【カターレ研究所note支店】アウェイ新潟戦
※要注意事項
今回の新潟戦では、3-2の90分決着となりました。そのため選手評価の部分は、【太字部分】(得点関与に関係したプレー)と、【総評】だけを読んでいただければ大丈夫ですので、細かなプレーの説明は飛ばし読みしていただいて全然OKです、細かなプレーをわざわざ書いているのは、自分用の総評のためのメモ書きなのですから。
【ハイライト動画】
【スタメン&交代選手】
〔スタメン〕

①CF 15 坪井(63分OUT) ⭐️5.0(5点満点)
😁GKまで猛烈ハイプレス(8回)
😁PA内こぼれ球をシュート(1得点目)
😁ポストプレー(亀田にパス)(松岡にパス)(深澤にパス)(バイタル中央にスルーパス)(4回)
😁ワンタッチパス
😁地上戦攻撃デュエル勝利
😁ビルドアップ時のプレスバックでボール奪取
😁間接FK時、壁に当たって跳ね返って来たボールをPA内ダイレクトシュート(2得点目)
😁FK時、囮のジャンプ(3得点目)
😁PA内クロスをクリア(CKを与える)
😁インターセプト
🥶空中戦攻撃デュエル敗北
【総評】ゴールへの嗅覚、シュートコースのコントロールなど、ストライカーとしてこれ以上ないアピールになっただろう。GKへの前プレも積極的に行い、CFでのスタメン起用も考えられる。テウォンとはまた違うタイプで、他選手との組み合わせや、対戦相手によって使い分けしても良いだろう。
②右シャドー 9 吉平(63分OUT) ⭐️4.5(5点満点)
😁こぼれ球回収(2回)
😁胸トラップ(2回)
😁ワンタッチパス(8回)
😁CK時、バックヘッドすらし(1得点目)
😁左サイドへの展開のフライパス
😁プレスバックでボールに先に触りGKにバックパス
😁ビルドアップをインターセプト
😁左サイド奥への裏抜けロングフィード
😁パスカット(2回)
😁左CBのパスコース切りプレス(2得点目)
😁ポストプレー(谷本にパス)
😁FK時、デコイラン(3得点目)
😁右から左へサイドチェンジ
😁インターセプト(2回)
😁PA内フライパスをインターセプト
🥶フェイントに引っかかる剥がされる
🥶地上戦守備デュエル敗北
🥶パスミス
【総評】3得点全てに何らかの形で関与しており、チームの潤滑油として見えない貢献を毎試合続けている。また守備面でも貢献度が高く、ハイプレスやプレスバックを惜しみなく行い、キャプテンとして闘う姿を見せているのも、カターレのモチベーターとして欠かせない存在。
③左シャドー 7 亀田 ⭐️4.5(5点満点)
😁ワンタッチパス(5回)
😁GKまで猛烈ハイプレス(2回)
😁地上戦守備デュエル勝利
😁バイタル右から中央ドリブル突破→溝口にパス
😁足トラップ(2回)
😁こぼれ球回収(4回)
😁PA内ダイレクトシュート(DFがブロック)
😁単騎ドリブル中央突破(3回)
😁バイタル中央ミドルシュート(DFがブロック)
😁ポストプレー(坪井にワンタッチパス:DFのバックパスをGKがキャッチしPA内間接FK獲得)(2得点目)(PA内で西矢にパス)(2回)
😁間接FK時、PA内ダイレクトシュート(壁に当たる)(2得点目)
😁インターセプト
😁パスカット
😁フリック
😁左サイドポケットからカットインシュート(DFがブロックしGKがキャッチ)
😁左タッチライン際単騎ドリブル突破
😁プレスバックでボール奪取(2回)
😁左サイドポケットからシュート(DFがブロックしCK獲得)
😁ヒールパス(2回)
😁CK崩れ時、バイタル左からダイレクトミドルシュート(DFがブロック)
😁中央から右サイド奥への単騎ドリブル突破
😁右利きプレイスキッカー
😁CK時、ニヤへのピンポイントクロス
🥶地上戦攻撃デュエル敗北
🥶地上戦守備デュエル敗北
【総評】この試合も亀田らしいトリッキーなプレーが数多く見られた。フリックやヒールパスなどで翻弄し、守備陣を混乱に陥れた。また単騎ドリブル中央突破で2~3人を釣り出して、ボールを失わないのは明確な武器である。ただゴールを生み出せなかった事、守備貢献がやや低い点が-0.5点である。
④右WB 8 松岡(58分OUT) ⭐️4.5(5点満点)
😁ワンタッチパス(7回)
