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呼吸を忘れた95分。平和ボケした私の心臓が破壊された映画『ウォーフェア』

こんにちは〜!映画大好きコンニチハクリニックです!普段はLiVSというグループで活動しています!

2026年も始まって少したったね、今年も沢山の映画みていきたい!

今年1本目は「ウォーフェア」

あらすじ
<極限の95分、映画史上最もリアルな戦場に、あなたを閉じ込める>
2006年、イラク。監督を務めたメンドーサが所属していたアメリカ特殊部隊の小隊8名は、危険地帯ラマディで、アルカイダ幹部の監視と狙撃の任務についていた。ところが事態を察知した敵兵から先制攻撃を受け、全面衝突が始まる。反乱勢力に完全包囲され、負傷者は続出。救助を要請するが、さらなる攻撃を受け現場は地獄と化す。本部との通信を閉ざした通信兵・メンドーサ、指揮官のエリックは部隊への指示を完全に放棄し、皆から信頼される狙撃手のエリオット(愛称:ブージャー・ブー(鼻くそブーの意))は爆撃により意識を失ってしまう。痛みに耐えきれず叫び声を上げる者、鎮痛剤のモルヒネを打ち間違える者、持ち場を守らずパニックに陥る者。彼らは逃げ場のない、轟音鳴り響くウォーフェア(戦闘)から、いかにして脱出するのか。


「ウォーフェア 戦地最前線」を見てきました。
私にとってこの映画を見ることは、ある種「義務」のような感覚に近かったかもしれません。というのも、同じアレックス・ガーランド監督の前作『シビル・ウォー アメリカ最後の日』が、1年以上前に観て以来、ずっと私の中に棘のように刺さっていたからです。




『シビル・ウォー』は、カメラのレンズ越しに戦争を見つめる「報道とは何か?」を私たちに突きつける作品でした。あの映画を見た後、私はずっとその問いへの答えを探していました。だからこそ、同じ監督が再び戦争を、そしてA24という『ミッドサマー』などで今いちばん勢いのあるスタジオと組んで描くとなれば、これは見届けるしかありません。
結果として、私は映画館の椅子に縛り付けられたまま、心臓が破裂しそうな95分間を過ごすことになりました。


「映画」ではなく「体験」だった

この映画を一言で表すなら、「実際の戦争を忠実に表したもの」という表現が一番しっくりきます。
それもそのはず、今作はガーランド監督と共に、元ネイビーシールズのレイ・メンドーサが共同監督を務めています。彼が2006年のイラクで実際に体験した、想像を絶する包囲戦がベースになっているそうです。『シビル・ウォー』が「外側から見る戦争」だったとしたら、この『ウォーフェア』は「内側から体験する戦争」でした。そこに映画的な誇張や、感動的なドラマはありません。あるのは、乾いた銃声、怒号、そして耳をつんざくような静寂と爆音だけ。
冒頭からエンドロールまで、私の心臓はずっとドキドキと嫌な音を立てていました。比喩ではなく、本当に脈拍が上がっているのがわかるのです。特に「音」の作り込みが凄まじく、銃弾が空気を切り裂く音がすぐ耳元で聞こえるようで、何度も肩が跳ねそうになりました。



リアルだからこそ感じる、底知れない恐怖
私はもちろん戦争を経験していません。平和な日本で暮らし、毎日を過ごしています。
けれど、この映画が描く「リアル」は、そんな私に「お前も今、戦場にいるんだ」と錯覚させるほどの没入感を持っていました。
画面の中の兵士たちが感じる焦り、どこから撃たれているのかわからないパニック、そして隣にいた仲間が突然動かなくなる理不尽さ。それらが、スクリーンのこちら側にいる私にも容赦なく流れ込んできます。
「戦争は怖いもの」
小学生みたいな感想だと思われるかもしれませんが、観終わった後、一番強く心に残ったのはそのシンプルな、でも絶対的な事実でした。
知識として知っている「怖さ」と、五感すべてで叩き込まれる「怖さ」は別物です。理屈ではなく、本能が拒絶するような恐怖。それを安全な場所でエンターテイメントとして消費していいのかと迷うほど、この作品は誠実かつ残酷に、戦争の現実を突きつけてきました。


A24が描く「今」

『ミッドサマー』で見せたような、美しさと不快さが同居する独特の世界観。A24というスタジオは、私たちが普段目を背けたくなるような人間の本質や、社会の暗部を、圧倒的な映像表現で「体験」させてくれます。
今作でもその手腕は遺憾なく発揮されていました。ウィル・ポールター(ミッドサマーにも出演)をはじめとするキャストたちの、演技とは思えない切迫した表情も素晴らしかったです。
『シビル・ウォー』で「伝えること」の業を問い、『ウォーフェア』で「戦うこと」の現実を描いたアレックス・ガーランド監督。この2作は、セットで語られるべき対の作品なのかもしれません。
映画館を出て、普段通りの街の喧騒を聞いたとき、心から安堵しました。
もし、『シビル・ウォー』を見て何かを感じた人がいたら、覚悟を決めてこの『ウォーフェア』も見てほしいと思います。
そこには、報道だけでは決して伝わらない、剥き出しの「最前線」があります。

これで今日の診断をおわります。


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