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「前にも言ったよね」が怖い人へ。怒られループを止める7つのズレ止め

「どうして確認しなかったの?」

上司からそう言われても、うまく答えられない。

確認した方がいいことは、自分でも分かっていました。

でも、上司は忙しそうだった。

さっきも別の人から声をかけられていたし、少し機嫌も悪そうに見えた。

こんなことで質問したら、「それくらい、自分で考えて」と言われる気がました。

だから、自分なりに考えて進めました。

指示されたとおりにやったつもりでした。

ところが、完成したものを見せた瞬間、返ってきたのはこの言葉。

「そういう意味じゃないんだけど」

頭の中が真っ白になります。

どこから間違っていたのか、すぐには分かりません。

慌てて説明すると、言い訳のようになる。

黙っていると、今度は「反省しているように見えない」と言われる。

謝っても、説明しても、さらに状況が悪くなる気がする。

家に帰ってからも、注意された場面が頭から離れません。

「あのとき聞けばよかった」
「どうして、こんなこともできないんだろう」
「普通の人なら、相手の意図まで分かるのかな」

布団に入ってからも反省会は続きます。

翌朝。

まだ仕事を始めてもいないのに、すでに疲れてしまっている。

そんな毎日が続いています。

質問しても怒られる。自分で判断しても怒られる

仕事でミスをすると、多くの人は「次はもっと気をつけよう」と考えます。

早めに出社する。
何度も見直す。
付箋を貼る。
手帳に書く。
タスク管理アプリを入れる。
仕事術の動画を見る。

最初の数日は、少しうまくいくかもしれません。

けれど、仕事が忙しくなったり、急な依頼が入ったりすると、だんだん続かなくなる。

手帳を見ること自体を忘れる。
アプリに入力して安心し、通知を消したまま忘れる。

一つの仕事を丁寧に確認していたら、別の仕事が遅れていた。

ミスを減らそうと慎重に作業すると、「もう少し早くできない?」と言われる。

急いで進めれば、今度はミスを指摘される。

確認すれば、「そんなことまで聞かなくていい」

自分で判断すれば、「勝手に進めないで」

何が正解なのか、分からなくなります。

そして、いつの間にか仕事の方法ではなく、自分自身を責め始めます。

「努力が足りないんだ」
「社会人として何かが欠けているんだ」
「周りに迷惑をかけるくらいなら、辞めた方がいいのかもしれない」

けれど、本当に足りなかったのは努力でしょうか。

会社では間違えないように気を張る。

上司の顔色を見る。
帰宅後も反省する。
休日にも仕事のことを考えている。

すでに、かなりの力を使っているはずです。

それでも同じことが起きるなら、努力の量ではなく、努力を使う場所を変えた方がいいのかもしれません。

ミスは「能力」ではなく「工程」で起きている

注意される出来事が続くと、すべてを一つの言葉でまとめたくなります。

「私は仕事ができない」

でも、起きたことを細かく見ると、原因は同じではありません。

指示の意味を取り違えた。
複数の仕事が重なり、優先順位を間違えた。
確認するタイミングを逃した。
ミスを報告するとき、必要な情報を整理できなかった。
注意されたショックで、その後の仕事が手につかなくなった。
疲れがたまり、普段ならできることができなくなっていた。

これらを全部「能力不足」で片づけてしまうと、対策はこうなります。

「次から気をつけます」
「もっと頑張ります」

けれど、「気をつける」には手順がありません。

明日、何を変えればいいのかも分からない。

必要なのは、自分を別人に変えることではありません。

ミスが起きやすい場所を見つけ、その手前に小さな仕組みを置くことです。

この記事では、その仕組みを「7つのズレ止め」と呼びます。

怒られループを止める「7つのズレ止め」

ズレ止め1:ミス地図

注意された出来事を4つに分け、問題が起きた場所を見つける。

ズレ止め2:4点復唱

指示を受けたら、作業内容・期限・完成形・優先順位を確認する。

ズレ止め3:ABCD仕分け

仕事を一列に並べず、期限と影響で4つに分ける。

ズレ止め4:20%相談

完成してからではなく、方向性が見えた段階で確認する。

ズレ止め5:4点報告

ミスや遅れを、事実・影響・対応・確認の順で伝える。

ズレ止め6:反省の切り分け

改善すべき行動と、相手の言い方、自分の人格を混ぜない。

ズレ止め7:働き方の分岐表

今の職場で続ける、仕事内容を調整する、休む、転職するという選択肢を並べる。

目指すのは、二度とミスをしない人ではありません。

認識がずれたとき、早めに気づける人。
一人では判断できないとき、問題が大きくなる前に相談できる人。
ミスをしたとき、必要な情報を整理して報告できる人です。

ここからは、7つのズレ止めを、実際の会話例や確認文と一緒に紹介します。


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