成功のやり方を、わけあう。
組織にいると、
どうしても「できなかった理由」に
目がいく。
なぜ売上が伸びなかったのか。
なぜあの施策は続かなかったのか。
なぜ、あの人は動かなかったのか。
もちろん、振り返りは大事。
でも、
そればかりを見ていると、
空気は少しずつ冷えていきます。
できなかったことの共有。
足りなかった点の指摘。
改善策の洗い出し。
気づけば会議のほとんどが
「反省」で終わっている。
こんなテーマで
会議が終わってしまうなんて
経験はないでしょうか?
悪いわけじゃない。
むしろ、
真面目な組織ほどそうなりがちです。
でも、
うまくいった瞬間が
一言も拾われないまま終わる会議は、
どこか空気が重いのは確かです。
一方で、
忙しい現場のど真ん中にも
ちゃんとうまくいっている瞬間があります。
大行列なのに、なぜかピリつかない店。
トラブルが起きても、なぜか信頼が深まるやり取り。
言われなくても、自然に手を差し伸べる人。
地味だけど、
確実に機能している何かがある。
実はこれ、
「ポジティブ・デビアンス」と
呼ばれる考え方に近い。
問題の中に答えを探すのではなく、
すでにうまくいっている例外の中に
ヒントを見つける。
特別な成功者を称えるのではなく
日常の中で自然に
機能している行動を観察する。
なぜ、あの人の現場は空気がいいのか。
なぜ、あのチームは対立が長引かないのか。
なぜ、あのお店には常連が増えていくのか。
それは才能じゃない。
多くの場合、
言語化されていない工夫です。
できなかった理由を責めるより、
うまくいった理由を持ち寄る。
成功は、独り占めしない。
わけあう。
その文化が生まれたとき、
組織の体温はじわっと上がります。
「自分のやり方も、役に立つかもしれない」
そう思えた瞬間、
人は少しだけ主体的になる。
改革よりも前に、
まなざしを変える。
組織の熱源は、
いつも現場の中にある。
成功のやり方を、わけあう。
それが、
人が自然に動き出す
組織のつくり方。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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