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彼らの苦しみが終わるとき

2050年 世界人口大減少”という本を読んだ。
原著タイトルはEmpty planet(空っぽの惑星)
最初から最後まで一貫して、世界の出生率の減少要因の本だ。
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都市化が進むと若い労働力は不要になり、逆に子供は経済面で負債となる。そして都市化は女性に力を与える。自分の身体を自ら支配できるようになった女性は、例外なく子供の数を減らす。
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子供を5人くらい生んで国やコミュニティの存続に尽くしたいと思う自由意思を持った女性はいないのは当然のことだ。
健康を害して、人生のすべてを育児と子育てに費やすことになるからだ。
しかしやはり宗教の束縛は強く、地域によっては人口減は鈍る。
先進国による移民の取り合いもやはり目の前だと感じる。

先進国のほぼすべてで起きている少子化、
女性の教育期間が長くなるほど出生率が下がる統計、
出生率5の国、ナイジェリアの友人♀の言葉〝今後ふさわしい人と出会わなければ一生独身の人生も視野に入れている″
これらが結びついて、先進国の少子化の原因は超長期の動物愛護/自然保護に利用できる、と気づいた。この本の後書きでも少し触れられている。
100年以上はかかるだろうが、人間という分母が減ることで、人間に搾取され、虐待される動物の絶対数も減る、と思うと気持ちが少し安らぐ。
時間がかかり過ぎるが。

この世界的な人口減少傾向が始まるタイミングとその速度を早めるために何ができるかを考えている。
ジョージア移住のために貯めている種銭を私の死後に動物愛護のために活かすことはジョージア行きを思いついたときから考えて続けていて、どのような選択肢があるかを現地の弁護士事務所に相談中だ。
私が望む結果がでるまで数百年はかかる超長期な話であるし、私のできることといえば、すでに始まりかけている流れをかすかに後押しするだけになるだろうが。

まるで呪いを残していくように捉えられるかもしれない。
しかしある意味、人間に搾取され虐待され苦しみと恐怖の中で死んでいく動物の呪いに等しい。

日本の出生率はすでに1.3前後だから何もする必要がない。
ほかの先進国も同じ状況だ。
子供を持つことが、人生を経験する手段の一つになったら、その思考様式から脱却することは2度とない。
何かすべきなのはいまだに出生率5付近のアフリカだが、条件がそろえばほんの20年ほどでいっきに2以下になるだろうと思う。
コスパ的にはやはり女子が教育を受けることができる機会をもっと増やすことか、人道NPOやUNICEF的な団体に種銭の利息を寄付する仕組みを作るか、などと考えて、昨日ナイジェリア人の友人にチャットでこのことを話したら、つい先日ナイジェリア北部でイスラム系テロリストが活動を活発化させて、女子の学校教育を禁止した、という話を聞いた。
宗教で救われた人間と、宗教に殺された人間は、どちらが多いのだろうか。


成熟しきった人類は減少を始め衰退していくという内容の小松左京の作品がいくつもある。
彼自身がSFだ、言われているが、今本当にそう感じる。









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