😁空中戦守備デュエル勝利
😁右サイドアーリークロス
😁空中戦攻撃デュエル勝利
😁胸トラップ
😁右サイド奥への裏抜けロングフィード
😁左利きプレイスキッカー
😁CK時、ピンポイントクロス(1得点目)
😁左サイドへの対角ロングフィード
😁PA内侵入しヘディングシュート(GKがセーブ)
😁PA内中央へのフライクロス
😁左SHのパスコース切りプレス(2得点目)
😁右サイドカットインクロス
😁インターセプト
😁こぼれ球回収
😁地上戦攻撃デュエル勝利
😁パスカット
😁右サイドから中央へのドリブル単騎中央突破
【総評】2得点に関与した貢献度が大きい。やはり攻撃面では松岡の左足は脅威であり、高精度のクロスやロングフィードでパスを散らした。またPA内侵入してヘディングシュートという、これまであまり見せて来なかったプレーの幅を広げている。やはりWBとして守備力が気になる所である。
⑤左WB 32 溝口 ⭐️4.5(5点満点)
😁左サイド裏抜けミドルフィードをインターセプト(4回)
😁左サイド奥からPA内クロス
😁アウトサイドキック
😁左サイド奥から左サイドポケットへスルーパス&左サイドポケットへゴー
😁左サイドポケット奥からPA内クロス
😁PA内クロスのこぼれ球を回収し、左サイドを単騎ドリブル突破
😁こぼれ球回収(3回)
😁ワンタッチパス(2回)
😁地上戦守備デュエル勝利
😁左サイドを単騎ドリブル突破(3回目CK獲得)(3回)
😁CK崩れ時、中央から左サイドポケットへセンタリング(2回)
😁左サイド奥から左サイドポケットへスルーパス&バイタル中央へゴー
😁バイタル中央からダイレクトミドルシュート(GKがセーブ:CK獲得)
😁PA内クロスをブロック
😁PA内こぼれ球をクリア
🥶PA内でのスライディングタックルをかわされてPA内クロスを上げさせた
🥶PA内で足を滑らせたのか?PA内クロスを上げさせた
【総評】この試合では守備面でも大きく貢献した。スピードを活かした守備で、先回りしてパスカットやブロックが多く見られた。左サイドをアイソレーションで、単騎で前進してくれる存在は大きいが、最近は亀田との連係プレーで守備陣を混乱に陥れている場面が増えた。
⑥右ボランチ 14 谷本 ⭐️4.5(5点満点)
😁空中戦守備デュエル勝利
😁PA内クロスをブロック
😁ヘッドでワンタッチパス
😁CK時、GKをスクリーンプレーでブロック(1得点目)
😁左サイドポケットから左サイドポケット奥へのスルーパス
😁パスカット(2回)
😁インターセプト(2回)
😁こぼれ球回収(4回)
😁ワンタッチパス(5回)
😁ターンとフェイントでマークを2枚剥がす
😁右サイドアーリークロス
😁足トラップ(2回)
😁PA内スルーパス
😁バイタル中央から左サイドポケットへのスルーパス
😁CK崩れ時、バイタル中央からミドルシュート(DFがブロック)
🥶地上戦守備デュエル敗北(右サイドでフィジカル負けしボール奪取される)
🥶空中戦守備デュエル敗北
【総評】「アダッチングフットボール」を影で支えるダイナモ的存在。パスカットやこぼれ球回収で、ボール保持の機会を多く創出している。また攻撃でもPA内へのスルーパスを多く出すなど、決定的な場面も多く創出している。しかしフィジカルの弱さを少し露呈するシーンも見られた。
⑦左ボランチ 20 チョンウヨン(75分OUT) ⭐️5.0(5点満点)
😁ワンタッチパス(9回)
😁こぼれ球回収(5回)
😁アウトサイドキック
😁PA内こぼれ球をクリア(2回)
😁ダイレクトミドルシュート(GKがセーブ:CK獲得)
😁パスカット(2回)
😁楔のスルーパス
😁左サイドポケットへのスルーパス
😁直接FKシュート(枠外)
😁マークをターンで剥がす
😁PA内ワンタッチスルーパス(2得点目)
😁間接FK時、何度もキックフェイントを入れて揺さぶりを掛けながら、足裏キック(2得点目)
😁インターセプト(3回)
😁FK時、超高精度ピンポイントPA内クロス(3得点目)
😁左サイドポケット奥へのスルーパスをパスカット
😁大きくなったドリブルを見逃さずボール奪取
😁CK時、ファーへのピンポイントクロス
🥶パスミス(4回)
