「鼻ほじり」に潜む心理ミステリー
前回、衝撃の息子の「鼻くそコレクション」について書きました。
息子が鼻くそをコレクションして壁に貼り付けてたとです🫠
今回は後編。
いよいよ息子、そして母親(!?)がなぜ
「鼻ほじり」
するのか、その深層心理に迫ります。
真面目な記事ですよー。
スティミングについて
大量の鼻血にまみれた布団を洗いながら、変おばは気づくんですわ。
「これはただの鼻ほじりじゃねーな」
そこでGeminiを使って調べたら出てきたのが、
「スティミング(stimming)」

スティミングとは
「自己刺激行動」の略で感覚の調整、感情の処理、不安の軽減、または喜びの表現のために行う、反復的な動きや音、行動のこと。
代表的なものとして挙げられるのは以下。単なる癖とスルーされるケースも多い。

貧乏ゆすり
ペン回し
指ならし
落書き
手をひらひらさせる(ハンドフラッピング)
体をゆする(ロッキング)
特定の言葉やフレーズを繰り返す(エコラリア)
俺んちは鼻ほじりだけどな…
どんな人がやるの?
カタカナで難しそうだし、何か特別な人たちがやるようなイメージがあるが、実際どうでしょう?
どんな人がやるの?
主にASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如多動症)などの神経多様性(ニューロダイバーシティ)を持つ人たち。
しかし、実は誰でも(定型発達の人でも)無意識に行っているものであり、神経多様性のある人はその頻度が高かったり、目立ちやすかったりする傾向がある。
そう、なにも神経多様性のある人、つまりいわゆる発達障がいの方に限った話ではありません。みんなやってるけど、程度や頻度の差なんだな。
なぜスティミングするの?
ではスティミングする理由を見てみましょう。
スティミングの理由
自分を落ち着かせたり、奮い立てたり、脳が感覚、感情や社会に適応するために起こしており、これを自己調整(セルフレギュレーション)と言う。
つまり、社会に適応するために脳がめちゃめちゃがんばってることなのか!!
そう、息子の「鼻ほじり」も一生懸命生きてる証拠のようだ!!ホントカ?
ADHDの場合、常にドーパミン不足で「あー、退屈!刺激をくれ!」ってなってるから、スティミングする鼻をほじって自分で刺激を作ってエネルギーブーストしてるようです。
鼻くそはパワーなのか…

ADHDとASDでの違い
でもスティミングって、どちらかというとASDで語られることが多い気がする…
違いはなんだろ?

ADHD(集中と発散)
目的:集中力を上げる、退屈や衝動をコントロールする。
主な症状:貧乏ゆすり、ペン回し、そわそわ走り回る。
ASD(鎮静と没入)
目的:強すぎる外の刺激(音や光)から自分を守るバリア。
主な症状:手をひらひらさせる、特定の触り心地にこだわる、エコラリア。

なるほど!ASDのスティミングは迷惑行為どころか自分を守る「感覚のシャボン玉」なのかー!
そしてスティミングするのはなんと
「脳のボリューム調整」
のため!!
これは目からウロコでした。
しかもADHDとASDではこんな違いが!!

ADHDは脳のボリュームを上げる⤴️
ASDは脳のボリュームを下げる⤵️
ほぉー、実は似てるようで症状が違うし、目的に至っては真逆👀
そして、ASDの方が目立つのは、動きの質と社会的な受け入れやすさがあります。
ASDは「型にはまった特有の動き」
ハンドフラッピング、ロッキングやエコラリアなど、定型発達の人にはあまり見られない独特な動き(常同運動)になりやすく、一目で「何かをしている」と周囲に気づかれやすい特徴があります。
ADHDは「日常的な動きの延長」
貧乏ゆすり、ペン回しや指をならすなど、定型発達の人もストレス時や退屈なときに行う「落ち着きのなさ」の延長線上に見えるため、病的なスティミングとしては認識されにくい傾向があります。
また、ASDでも周りの視線よりも自分の内側の感覚に意識が向きやすい場合、人目よりも自分を落ち着かせるための行動を優先するためADHDよりも目立って見えるとのこと。
しかし、ADHDとASDは最大70%併存すると言われてるのでどちらの症状も出る場合があります。
なるほど、うちの場合、鼻ほじりはADHDの集中力アップか発散っぽいけど、服の着心地や靴の履き心地も結構気にするから両方の症状がでてるのかも?

