感情を揺さぶる『認知バイアス』 <認知バイアス/偏見>はビジネス・経営・投資・人間関係などで、悲惨な結果を引き起こす
【認知バイアス】
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認知バイアスとは、物事の判断が、直感やこれまでの経験にもとづく先入観によって非合理的になる心理現象のことである。認知心理学や社会心理学での様々な観察者効果の一種であり、非常に基本的な統計学的な誤り、社会的帰属の誤り、記憶の誤りなど人間が犯しやすい問題でもある。
感情を揺さぶる投資の「認知バイアス」とは……。

●正常性バイアス・・・
儲けている人が大勢いるので間違いない
●感情バイアス・・・
儲かる投資に出会えた自分はラッキー
●集団同調性バイアス・・・
みんなやっているから安心できる
●正当化バイアス・・・
自分はツイている、もっと投資しよう
●喪失不安バイアス・・・
辞めると今までの努力が無駄になる
<ビジネス・経営にも『認知バイアス』はある>

①正常性バイアス・ビジネス
儲けている人が大勢いるので、このビジネスにつ込んでも間違いない
✴︎儲けている人が大勢いる段階での参入では遅い、手遅れで結局儲からない
②感情バイアス・ビジネス
儲かるビジネスに出会えた自分は、何とラッキーと思いたい
✴︎無理矢理に自分を納得させる願望にすぎない
③集団同調性バイアス・ビジネス
多くの企業が参入しているので安心、安全だ
✴︎日本人が持つ独特の同調圧力に負けて、自己判断力が無くなっている
④正当化バイアス・ビジネス
自分はツイている、運が強い方だ
✴︎ビジネスは、いつも運が強くツイいているとは限らない
⑤喪失不安バイアス・ビジネス
今、辞めると今までの投資・努力・経費が無駄になる
✴︎退き際を決断できない、未練たらしい根性が、損失を膨らませてしまう
▪️『いつのまにか侵される4つの「認知バイアス」』

DIAMOND 鈴木 心理学者
バイアス1.<決めつけ思考>
心理学用語で「スキーマ」という言葉がある。これは心の枠組みを意味する。
世の中には偏見が満ち溢れている。レッテル張りは、無意識のうちにやってしまっていることが多い。
バイアス2.<欲望>
「本能の赴くままに」という表現がある。
欲望というのは、根源的なある種のバイアスである。
バイアス3.<感情>
嬉しい、楽しい、苦しい、怖いといった感情もバイアスを生む。
「感情」によって、認知の仕方は変わるのだ。
不安という感情は、同じシチュエーションであっても、必ず生まれるとも限らないのだ。
自分でどんどん不安な材料を探して、不安になっているといえる。
バイアス4.<自己意識>
心理学では、自己評価など自分自身に意識を向けて認識することを「自己意識」と呼んでいる。
自己意識が高い・低い、強い・弱いという表現で使われることが多い。
★こうした認知バイアスが思い込みを生み出し、増強させていくのである。
もちろん、偏りをまったくなくして世界を見ることは不可能だろう。
しかし、こうしたバイアスがかかっていることに意識的になるだけでも、冷静になれたりするものである。
【アンコンシャス・バイアス(無意識バイアス)とは?】

アンコンシャス・バイアス(無意識バイアス)とは、自分自身は気づいていない「ものの見方やとらえ方の歪みや偏り」を言う。
アンコンシャス・バイアスは、その人の過去の経験や知識、価値観、信念をベースに認知や判断を自動的に行い、何気ない発言や行動として現れる、自分自身では意識しづらく、ゆがみや偏りがあるとは認識していないため、「無意識の偏見」と呼ばれる。
<職場でよくあるアンコンシャス・バイアス例>

▪︎雑用や飲み会の幹事は若手の仕事と決まっている
▪︎血液型で相手の性格を想像してしまう
▪︎育児中の女性社員に営業はムリと思ってしまう
▪︎お酒が飲めないと付き合いが悪いと言われる
▪︎相手の年齢や性別で話し方を変える
▪︎定時で帰る社員はやる気がないと思う
▪︎上司は部下よりも優秀でなければならないと思う
▪︎腕を組んだり、足を組んだりしながら、相手の話を聞く
▪︎パソコンの画面を見ながら相手の顔を見ずに話をする
▪︎新卒入社が前提であるかのような発言がある
▪︎実績も能力もある社員が「私にはできない」と役職を断る
▪︎女性社員にのみ名刺をつくらない
▪︎話を途中で遮ったり、軽く扱うような態度をとる
▪︎お茶出しは女性がやるものと決まっている
▪︎「普通は〇〇だ」「それって常識だろ」ということがよくある
▪︎ある人の名前をいつも間違えたり覚えていない
<アンコンシャス・バイアスの代表的な例>

▪️組織の正常性バイアス
危機的状況になっても、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりする。
うちの会社は大丈夫/自分の部署には関係ない/たまたま今回起こっただけ。
▪️集団の同調性バイアス
集団に所属することで、同調傾向・圧力が強まり周囲に合わせてしまう。
会議は満場一致が原則/コンプライアンス違反/ハラスメント的な指導が常態化しているが、誰も意見しない。
▪️アインシュテルング効果
慣れ親しんだ考え方やものの見方に固執してしまい、他の視点に気づかないか無視してしまう。
過去の成功体験にこだわる/どんなにいいプロジェクト案も前例がないと許可されない。
▪️コミットメントのエスカレーション
過去の自分の意思決定を正当化し、自分の立場に固執したり、損失が明確でも引けなくなってしまう。
多額の投資をした不採算プロジェクトが撤退できない。
▪️個人のハロー効果
ある人物に好意を抱くと、その人物に対するすべてのものに対して好意的に考える。
学歴が高い人は優秀/同じ趣味を持つ人/自分を慕う後輩。
▪️ステレオタイプバイアス
あるグループに所属するものには特定の特徴があると判断する。
裁判官は男性/高齢者にITは向いていない/外国人は自己主張が強い。
▪️確証バイアス
仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視、
または集めようとしない。
ワーキングマザーは仕事より家庭を優先する/長時間働かないと成果が出ない。
▪️慈悲的差別
少数派に対する好意的ではあるが勝手な思い込み。
子どもがいる女性には負荷の高い業務を任せない/気が利き職場を明るくする社員は好まれるが、評価・昇進の対象ではない。
▪️インポスター症候群
自分への過小評価・可能性を閉ざしてしまう思い込み。
上司は推薦するが、私にはリーダーは無理/どうせ上手くいかない。
<アンコンシャス・バイアスに対処する3ステップ>

(株)クオリアより
養老孟司 著 「馬鹿の壁」

誰にでも馬鹿の壁はある。
🌀 どんな人も何らかのフィルターをかけてものを見ているから、フィルターを時々交換しないと、自分の見方に溺れてしまい、「馬鹿の壁」は高くなる。
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