🥶地上戦守備デュエル敗北(センターサークル付近でフィジカル負けしボール奪取される)
【総評】この試合では珍しくパスミスが多く見られた。ビルドアップ時でのパスミスもあり、後半交代した所を見るとコンディションが良くなかったのかもしれない。しかし超高精度ピンポイントクロスに狂いはなく、セットプレーは期待感しかなく、パスミスを差し引いても満点評価です。
⑧右CB 13 深澤 ⭐️4.5(5点満点)
😁ヘッドでワンタッチパス(2回)
😁PA内クロスをヘッドでクリア
😁パスカット
😁右サイド奥への裏抜けロングフィードをインターセプト(2回)
😁マークを股抜きドリブルで剥がす
😁こぼれ球回収(3回)
😁ワンタッチパス(5回)
😁右サイドへのロンググラウンダーパス(5回)
😁右サイド奥への裏抜けロングフィード(4回)
😁空中戦守備デュエル勝利(3回)
😁ゴールガラ空き状態でのPA内クロスをヘッドでクリア
😁インターセプト(2回)
😁PA内クロスを足でブロック(CKを与える)
😁PA内スルーパスをクリア
😁バイタル中央のこぼれ球をクリア
😁バイタル中央へのパスをパスカット
😁左サイドへの対角ロングフィード(2回)
😁右サイドから中央へのロングフィード
😁アウトサイドキック
😁右サイドポケットへのスルーパス
🥶右サイドでPA内クロスを上げさせる
【総評】前半はあまり見せ場がなかったのは、松岡との相性かもしれない。代名詞のオーバーラップがあまり見られなかったが、西矢、小川、中島に交代後は、最後方からロングスルーパスやロングフィードで、右サイドの攻撃を活性化させた。守備はほぼ満点評価で、すっかり右CBが板についてきた。
⑨左CB 3 香川勇 ⭐️4.0(5点満点)
😁地上戦守備デュエル勝利
😁空中戦守備デュエル勝利(2回)
😁PA内こぼれ球をクリア
😁左サイドオーバーラップ
😁こぼれ球回収(3回)
😁ワンタッチパス
😁PA内スルーパスをインターセプト
😁左サイドアーリークロス
😁PA内クロスをクリア(ヘッド2回)(3回)
😁インターセプト(3回)
😁楔のスルーパス
😁パスカット
😁FK時、岡本をフリーにするスクリーンプレー(3得点目)
😁ゴールガラ空き状態でのPA内こぼれ球をヘッドでクリア
😁PA内ドリブル侵入をクリア
😁CK時、西矢のPA内クロスをPA内中央でダイレクトシュート(GKがセーブ)
😁PA内スルーパスからのシュートをブロック
🥶空中戦守備デュエル敗北(バイタルのフリーの選手にボールが渡りシュートを撃たれる)
【総評】積極的なオーバーラップは少なく、攻撃参加の回数は多くなかったが、守備面では新潟の攻撃をことごとく跳ね返した。左CBだがPA内での危険な攻撃の芽を数多く摘み取っており、影の勝利の立役者と言ってよいだろう。守備デュエル勝利も多くあり、派手さはないが欠かせない存在。
⑩56 中央CB 56 岡本(75分OUT) ⭐️5.0(5点満点)
😁PA内クロスをブロック
😁中央裏抜けロングフィードをヘッドでインターセプト(4回)
😁左サイド奥への裏抜けロングフィードをインターセプト(2回)
😁楔のスルーパス(2回)
😁空中戦守備デュエル勝利(3回)
😁CFへのパスをインターセプト(2回)
😁中央へのロングスルーパス(3回)
😁こぼれ球回収(3回)
😁FK時、PA内ヘディングシュート(3得点目)
😁FK時、PA内クロスをヘッドでクリア
😁PA内シュートをブロック
😁左サイド奥へのドリブルをインターセプト
😁パスカット
😁単騎ドリブル中央突破
😁中央アンダーラップ
😁CK時、ファーの位置からヘッドでPA内クロス
😁CK時、左サイドポケットからシュート(DFがブロックしCK獲得)
😁CK時、左サイドポケットからPA内クロス(DFがブロック)
【総評】この試合では大きなミスがなく、中央CBとしての安定感や安心感が感じられた。また最後方からでもドリブル中央突破やロングスルーパスなどで、持ち味の攻撃力を見せられただろう。何よりFKをヘッドでゴールを決めてくれた事が大きく、セットプレー時は特に岡本に期待がかかる。
11◯ GK 1 平尾 ⭐️4.0(5点満点)
😁高い位置でビルドアップ参加