マスキングについて
スティミングする人にとってつらいのがマスキングです。Geminiさんがさらに詳しく教えてくれた。
マスキングとは
周囲に溶け込んだり、社会的な期待に応えたりするために、自分の特性を意識的・無意識的に隠して「定型発達者」のように振る舞うこと。
要は周りに「変な人」って思われないようにスティミングを隠して普通の人を演じること。
マスキングは特に過剰適用にもつながるため大変しんどい。
過剰適応とは
自分の本音や体調を犠牲にしてまで、周囲の期待や環境に合わせすぎてしまう状態。
まさか学校やママ友会で鼻をほじるわけにもいかないし、無意識に鼻に向かって伸びる指を制御しなくてはならない。
子どもならまだ許されるが、挙動不審に見えるのでだんだん大人になると不審がられ、笑われたり、怒られたり、白い目で見られたりを経てマスキングするようになる。
私みたいにプロホジラーともなるとなんともないが、スティミングや人によってはものすごい精神力で抑え込まなくてはならなくなる。
そうなるとマジで疲れるし、心が削られる。そして我慢しすぎるといずれ爆発します。
そのスティミングは何信号🚥
ただ、すべてのスティミングを心配するべきかといえばそうでもなさそうだ。どのスティミングを放置して、どれを対策すべきか。
この「信号機ルール」でわかりやすく解説します。

🟢青信号⇨そのままでOK!
貧乏ゆすり
ペン回し
指をならし
落書き
⇨誰にも迷惑をかけず、本人の集中力が上がるなら「脳のアイドリング」として見守りましょう。
🟡黄信号⇨工夫してみよう
授業中に立ち歩く
大きな独り言
⇨本人は楽になっても、周りの環境との摩擦が起きる段階。ここは「代わりの刺激」を探すチャンスです。
🔴赤信号⇨別の方法に変えよう
頭をぶつける
皮膚をかきむしる
鼻血が出るまでほじる
⇨自分や人を傷つけるのはNG。別の安全な方法で脳に届けるよう指導する段階です。必要に応じて専門家に相談しましょう。
ヤバい、鼻ほじりもろ赤信号やん笑笑
Twitter でも詳しく書いてるが、度が過ぎる鼻ほじりはRhinotillexomania(なんで読むかわからん笑笑)という状態らしい。
息子はそんなしょっちゅう鼻血出してるわけではないので、とりあえず様子見かな。
登校直前、(仮)ADHDの息子が鼻血🩸
— 変おば | ADHD X 海外子育て (@Henna_Obasan) April 16, 2026
で危うく遅刻。
原因は「鼻ほじり」👃👆
実は先週も夜中に布団を汚して大騒ぎ。
でもたかが鼻ほじりと思うなかれ。
なぜなら⇩
Rhinotillexomania (ライノティレクソマニア)とは
医学用語で「強迫的鼻ほじり症」を指す言葉。単なる癖としての鼻ほじりを超え、自分でも止めたいのにやめられず、鼻の粘膜や骨(鼻中隔)を傷つけてしまうほどエスカレートした精神医学的な問題 (強迫性障害や習慣性障害の一種)として扱われることがある。
※Geminiさん曰く、チック症との境界線があいまいなケースもあるそうなので気になったら専門家にご相談を!どうすりゃええねん?!
ではどう対処すればよいか、これもGeminiさんに聞いてみた。
「やめなさい!」って言いたいところだか、逆効果のよう。つかそれで治ってたらそもそもこんなnote書かんわ!ゲラゲラ

