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文章力は、才能じゃなく「姿勢」だった

文章を学ぼうとしていた頃ほど、
自分の文章が、誰にも届いていなかった気がする。

構成を考えて、
起承転結を整えて、
「これは分かりやすいはずだ」と思って出した記事ほど、
反応が薄かった。

いいねも、コメントも、
なぜか静かだった。

今思えば、
あの頃の文章には「正しさ」はあったけど、
「体温」がなかったんだと思う。


テクニックを探していたはずなのに

そんなときに手に取ったのが、
文章力の基本
と言う本だった。

正直に言うと、
最初は完全にハウツー本だと思っていた。

📗伝わる文章の型
📗読みやすい構成
📗うまい言い回し

そういう答えが書いてある本だろう、と。

でも、数ページ読んだところで気づいた。

この本、
文章のテクニックよりも先に、
書く人の姿勢の話をしている。


一番刺さったのは「映像」の話だった

この本で一番引っかかったのは、
文章がうまく書けない理由を、
センスや才能のせいにしていなかったところだった。

代わりに書かれていたのは、
「相手の頭の中に、同じ映像が浮かんでいるかどうか」。

ああ、そうかと思った。

自分はずっと
「ちゃんと説明できているか」
「論理的に書けているか」
ばかり気にしていて、

相手が同じ景色を見られているかを
ほとんど考えていなかった。


文章が変わった瞬間

そこから、書き方を少し変えた。

うまくまとめようとするのをやめた。
評価されそうな言葉を選ぶのもやめた。

代わりに、
「そのとき、何を見て、何を感じたか」だけを書くようにした。

すると不思議なことが起きた。

文章としては荒いのに、
構成も整っていないのに、
反応が返ってくるようになった。

「分かります」
「その感じ、好きです」
「自分も同じことを思っていました」

そんな言葉が、少しずつ届き始めた。


上手い文章より、誠実な文章

この本を読んで、ようやく分かった。

文章力って、
テクニックを積み上げることじゃない。

自分が見た景色を、
そのまま差し出す覚悟なんだと思う。

だから、誤魔化せない。
だから、近道もない。

でもその分、
ちゃんと届いたときの手応えは大きい。

数字や評価より先に、
「人がいる」感覚が残る。


今もこの本を思い出す理由

今、文章を書くときに、
私はこの本の内容を細かく思い出すことはない。

でも、
「今、自分は誰に、どんな景色を見せようとしているか」
だけは、必ず考えるようになった。

それだけで、
文章は不思議と迷子にならなくなった。


文章に悩んでいる人へ

もし今、
文章がうまく書けないと悩んでいるなら、
テクニックを探す前に、

「自分は何を見て、何を感じたのか」
そこを一度、言葉にしてみてほしい。

整っていなくていい。
上手くなくていい。

ちゃんと見た景色は、
ちゃんと伝わる。

この本は、
そのことを静かに、でも確実に教えてくれた。

文章のハウツー本はたくさんありますが、
この本は「文章を書く前の目線」を整えてくれます。

だから不思議と、
読んだあとに文章が軽くなりました。

もし今、
文章が空回りしている
何を書いても手応えがない


そんな状態なら、
一度立ち止まるきっかけになるかもしれません。

※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。
ただ、無理におすすめしたい本ではありません。

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