#15 お弁当を前に「待てる」力
今回の帰省は、夫は仕事なので、あまねと私の2人旅。
早朝の新幹線に乗る前に、駅でお昼用のお弁当を買って出発しました。
席についてすぐ、あまねが言ったのは…
「いまたーべーるー!おなかすいたよ〜」
いやまだまだ朝。朝ごはん食べてきたじゃん。
お昼用に買ったんだよ?
「今食べたらお昼なくなるよ。せめてここが“1”になったら(スマホの時計で10:00になったら)食べよう」
約1時間半後の約束。
正直、これはもたないだろうな…と思ってました。
ところがあまね、
袋から出してふたを開けては「うーん、いいにおい。はやくたべたーい」と言いつつ、
おかずを手に持って眺めたり、香りをかいだり、じっと見つめたり。
そのまま10:00を過ぎても、一口も食べませんでした。
「よく待ったね!食べよ〜」って声をかけたら、ニッコニコで食べ始めるあまね。
正直感心!すごくないですか?
「禁止」じゃなく「約束」にしたことと、「食べたい気持ち」を受け止めながら待ったのが良かったのかもしれません。
本人も「自分で約束を守った」っていう小さな誇らしさがあったはず。
しかも今回の旅、長いんです。
家から電車で1時間、新幹線4時間、乗り継ぎ乗り継ぎ1時間。
お供のおもちゃは最低限電子メモ帳と釣りのおもちゃだけ。
それでも、途中で買ったペットボトルのラベルをペリペリしたり、配られたおしぼりを開けてみたり、座席のライトをカチカチしたり、その場にあるもので楽しむあまね。
「ないもの」を探すより、「あるもので遊ぶ」って、すごく大事な力です。親としても大助かり。
長い移動時間も、「まだ?まだ?」じゃなくて「これも面白いね」にできる。
そしてお昼(前)には、待ちに待ったお弁当をぱくぱく。
きっと、味以上にその時間が特別だったはず。
お弁当は、ただのご飯じゃなくて、あまねの「待てる力」と「楽しむ力」が詰まった、最高の旅のごちそうになりました。
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