無理にやめさせない: 背景には「感覚のSOS」があるってことを忘れないで。
代わりの行動を一緒に探す:安全な代替アイテムを見つけるのを助ける。
専門家に相談: 自傷行為がひどい赤信号の場合は一人で抱え込まずにプロを頼ろう。
脳が必要としてる刺激を止めたら、本人はパニックになる可能性があります。そして、わかっているのに止められない、制御できない子どもにとって、親に怒られることは自尊心を傷つけ、不安に陥るので事態を悪化させることも。
なので止めたい気持ちはいったん抑えて様子を見ましょう。
一方で親の目が行き届かない学校はどうでしょう?

もし合理的配慮をしてくれるようなら事前に「自分のトリセツ」として伝えるのはアリかも。
息子がいる欧州の学校ではスクールカウンセラーに相談して一定の配慮はしてくれます。また、日本の学校に比べてかなり緩いのでフィジットトイを持ってくのは可能です。
日本の場合、難しいと思うので触り心地がよくて安心するハンカチや着心地がいいお気に入りの服にするなどの工夫が必要に思われます。
スティミングを減らす方法
神経多様性の方にもいろんな症状と程度があるのでこれらはあくまで参考にしかなりませんが、Geminiさんに教わったアイデアをまとめます。
アイテム編

フィジットトイを活用
ハンドスピナー
プッシュポップ
フィジットキューブ
⇨手持ち無沙汰や不安を解消し、集中力を高めます。
ノイズ除去
ノイズキャンセリングイヤホン
⇨環境のノイズ(ストレス源)を取り除き、感覚過負荷(五感が圧倒され、パンクした状態)を防ぐ。
衣服の調整
チクチクしない服
タグを切る
服を裏返してステッチ(縫い目)を避ける
⇨盲点だが、服の着心地の悪さは地味に大きなストレス源。解消するだけでQOL(Quality of Life、生活の質)は爆上がりします。
行動編

手を動かす
例えば
ノートに落書き
ノートをきれいにまとめる
家で編み物
⇨あらゆる方法で自分に合う安全な手の動かし方
を探して、スティミングしそうな時に置き換える。
セルフコントロール
深呼吸
瞑想
マインドフルネス
⇨感覚の波を整えて落ち着かせたり、不安をかき消す。
ただし、集中がないADHDな私にはこれ系はむしろ苦痛でした💦
行動セラピー
自分を傷つけるような赤信号の場合、もはや親子だけで解決するのは難しい場合があります。プロの作業療法士と新しい方法を模索するのも大事。
まとめ
見やすくまとめると、こうなります。

スティミング自体は悪いものではないし、それどころか脳ががんばってバランスを取ろうとしてる証拠。
自分の脳の「ちょうどいいボリューム」を知って、自分にも周りにも優しい方法を見つけられるといいですね。

ただ、残念ながらスティミングは薬や療法で完全に治せるものではありません。なのでスティミングする自分も子どもも決して責めないでくださいね。
責めることによってうつ病や不安障害など二次的な問題が起きます。
スティミングは困らせるような行為に見えて、実は自分を守ってくれる大切な行動です。
一生のつきあいになりますので、本人および保護者が正しく理解して、うまく調整しましょう。そして恐れず周りにもきちんと啓蒙していくのが大事ですね。
なので今日も息子が鼻をほじってても、深呼吸して「お、今日も脳をチューニングしてんな!」って切り替えるようにしたいですね。
って壁に貼るのはマジで勘弁だけどなっ💢
…とお怒りのチミ?
そうです、私が変なおばさんです🫷
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【出典】What Is Stimming in ADHD and Autism?
NotebookLMで作成した資料
#note初心者 #Gemini #ADHD #ASD #スティミング
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