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モンゴルいつき組吟行旅行‼️


七月某日、モンゴルへのいつき組吟行旅行を行いましたので、その様子をレポートします。
モンゴル通の池之端モルトさんのお声がけ&アレンジのもと、モルトさん、モルトさんの奥様の響さん、彼方ひらくさん、北野きのこさん、露草うづらさん、碧西里の6名で行ってまいりました。

DAY1 成田→ウランバートル
飛行機が大陸の上空に入ると、日本とは全く違う風景、赤茶けた大地と緩やかな丘の連なりが見えてきました。
ひらくさんは、機内で隣り合わせたモンゴル人の男性に、「俳句とは何か」をレクチャーしていました。早速俳句の種まきをする、いつき組の鑑ですね。
ウランバートルでは、この旅をご一緒する現地ガイドの久子さん、トゥルガーさんが笑顔で迎えてくれました。ドライバーはダミアンさんです。

DAY2 ウランバートル→ウンドゥルシレット
ウランバートルから約200㎞、草原の中の小さな村、ウンドゥルシレットを目指して移動。
街を少し離れると、あとはひたすら地平線まで草原、また草原。遠くに緩やかな丘が見えるとはいえ、とにかく空も大地も広い!!
移動の途中、ガチのバーダー・うづらさんが次々と鳥を見つけ、3羽の大きなクロハゲワシやハマヒバリが観察できました。
また、道中、日馬富士さんが経営しているという牧場も発見!モンゴルの草原に立つ「日馬富士」の相撲の幟、目立ちました。ここでは美味しいアイスを堪能。

ウンドゥルシレット村では、観光客用のゲルに宿泊します。
ゲルは、昼間涼しく、夜暖かくてとても快適です!
ちなみに本当のゲルは、入り口がすべて南を向いているんだそうです。遊牧民が方向をすぐ知るための知恵なのだそうですよ。

この日は、近くを流れる大河・トール川でカヌーに乗りました。
そしてまたバーダー根性を発揮するうづらさん(笑)オールそっちのけで、水辺に集まる鳥の写真を撮りまくります。アジサシやアカツクシガモを観察できたそうです。後ろのひらくさんだけがせっせとオールを漕いでいました。

そしてようやく辺りが暗くなった23時頃(この時期、モンゴルの日の入りは21時くらい)。満天の星空が私たちを迎えてくれました。
草原にシートをひき寝転がり、360°広がる天球の星々を見上げる。天の川が横切り、ときに星が流れ、夏の大三角が美しく輝く…何にも代えがたい経験でした。

大地へ星が落ちるとしたらここだらう

DAY3 ウンドゥルシレット村
眠い目をこすりながら朝5時に起きて、モンゴルの大地から昇る朝日を観賞。
昇る太陽、オレンジに染まる草原と川、そしてキャンプ場の看板娘の白猫・ナランちゃん(モンゴル語で「太陽」の意味)。
今日も爽やかな一日が始まります。
それにしても、本当に湿度が少なくて過ごしやすく、朝晩は寒いくらいです。さすが大陸性気候。

太陽の名を持つ猫や片かげり

この日は、皆で乗馬に挑戦。ベテランのモルトさん・響さんを除けば、ほとんど素人の私たち。ただし、遊牧民の方々がずっと一人ひとりの馬の手綱を引いて導いてくれるので、安全に楽しむことができました。
モルトさん・響さんは引き綱なし、さすがの軽やかな手綱さばき。かっこいい。
私たちは常歩(なみあし)から。比較的早く慣れ、少しずつ速歩(はやあし)に挑戦。うぅ、内臓が鞍で突き上げられる。膝が痛い。
広い空の下、どこまでも広がる草原を、道なき道を馬で闊歩する爽快さといったら、ちょっと言葉で言い表せない。モンゴルの風になり、草を駆け、空を仰ぐ解放感。

口笛をほろり馬上を風薫る

しかし、慣れない乗馬を終えた夕方・・・誰かがぽつりと漏らした一言「モンゴルの新しい地貌季語が誕生・・・『膝笑ふ』」。
そこから次々生まれる派生季語(?)たち(笑)。
・膝死す ・膝天に ・膝戻る ・名残の膝(どれも、夏の観光客が慣れない乗馬で膝をやられてうずくまる様や、治ってきた様。)
他にも ・モンゴルめまとい ・鼠径部死す ・土昇る・土生まる(霾るに対して) など、勝手に季語を創作する言いたい放題の俳人たちでした。