😁PA内クロスをパンチング
😁中央裏抜けロングフィードを前に出てクリア(ヘッド1回)(2回)
😁FWとの1対1の場面を全身を使ってセーブ
😁ビルドアップ時、ボランチに楔のスルーパス
😁CK時のハイボールをキャッチ
😁どフリーのFWのヘディングシュートをセーブ
😁ゴール前のこぼれ球のシュートを全身を使ってシュートコースを消す(シュートはクロスバーに直撃)
😁FK時、タイミングよく飛び出しパンチング
😁PA内スルーパスを飛び出してキャッチ
😁FWが詰めていた状況でPA内クロスのハイボールをキャッチ
🥶PA外での裏抜けロングフィードをミスキック(ボール奪取されゴールをガラ空きにする)
🥶ロングフィードがタッチラインを割ってしまう
【総評】PA外のプレーで危ないシーンがあったが、PA内では1対1のようなシーンを3度もビッグセーブしてくれた。ハイボール処理のキャッチングや、危険時にはタイミング良く飛び出してピンチを何度も防いだ。2失点は平尾に落ち度はなかったので、引きずらずに気持ちを切り替えて欲しい。
〔交代選手〕

12◯ 23 右WB 西矢(58分IN) ⭐️3.5(5点満点)
😁FK時、PA内クロスをヘッドでクリア
😁インターセプト
😁CK時、CKのファーのクロスをPA内クロスで折り返し
😁こぼれ球回収(2回)
😁CK崩れ時、右サイド奥からPA内クロス(DFがブロック)
😁ワンタッチパス(3回)
😁CK時、ニアでヘディングシュート(DFがブロック)
😁PA内クロスをヘッドでクリア
😁右サイドポケットへの裏抜けロングフィード
😁空中戦攻撃デュエル勝利
🥶パスミス(2回)
🥶右サイド奥でPA内クロスを上げさせた
【総評】右WBとして出場したが、攻撃も守備もしっかりこなした…という印象である。ワンタッチパス、こぼれ球回収などは安達監督が志向するプレーだが、それも数多く見せてくれたので今後の出場機会も増えるだろう。守備力に元々SBのため問題はないが、パスミス2回という事が評価を下げた。
13◯ 30 CF 中島(63分IN) ⭐️2.5(5点満点)
😁GKまで猛烈ハイプレス
😁センターサークルから右サイド中央まで単騎ドリブル突破
😁フリック
😁スクリーンプレーでボールキープ→小川にパス
😁胸トラップ
😁ポストプレー(西矢にパス)
😁空中戦攻撃デュエル勝利
😁こぼれ球回収
【総評】途中交代で入ってきた割にはあまり運動量が感じられず、そのせいかボールタッチ機会も少なかったように感じた。しかし3-0の状況で守備タスクをメインで出場させられたとなると、中島が良さを出せなかったのは仕方がない事かもしれない。もっとアグレッシブな41歳のプレーが見たかった。
14◯ 11 右シャドー 小川(63分IN) ⭐️4.0(5点満点)
😁胸トラップ
😁ワンタッチパス(2回)
😁GKまで猛烈ハイプレス
😁スクリーンプレーで体を前に入れてCK獲得
😁こぼれ球回収
😁右サイド奥まで単騎ドリブル侵入→PA内クロス
😁インターセプト(2回)
【総評】途中出場だが「爆走漢」の名の通りピッチ全体を駆け回って、守備に攻撃に奔走した。前から積極的にプレスに行って、こぼれ球回収やインターセプトで守備貢献。また混戦の右サイドで取られかけたボールを取り返して、奥まで走りPA内クロスを上げたのはいかにも小川らしいプレーだった。
15◯ 22 左ボランチ 椎名(75分IN) ⭐️3.0(5点満点)
😁こぼれ球回収
😁ワンタッチパス(3回)
😁サリーでビルドアップ参加
😁右サイド奥への裏抜けロングフィード
😁胸トラップ
😁パスカット
【総評】出場時間が少ないので評価が難しいが、サリー、パスカット、こぼれ球回収などは、安達監督が志向するボール保持のプレーで、一定の評価は出来る。ウヨンや谷本からポジションを奪うには、さらに何らかの「決定的な武器」を磨かないといけない。何を見せてくれるのか?が楽しみである。
16◯ 19 中央CB 實藤(75分IN) ⭐️3.5(5点満点)
😁中央裏抜けロングフィードをパスカット
😁ワンタッチパス
😁PA内こぼれ球をクリア
😁PA内クロスをクリア
😁パスカット
😁インターセプト
