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日経新聞の読み方!株価が低迷している日立製作所の現状と未来像

この記事はnoteマネーにピックアップされました

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日立製作所の株価が軟調で推移

2026年の年初の日経新聞の記事に「経営者が選ぶ26年有望株」として、1位:伊藤忠商事、2位:日立製作所、3位:ソニーグループと言う記事が掲載されました。

各界の経営者の皆さんには、そんな展開を見ていたようで、「今年の有望株は強い非資源分野」と言う解説もあったのですが、いま現在、日立製作所の株価が低迷しています。

そんな中で、パナソニックや味の素は、AIや半導体関連として脚光を浴びて株価が上昇しいます。

日立製作所には、そのようなAIや半導体関連としての動きはないのか。また、反発の兆しはあるのか?検証してみましょう。

日立製作所の株価は直近では軟調です。

今、人気を集めているパナソニックや味の素のように、「分かりやすいテーマ株」として連日メディアで取り上げられる企業に比べると、少し出遅れているように見えるかもしれません。

しかし結論から言うと、日立もAIや半導体分野において極めて強力な「本命級」の動きを進めています。

日立製作所の事業規模が巨大(コングロマリット)であるため、一部の材料だけで株価が急騰しにくい性質がありますが、水面下では非常に強固な成長基盤を築いています。

今後の反発の兆しについて

日立製作所は、データセンターと電力インフラの「隠れたAI大本命」です。

日立製作所は一見、半導体そのものを作っている訳ではないため、関連が薄く見えるかもしれません。

しかし、現在のAIブーム(生成AIの爆発的普及)で、最も不足している「データセンター」と「電力インフラ」の世界的な覇者です。

日立製作所は、グリッド(送配電)事業の世界トップで、生成AIの運用には膨大な電力が必要です。

日立製作所が買収した旧ABBの送配電事業(日立エナジー)は世界シェアトップであり、米国のデータセンター増設に伴う、電力網の近代化特需を文字通り独占に近い形で受注しています。

独自のAIプラットフォーム「Lumada」では、企業のDXやAI導入を支援するITセクターが非常に好調です。

また、NVIDIAとの協業を進め、高度な産業用AIソリューションの構築にも乗り出しています。

株価はこれまで大きく上昇してきた反動(利確売り)や、インド事業への期待先行に対する需給調整で足元は一服していますが、業績のファンダメンタルズ(基礎条件)は極めて頑強です。

データセンターの電力不足という世界的な課題が続く限り、構造的な買いが入りやすい銘柄です。

まとめ:なぜパナソニックや味の素と見え方が違うのか?

パナソニック(車載電池や半導体材料)や、味の素(半導体パッケージ絶縁材「ABF」)は、

「この部品・材料がスマホやAIサーバーに不可欠」と言うストーリーが非常にシンプルで市場に伝わり易いため、テーマ株として急激に脚光を浴びました。

一方で、日立製作所は「巨大すぎて、AI・半導体以外の事業(家電や金融、既存インフラなど)の波に、全体の株価が引っ張られやすい」と言う特徴があります。

しかし、中長期的な成長のポテンシャルや、世界的なAI・半導体シフトの恩恵を「インフラレベル」で受ける規模感で言えば、日立製作所も引けを取っていません。

足元の低迷は、むしろ中長期的な視点で見れば、次の上昇に向けた「力を蓄える調整期間」と捉えることも出来ます。

日立製作所の絶対的優位性は何んなのでしょうか?

日立製作所が持つ「絶対的優位性」の正体は、他社がいくらお金や時間をかけても簡単に真似できない「世界シェア首位の巨大インフラ・知的財産」と

「巨額のM&A(企業の合併・買収)を成功させる経営体力」にあります。

日立製作所がそれぞれの主戦場で持つ、他国・他社を圧倒する圧倒的な強みを深掘りします。

これこそが「バフェットが求める条件」の中にある、参入障壁が高くビジネスが安定している(経済の堀)に該当する銘柄なのです。

日立製作所は電力インフラの「世界標準」を握るインフラ覇権

日立の優位性は、「AIがどれだけ進化しても、日立の技術がなければ稼働すら出来ない」と言う、AIの最上流(ボトルネック)を握っている点です。

高圧直流送電(HVDC)の世界トップシェアであり、生成AIデータセンターが消費する膨大な電力を、遠くの発電所からロスなく送るには「HVDC(高圧直流送電)」と言う高度な技術が必要です。

日立(日立エナジー)はこの分野で世界首位。

現在、アメリカや欧州の電力網の刷新、更にはインドなど巨大市場の都市型送電システムをほぼ独占状態で受注しています。

受注残高は7兆円を超え、2030年に向けてさらに拡大する見通しです。

「IT」と「OT(制御・現場技術)」の融合については、世の中にはIT(ソフト)が強い会社(GAFAなど)や、OT(ハード・機械)が強い会社(重電メーカーなど)はたくさんあります。

しかし、「巨大な変電所や鉄道を動かすハードウェア」と「それを最適に制御するAIやセキュリティソフト(Lumada)」の両方を世界レベルで一気通貫で提供できる企業は、世界を見渡しても日立を含め数社しかありません。

まとめ:真の強みは「他社が追いつけないタイムラグ」

パナソニックの電池や、味の素の絶縁材(ABF)も素晴らしい技術ですが、

これらは「部品・材料」であるため、競合がより安い代替品を開発したり、顧客(EVメーカーや半導体メーカー)の戦略変更によって勢力図が変わりやすいリスクがあります。

一方で、日立製作所の優位性は、以下のようなものです。

日立製作所は、国の電力網や数千億円規模のインフラそのものを握っており、一度導入されれば数十年単位でリプレイス(置き換え)が不可能です。

このように、日立製作所にはブームに左右されない「世界の構造そのものを支えるプラットフォーム」を握っていることこそが、最大の絶対的優位性と言えます。

【免責事項】
本記事は筆者個人の調査・分析に基づく見解をまとめたものであり、特定の金融商品や銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。

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