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BESを導入してみないか(1/4)

 全4回中の第1回:
 BESベスとは何か 

第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回

(文字数:約1600文字)



BESとは何か

 御社の、あるいは、貴方のパソコンに、BESを導入してみませんか。
 様々なメリットがありますよ。

 ……といった話を、全4回に渡って、書き記してみようと思います。

 まずBESとは何か。
 Brailleブライユ  Editエディット Systemシステム
 つまり「点字編集システム」の略です。

 点字、
 と聞いた時点で「目が見えない人のためのものだ」と、

 我が社には、あるいは、我が家には、または自分には関係が無い話だなと、「戻る」ボタンを押す方もいらっしゃると思うのですが、

 本当ですか?

 その認識に、間違いは無いと言い切れますか?

 御社がメールでやり取りしている、または、貴方個人がネット上で交流している、大学教授だったりCEOだったり、起業家や投資家や文筆家の方々が、
 視覚障害者ではない保証など、今やありませんよ?

「漢字の変換ミスが多いなぁこの人」
「大して勉強してこなかったんだな」
 みたいに思われ侮った様子の応対をされて、不快に感じたり腹を立てたりした経験がある、視覚障害者の大学教授を、実際に私は複数人知っています。

 理工学系大学にも多数いらっしゃいますよ?

 大学で使う資料や論文や、高度な数式に諸外国語なども、日々ボランティア員の手や声によって、点字翻訳や対面朗読されていますから。

 関係が無いし興味が無い、で、今後も一切の支障が無いとお思いですか?


点字板でコツコツ打ち込むわけではない

 申し遅れましたが私、偏光は、
 大阪を拠点とする某ボランティア団体に所属し、点字図書館に所蔵する書籍を点訳・校正するボランティアを、丸15年勤め続け現在16年目に入っております。

 インテックス大阪で行われる福祉・看護系のイベントで、来場した方々に点字を打ってもらう、体験コーナーも担当しましたが、
 そうした体験コーナーでは、点字板を使い、紙の裏側から一点一点コツコツ打ち込んで、表側から触って読み取ってもらうので、
 今現在もボランティア員は皆、この作業を行なっているかのように、思われてしまいがちなのが悩ましいところです。

 実際の作業では私たちは、パソコンで専用の点訳ソフトを使っております。
 そのソフトの名称が、点字編集システム、BESなわけです。

 テクノツール株式会社の製品で、
 2025年7月現在、
 ダウンロード版は7480円。
 パッケージ版は15840円。

 導入するデバイス環境は、液晶ディスプレイのみではなく、キーボードが付属されている事が望ましいです。

 はい。
 高いと感じられるでしょう。
 今時無料の点訳ソフトもあります。
 スマホだけで操作できるソフトもございます。

 しかしながらBESは、長い目で見れば元が取れると思えるほど、使い勝手の良い機能が充実しております。


BESに出来る事

 点字を書ける事はもちろんですが、書かれたデータを読み込んで、表示させる事が出来ます。
 液晶画面はもちろん、点字プロジェクタにも。

 視覚障害者は一度聞いただけで、全てを覚えてしまうほど記憶力が良い、わけではなく、
 携帯用のプロジェクタを持ち歩いて、点字データを一行ずつ、あるいは半行分ずつ浮き出させたり、
 プロジェクタ搭載のキーを打ち込んで、メモしたデータを保存したりしているわけです。

 BESを導入していれば、視覚障害者が点字プロジェクタで書き記した内容を、拡張子が「.bes」のファイルとして受け取って、晴眼者も読む事ができます。
 点字を知らなくても大丈夫なんです。
 BESには、カナ文字表示機能が存在し、音声読み上げ機能が存在しますから。


第1回は、以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。


全4回(約6000文字)
第2回:点字が読めるメリット

第3回:視覚障害者イコール点字利用者では、ない

第4回:点字が書けるメリット


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岡埜 由木古(偏光) 何かしら心に残りましたらお願いします。頂いたサポートは切実に、私と配偶者の生活費の足しになります!