😁シュートコースを消すスライディングタックル
😁右サイド奥への裏抜けロングフィードをインターセプト
【総評】出場時間が少ないので評価が難しいが、新潟の猛攻に耐えていた時間帯での投入だったので、おそらくクローザー的なタスクを与えられていただろう。しかしPA内での危険なプレーもクリアで危機回避し、タスクはしっかりこなした。ベテランらしいクレバーなプレーも多く見られた。
【得点と失点】
〔1得点目:11分〕坪井
ウヨンのダイレクトミドルシュート→バウマンがセーブしCK獲得→松岡がニアにCKを蹴る→吉平がニアに走りバックヘッドすらし→舞行龍がクリアするもPA内にこぼれる→坪井がゴール右隅奥からこぼれ球をシュートで押し込む
①新潟の守り方はゾーン。カターレの選手達はゾーンの前に5人、バウマンの前に谷本を配置。ここでカターレは、ゾーンの中に入って行き、お得意の「バックヘッドすらし」を狙う。吉平がニアですらしたが、すらしたボールは舞行龍の足下に。舞行龍は体勢を崩しながらのクリアだったため、ゴール右隅奥までしかクリア出来ず、その位置にフリーで構えていた坪井が、角度のない所からでもきっちり左サイドネットに押し込む、ストライカーらしい見事なシュート。このゴールはカターレの運の良さではあるが、その運をしっかりゴールに決め切れたのが良かった。新潟の守備に落ち度はありません、これはカターレが上手かったと褒めるしかないでしょう。
②最近、「サッカーのバスケ化」を感じる事が多く、特にスクリーンプレーで「相手の前に出る」「相手を前に出させない」というプレーが頻繁に観られるようになりましたが、このCKでは バウマンの前に1人立っていた谷本が、松岡がキックした瞬間にバウマンをスクリーンプレーで、前に出させないように背中でブロックしています。谷本が前にいた事で、もしかしたらバウマンがもっと前に出て坪井のシュートコースを消していれば、入らなかった得点かもしれません。谷本の見えない貢献度は大きいです。
〔2得点目:37分〕坪井
新潟のビルドアップ時→バウマンから佐藤へパス→カターレは吉平と松岡の2人でプレス→佐藤から白井へのパスがズレて、ウヨンが亀田にワンタッチPA内スルーパス→亀田のポストプレーで坪井にワンタッチパス→坪井にパスは通らず、舞行龍がバウマンにバックパス→バウマンがキャッチしたためPA内中央で間接FK
ウヨンがキックフェイントを入れて、ゴール前で壁になった新潟の選手達を揺さぶる→ウヨンは亀田に足裏パス→亀田のPA内ダイレクトシュート→新潟の壁に弾き返される→こぼれ球を坪井がPA内ダイレクトシュート
①まずは間接FKになってしまった事について考えないといけない。坪井がプレスバックでゲリアからボール奪取。溝口→坪井とパスを出すも坪井のポストプレー(PA内スルーパス)は味方がおらず、ゲリアが回収する。ゲリアの斜め前に吉平と亀田がいたため、ゲリアの目の前の大西にパスを出すと、大西はすぐにバウマンへのバックパスを選択。亀田がバウマンまでプレスをかけに行ったため、バウマンは佐藤に横パス。佐藤には吉平と松岡の2人が、縦と横のパスコースを消しながらプレスに行った事で焦りが生じたのか?白井への斜めへのパスコースしかなく白井へのパスがズレる…パスコース限定プレスが上手くハマった形である。そのこぼれ球をウヨンがワンタッチでPA内スルーパスを亀田に出し、亀田はポストプレーで坪井に横パスを渡すも、息が合わす舞行龍にボールが渡り、舞行龍のバックパスをバウマンが誤ってキャッチしてしまう…という流れです。
つまり新潟は、自分達のビルドアップミスを2回も突かれていて、守備陣には相当な動揺があったと思われます。ゲリアの坪井のプレスバックによるボールロスト、坪井のPA内スルーパス、佐藤のパスミス、ウヨンのワンタッチPA内スルーパス…10秒間くらいで、相当危険なシーンを自陣PA付近で4回作られています。なので危険を回避したいあまりに思わずバウマンが条件反射的にキャッチしたのか?それともバウマンには坪井のシュートに見えたのか?真意は計りかねる所ですが…こういったミスもカターレの前線からのプレスやパスカットから生まれた「圧力に屈した」失点…と感じます。
