは、ペイストリーショップの多さ。歩けば棒に当たるレベル。

ホテルの朝食でもエッグタルトを食べたはずなのに、ペイストリーを見つけるたびに、ここのも食べてみようと買ってしまう。外側サクサク、カスタードもとろける美味しさで何個でも食べれる。



有名なのはエッグタルトだけど、それ以外にも卵をたっぷり使った伝統菓子が本当にたくさんある。
昔、修道院では修道女たちが卵白を洗濯糊に使っていたそう。
余った大量の卵黄をお菓子作りに使ったことから、ポルトガルには卵をたっぷり使ったお菓子がたくさん生まれたらしい。
日本のカステラもポルトガルから伝わったと言われているけど、意外とカステラそのものは見かけなかった。
ワイナリーツアーとリバークルーズ
ポルトに来たらやっぱりドウロのワイナリーツアーは外せない。
1日ツアーのはじめは、アマランテのサンゴサーロ教会に立ち寄りました。




そこからバスでくねくねと山道を進み、世界遺産のドウロ渓谷へ。
山一面にぶどう畑が広がる景色は圧巻だった。

ワイナリーは2軒見学。
ぶどうの栽培やワイン造りを教えてもらいつつ、試飲の連続。


17世紀にイギリスがフランスと戦争を始め、フランスワインに代わり、ポルトガルのワインの需要がイギリスで増えた。
ポートワインは、ブランデーを発酵途中に加えることでアルコール度数を高めて、保存性を高めて長い船旅にも耐えられるようにしたのが始まりであったそう。
試飲だから少しだけかなと思いきや、結構な量。
しかもポートワインは飲みやすくてどんどん飲んでしまうが、度数が高い


ポートワインだけじゃなく、赤ワインや白ワインも飲み比べ。
そしてファヴァイオス村では名物の「モスカテル・デ・ファヴァイオス」も飲んだ。
黄金色の甘いデザートワインで、マスカットやはちみつみたいな香りがした。
私はお酒飲むとすぐ顔が赤くなるタイプ。
あとから写真を見返すと1人だけ赤くて笑ってしまった。
ツアーには欧米の人が多かったけど、みんな本当にお酒が強い。
ワイナリー併設レストランのランチ付きでした。




ワイナリーを巡ったあとは、ドウロのリバークルーズ。

急斜面いっぱいに広がるぶどう畑を眺めながら、船がゆっくり進んでいく。
ドウロ渓谷では、約二千年前からぶどう畑が作られ、ワイン造りが続けられてきた。その歴史文化と景観も含めて世界遺産に登録されているそう。
船から眺める段々畑はほんとうに壮大で、全部人が作った景色なんだと思うと感動した。
運河沿いで、何もしない贅沢
ポルトで一番好きだった時間は、運河沿いのテラス席で過ごした午後。
お酒を飲みながら景色を眺めて、おしゃべりして、気づいたら何時間も経っていた。そんな時間が贅沢でした。




ポルトはワインのイメージが強いけど、実はビールも美味しい。

そして料理も本当に美味しかった。
柔らかいタコのフリット、イワシのフリット、小皿料理をいくつも頼んでみんなでシェア。
どれもお酒によく合って、「またこれ頼もう」と何度も追加してしまった。




少し電車で足を延ばして、海沿いのレストランへ。

雑貨好きにもたまらない
ポルトは雑貨屋さんもかわいくって心躍る
魚モチーフの雑貨やカラフルな食器が並んでいて、お店をのぞくだけで楽しい。


私は幸運のシンボルと言われるカラフルな雄鶏「ガロの置物を購入。

見るたびにポルトを思い出すお気に入りのお土産になった。
母は青タイル(アズレージョ柄)の素敵な鍋敷きを見つけて嬉しそうだった。
そしてポルトガル名物のイワシ缶の専門店があり、そこはお土産屋さんというよりテーマパークみたい。


さいごに
ポルトはここを見なきゃ、次はあそこへ行かなきゃと忙しく動き回る街じゃない。
美味しいものを食べて、美味しいお酒を飲んで、歩いて、疲れたら座って景色を眺める。
そんな過ごし方が、この街にはよく似合う。