夕方にはモンゴルの伝統衣装「デール」を着用し、弓矢対決で遊びました。
宣統帝溥儀が降臨(!)した人やモンゴルの政財界の大物感を醸し出す人など、皆さんとてもお似合いでした。

DAY4 ウンドゥルシレット村
この日も一日乗馬体験。昨日とは違う丘を越え草原を越え、さる遊牧民の方のゲルを訪問させていただきました。
ここで雨に降られながらの青空トイレ(=草原に掘った穴での用足し)をしたのも良い思い出です。
そして突然、ひらくさんが乗馬に開眼!!乗馬初体験のはずなのに、駈歩(かけあし)通り越して、襲歩(ギャロップ)をお一人でやるという上達ぶり。
やっぱり宣統帝溥儀が降臨しているのか??

夕方には、現地の方がホルホグ(モンゴルの遊牧民に伝わる伝統的な肉料理。骨付きの羊肉と野菜を、直火で熱した石と一緒に大きな金属製の鍋に入れ、密閉して蒸し焼きにする)を作ってくださるとのこと、
その準備のため、羊一頭を屠殺し解体するという一部始終を見学しました。
可愛い羊さんが仰向けにされ、大動脈を断たれ、ゆっくりと命が失われていく様。私たちは文字通り、命をいただいているんですね。
そして、大地を血で汚さぬよう、まず全身の皮を剥いで草原に敷く様が印象的でした。
解体の様子は、逐一きのこさん(獣医さん)の詳細な解説付き(「あれは第1胃ですね~」「あれは気管ですね」などなど)で、とても勉強になりました。

夏の雲美しモンゴルの屠殺の日

そしてホルホグができあがるまで、とうとう始まる袋回し&句合わせ。俳人ですもの、当然です(笑)
実体験に富んだ沢山の秀句が生まれましたが、優勝はなんと、今回の旅のアレンジャーである現地ガイド・久子さん(俳句初挑戦!)の句でした。
やはりモンゴルで生活されている、実体験の句は強い!!

そして、できあがったホルホグは素朴かつ豪快!とびきり新鮮(なんせ、2時間前まで生きていた仔だものね・・・)なので、臭みもなく、内臓も余すことなく料理してくれて、とっても美味しい!!
大量のモンゴルビールと一緒に舌鼓を打ちながら、夜は更けていくのでした・・・

DAY5 ウンドゥルシレット村→ウランバートル
後ろ髪を引かれながらキャンプ地を後にします。
ちなみに、この時期はナーダム(モンゴルで年に一度開催される最大の国民行事・民族の祭典)が国中で開催されており、帰路の途中でウンドゥルシレット村のナーダムのうち、競馬を見学することができました。
20km以上の距離を、主に4~5歳の子供たちが馬を駆って競争するのです。
ゴール直前で追い抜かれた騎手の子が、悔し泣きをしていたのがとても印象的でした。

ナーダムの少年すすり泣けり夏
(これはパクリ、ダメ、ゼッタイ)
(「しかもナーダムがモンゴルの夏の季語だから季重なりですね」←)

キャンプ地でアクティブかつ野性的な生活をしていたせいか、ウランバートルに戻ると購買欲が爆発!
カシミア専門店とノミン(旧国営)デパートでお土産を爆買いしてしまいました・・・
ダイジョウブ、ボーナスアルヨ(片言)

DAY6 ウランバートル→成田
無事帰国!!

長文失礼いたしました。少しでも楽しさが伝わりましたでしょうか?
とにかく俳人は好奇心と知識欲の塊で、話が尽きないこと尽きないこと。
そしてそれぞれ得意分野を持っていて(モルトさんはモンゴルと馬、ひらくさんは豆知識全般、きのこさんは牛や羊など家畜、うづらさんは鳥)、旅行中存分にその力量と個性を発揮していました。
う~~ん、私もモンゴルの植物とか勉強していけば良かったなぁ。ちょっと反省。

とにかく大変楽しいモンゴル吟行旅行でした!完!!!


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