②しかし私の40年のサッカー人生で、バックパスのキャッチ違反ルールが施行されてから、バックパスのキャッチは初めて見ました。なので間接FKになる事も初めて知りました。しかしウヨンはやはり曲者ですね、何回もキックフェイントを入れて、壁に揺さぶりをかけて隙間が出来る場所を探していたのでしょう。そして足裏パスで亀田のPA内ダイレクトシュートは、もちろん壁が多すぎて入らない事はわかっていました。しかし壁に当たったこぼれ球の位置を予測していたかのように、豪快に振り抜いたPA内ダイレクトシュートをゴール左隅に突き刺しました。左側は壁が崩れた事も見切って、そしてフカさないようにしっかり枠内に刺せる坪井はやはり「ストライカー」なのでしょう。
〔3得点目:43分〕岡本
深澤、亀田、松岡、谷本の4人のパス回しで新潟を右サイド攻略を試みたところ、白井が谷本にファールをし右タッチライン際でFK獲得。FKのキッカーはウヨン、PA内中央へ超高精度ピンポイントクロスを蹴り込み、岡本がヘッドで合わせてゴール左隅に叩き込んだ。
①これはただただウヨンの超高精度ピンポイントクロスの質と、岡本のポジショニングやジャンプのタイミングや枠内に飛ばしたヘッドの技術を称賛するしかないゴール。ウヨンが蹴った後、吉平がゴール前に走った事で、新潟守備陣は後ろ向きでゴール前へと下がっていく。しかしキックの軌道はPA内のライン上くらいのボールで、まずは右手前の坪井がヘッドで当てるフリのジャンプをする。それが当たらない事がわかると、香川勇が岡本の右側に立って新潟守備陣の壁になり岡本にスペースを与えたので、新潟守備陣は後ろ向きになっていた事もあり、岡本はまあまあフリーな状態でヘッドを狙えただろう。「これは偶然」「たまたま上手くいった」可能性も考えられるのだが…キッカーが超高精度キックを持つウヨン、ゴールが長身の岡本だと考えると…「この形を狙っていた」可能性も大いに考えられます。
②しかしそもそもこのFKをどうやって得たのか?と振り返ると…
深澤→亀田(ドリブル)→松岡→亀田(ドリブル)→松岡→谷本(ファールを受ける)
という流れで、ワンタッチパスと亀田のドリブルで、新潟の右サイドを混乱させた事で、アンカーの白井がたまらず右サイドまでヘルプに行ってファールしたと思われます。なので白井はこの流れを止めるためのテクニカルファールだったのかもしれませんが…今後の試合で、ウヨンが出ている時は「うかつにファール出来ない」という重圧を与える、将来的にも価値のあるFKゴールだったと思われます。
〔1失点目:66分〕マテウスモラエス
カターレのスローイン→溝口→香川勇→平尾にバックパス(足を滑らせる)→平尾までプレスに行っていたモラエスがボールを拾ってゴール
①このゴールは何も言えません。誰もあそこで平尾が足を滑らせるとは思っていなかったでしょうし、平尾自身もこんな事になるとは思ってもいなかったでしょう。カターレに落ち度は一つもありません。ただ「平尾までプレスを掛ければ何かが起こる」と思ってプレスに行った、モラエスを称えるべきでしょう。平尾が足を滑らせた瞬間の全速力スプリントは非常に怖かったですね。サッカー、本当に何が起こるかわかりません…ただモラエスの献身的前プレが生んだ得点でした。しかし前半でも最前線の坪井が足を滑らせるシーンがあったので、ピッチの半分は滑りやすい芝の状態だったのかも知れません。
〔2失点目:82分〕笠井
實藤がPA内こぼれ球をクリア→バイタル左で新井がこぼれ球回収→左サイドに移動してきた藤原にパス→PA内中央の笠井にPA内グラウンダースルーパス→笠井はシュートしやすい位置に上手くトラップして振り抜きボレーシュート
①實藤がクリアしてからの流れでは、新潟の素早くて正確な攻撃は新潟を称賛すべきであり、カターレに落ち度はない。しっかりと新井がこぼれ球回収、藤原はシュートしやすいグラウンダースルーパスを出し、笠井は右足が振り抜きやすい位置にトラップでボールを跳ね上げてからの、迷いのないボレーシュートだった。カターレの守備力を、新潟の攻撃力が優った事なので、カターレはノーチャンスだっただろう。
