たった一個の予定で休日が終わってしまう人へ──休みを壊さない5つの「配置ルール」
休みの日のカレンダーに、予定がひとつだけ入っている。
たとえば午後3時から、1時間だけ外に出る用事がある。
それだけなのに、昼前からもう落ち着かない。
何かを始めても途中で中断することになりそうで手が止まる。
ごはんの時間もずれる。気づくと、まだ家を出てもいないのに、その日はもう半分使った感じになっている。
僕は長いあいだ、これをうまく説明できなかった。
外から見ると、予定は一個だけ、しかも短い。
だから「それくらいの予定なら、その日全部が潰れるわけじゃないでしょ」と言われると、たしかにそう見えてしまう。
でも僕の中では違った。
確かに予定表には午後3時に予定がひとつあるだけなんだけど、なんだかその日全体に薄く「外出」の予定が塗られている感じがあった。
その予定が入ると、その日はもう自由な一日じゃなくなる。
まるで休みの消費が時間単位じゃなく、ターン制で減っていくみたいだった。
今日は、予定が一個あるだけで一日が使用済みになる人へ、僕が実際に使っている配置ルールを渡すための記事を書こうと思っている。
この先では、なぜそうなるかの説明より、どう置くと壊れにくくなるかを書いていく。
「予定をなくす」理想論じゃなく、「予定がある」前提で、休日の扱い方の話をする。
守るべきなのは空白じゃない。使用済みになる範囲だ
前の僕は、休日を守るには予定を減らすしかないと思っていた。
でも実際は、病院もあるし、散髪にも行きたいし、誰かと連絡を取ったり人と会ったりする日もある。
全部なくすのは無理だった。
それより大きかったのは、予定そのものより、その予定が一日をどこまで使用済みにするかだった。
午後3時に予定があるなら、奪われるのは午後3時だけじゃない。
昼ごはんの時間がずれる。
14時を過ぎると、もう何か始める気がしない。
帰宅して鍵を置いたあと、ソファに沈んだまま夕方が終わる。
時計で見れば数時間しか使っていないのに、その日の手番はもう終わっている。
だから休日で先に見るべきなのは、何時から何時まで予定があるかじゃない。
その予定で、どこまでが潰れるかだ。
予定を減らすより、予定のまわりの期待を外す
ここがいちばん効いた。
前の僕は、休みが潰れるたびに「予定を減らそう」と考えていた。
でも実際に休日を壊していたのは、単に「予定が多いから」じゃなく、
僕が予定の前後に勝手に「できるだろう」と置いていた期待のほうだった。
たとえば、こういうやつ。
午後にしか予定がないんだから、午前も有効に使えるはず
予定が終わったあとすぐに戻れるはず
外に出るついでに他の用事も済ませられるはず
この「はず」が多いほど、休日は壊れやすかった。
病院の日なら、その日は病院だけで終わる日として置く。
午後に人と会うなら、帰宅後に頭を使う予定は置かない。
夕方に予定があるなら、午前を有効活用できると思い込まない。
これは大げさな諦めじゃない。
僕たちが、カレンダーの本命の予定の前後にもうっすら色がついてしまう仕様なら、その使用済みになる範囲に、追加の予定を載せない。
ただそれだけのこと。
予定を減らすより、先に期待を外したほうが、休日は壊れにくい。
この記事は、有料マガジン
「ADHD生活実装パック」にも収録しています。
ADHDを治すのではなく、
ADHD脳のまま暮らしやすくするために、
起動、集中、過集中、休息、睡眠、ダイエット、お金の失敗を
「仕組み」で見直す記事をまとめたマガジンです。
現在、25本収録で 2,500円。
1本あたり100円です。
この記事だけでなく、ADHD生活全体の詰まりをまとめて整理したい方は、
マガジンで読むほうがお得です。
ここから先は

普通ができない人の構造翻訳アーカイブ Vol.1
▶︎「頑張ってるのに報われない」を構造で解く。発達凸凹のキャリア論まとめ。 原因の切り分け → 再設計の手順 → テンプレまで入っています。

ADHD対策パック
▶︎ ADHDを”治す”のではなく、ADHD脳のまま暮らしやすくするための実装集です。起動、集中、過集中、休息、睡眠、ダイエット、お金の失敗…
この記事が参加している募集
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!