②しかしこのゴールに結び付いたのには、30秒ほど前のカターレのプレーに原因があると考えられる。新潟のビルドアップ時に、カターレは大した前プレもせずに、5-2-3の形で守備ブロックを敷いていたが、左CBの舩木に2-3のブロックを貫き通す、左から右への楔のロングスルーパスを右IHの笠井に通させてしまった事で、守備ブロックは全員下がらざるを得なくなり、2回PA内クロスを許したために、ゴール前で6バックを作らざるを得なくなった。これではこぼれ球回収は難しく、いつかは失点するのは時間の問題だっただろう。確かに舩木の楔のスルーパスは秀逸だったが、中島、小川、椎名に変えて、スタミナはたっぷり残っていたメンバーの2-3ブロックの隙間を簡単に通してしまった辺りに、カターレの守備意識の危うさが出たシーンだったように思える。
【収穫と課題】
〔収穫〕
①前々節の愛媛戦の課題として、「ウヨンがいながら、どうしてセットプレーで点が取れないの?」という課題を、しっかり収穫に変えてくれた事は大変満足しています。
1得点目は「キッカーは松岡なの?」と思いましたが、松岡はニアの吉平にしっかり合わせて、吉平はカターレお得意の「バックヘッドすらし」でPA内中央にボールを流し、舞行龍のクリアを坪井が押し込んでゴール。
2得点目は「PA内間接FK」という非常に珍しい形でしたが、亀田のシュートはブロックされるも、坪井が壁のない左隅に蹴り込むゴール。
3得点目はキッカーはウヨンで、代名詞の超高精度ピンポイントクロスで岡本を狙い、岡本はヘッドで合わせてゴール。
昨年のカターレでは、セットプレーのたびに失望していました。「どうせ入らないのに…」と。「高身長選手がいない」「高精度プレイスキッカーがいない」という現実がありましたが…今シーズンは高身長選手にウヨン、岡本、テウォンがいて、高精度キッカーにウヨンがいて、こぼれ球を押し込んでくれる坪井がいる。しっかりデザインすれば「セットプレーでの得点」は期待出来る…そう思わせてくれる3得点でした。
②これも前々節の愛媛戦の課題として、「枠内シュート率…低くないですか?」を挙げましたが、新潟戦はシュート16本に対して枠内シュート7でしたが(DAZN調べでは24本で枠内23本だったような)…約2本に1本は枠内を捉えており、これも改善が見られました。7本が枠に入れば2点は取れる可能性があります。
新潟戦ではウヨン、溝口のミドルシュートが枠内を捉えていたため、DFがブロックしたりGKがセーブしたりして、CKを獲得しています。もちろん坪井のようにしっかりゴール出来れば良いのですが、枠内に撃てればセットプレーに持ち込めます。そして収穫①で挙げたように「セットプレーで得点」すれば良いのです。「枠内に収めて、セットプレーで仕留める」…カターレの得点の方程式になれば、もっと得点力が上がるでしょう。
③やはりこの試合も、坪井に触れない訳にはいかないでしょう。昨年の徳島在籍時の坪井は「シュートも狙えるが、チャンスメイクもしてくれる万能型ストライカー」という評価でした。夏頃からバルセロス、アンデルソンがケガから復帰し、坪井の出場は途中交代からとなり、出場機会は激減していたので、カターレに移籍後は「試合勘が鈍っていないか?」が心配でした。
しかしそんな私の心配は杞憂に終わり、「ここにいればボールが転がってくる」というストライカーの嗅覚は味方ながら恐ろしく、2得点もポジション取りがあまりにも的確すぎて、後は「振り抜いて枠に入れるだけ」の状態でシュートを撃っていました。「万能型ストライカー」という評価、改めないといけませんね。もしかしたら本来は「ボックスストライカー」なのかもしれません。徳島では渡というボックスストライカーがいたので、黒子役に徹していただけかもしれません。カターレにはテウォンという「偽9番ストライカー」がいますが、愛媛戦のように後半60分前後に坪井、亀田、テウォンの1トップ2シャドーを交代で入れ替えると、物凄い破壊力が生まれるのではないかと、期待は膨らむばかりです。
④この試合で覚醒が感じられたのは岡本だろう。得点ももちろんそうだが、岡本の攻撃力に関してはこれまでも高い評価をしていた。また空中戦の強さも安心して見ていられたが、地上戦での守備は毎試合不安だった。マッチアップする相手がCFである事が多いため、フィジカル負けで地上戦デュエル勝負で勝てないシーンが多かった。しかしこの試合では地上戦デュエルで負ける事なく、J2強度の守備力に慣れてきたのかもしれない。このまま成長していけば、J2でも屈指の「リベロ(攻撃参加する3バックの中央CB)」に成長する可能性がある。守備強度に関しては、途中交代したクレバーなディフェンスが光る實藤や、フィジカルに優れた今瀬の領域にはまだ達していないのかもしれないが、たくさん出場機会を得て経験値を積めば守備強度も上がっていくだろう。100年構想リーグが終了する頃には、中央CBの座を射止めていて欲しい…そういう期待が持てるプレー内容だった。
〔課題〕
①最近のカターレの試合を観ていると、ある傾向を感じます。カターレは3-4-3ですが、「4バックでパスワークの上手い」チームに苦戦する傾向があるのではないか、と。大阪はパスワークの上手いクラブではありませんが、奪ったらすぐにサイド奥にロングフィードでカウンター…という戦術に苦戦しました。愛媛、新潟は4バックでパスワークの上手いチームで、中央の楔のスルーパスを何本も許してしまった印象があります。3バックと4バックはポジショニングがほぼ嚙み合わず、お互いにズレが生じてお互いにパスで崩せる状況なのですが…カターレの方がそのズレを活かせず、むしろ愛媛や新潟が気持ち良くパスを回している印象を受けます。私が考えるその原因は…
❶愛媛や新潟は元々パスワークの上手いポゼッションチームだったので、一年ほど前からポゼッションサッカーを志向し始めたカターレとは、パス回しの技術に一日の長がある事。
❷カターレの1トップ2シャドー+ダブルボランチ+2WBが、4バックチームのプレスの掛け方の約束事が定まっていない。また選手の中にも、積極的に前プレを掛けてくれる選手と、そうでない選手がいる。
そもそも4バックチームに3トップチームが連動した前プレを掛けるには、陣形を崩さないといけないので、元々難しいのですが…それでも何かしらのプレスのハメ方を見つけないと、4バックチームに好き放題にやられます。「サイド誘導型プレス」や「パスコース限定型プレス」などを仕込んでおけば、4バックチームも苦にしなくなると思うので、ぜひとも課題として取り組んで欲しい。
②これは課題と言って良いのかわからないのですが…なんか今年の100年構想リーグ、何か違和感を感じませんか?なぜかカターレのGKが、妙なミスで失点しているような気がしてなりません。原田は高知戦、金沢戦でキャッチングミス、平尾は新潟戦で足を滑らせる…など、GK達に責任はないのでしょうが、何かモヤモヤしたものを感じます。対戦チームのGKはそんなミスはしていないのに…これはGKだけではなく、ホーム県総でさえ足を滑らせるカターレ選手が多々見られました。私が想像している原因は…
❶100年構想リーグは、これまでの春秋制のリーグ戦よりも2週間早く開幕している事が、天然芝の養生に悪影響を与えている。
❷100年構想リーグは、ボールの種類を変えたのではないか?と。スタジアム観戦でもDAZN観戦でも見た目ではわからないのですが、実況や解説がシュートを「ブレ球」「無回転」という言葉を何度も口にしている。
特にウヨンのプレイスキックをブレ球とか無回転と言われる事が多いです。2010年の南アフリカW杯もブレ球や無回転が掛けやすい球で、GK真正面のボールをキャッチ出来ずにゴールを許す不可思議なプレーでGKが叩かれた過去があるのですが…その当時の状況に似ているような気がします。もちろんウヨンのように、それを活かせる選手もいるのですが…逆にそれを活かされて失点しているのも避けたい所です。❶❷の私の想像が「全くの見当違い」であれば、先に謝罪致します。もしも❶❷が当たっていたら「練習で慣れる」しかないのでしょうね。
【ご案内】
「カターレ研究所note支店」は「Jリーグ100年構想リーグ」まで続けます。そして「Jリーグ100年構想リーグ」の終了をもって「カターレ研究所note支店」は閉店いたします。
