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急性期病院ナースで11年|結婚を機に退職を決断するまで


結婚をきっかけに仕事を辞めるかもしれない。
その可能性が現在として浮かびあがったとき、
「嬉しさ」よりも「不安」でした。

私は急性期11年働いてきました。
決してできのよい人ではありませんでしたが、
ただがむしゃらに、目の前の与えられた仕事をこなす日々。
新人の頃の必死さも、中堅になってからの責任の重さも、
一通り経験してきたつもりです。
だからこそ、辞めるという選択は簡単なものではありませんでした。

急性期11年で積み上げてきたもの

気づけば、支持を受ける側から出す側へ。
新人教育を任され、後輩の相談に乗り、夜勤でも自然とリーダー的な役割になることが増えていました。

忙しくて大変だったけど、
「私がやらなきゃ」と思える場所があることは、
看護師としての自信にもつながっていました。

正直に言うと、

ここまで積み上げてきたものを手放すのがもったいない

そう感じていました。

結婚と転勤の話が出たとき、最初に思ったこと

結婚の話をしていた頃に、夫の転勤が決まりました。
他県への引っ越し。土地勘もなく、知り合いもいない場所。

「ついていくの?」
周りからは自然とそう聞かれました。
私自身はそうするものだと思っていました。

でも、心の奥ではずっとひっかかっていました。

仕事はどうするのか。
私はまた一からやり直せるのか。

「一度辞めたら戻れないかもしれない」という怖さ

中堅という立場だからこそ、不安は大きかったです。

・ブランクができたら技術は戻るのか
・急性期から離れたら、もう戻れないのではないか
・今までの経験や技術は他でも通用するのか

新人なら「勉強中」で許されても、
中堅になると「できて当たり前」になります。

それでも「辞める」という選択が頭から離れなかった理由

一方で急性期をこの先も働き続ける自分の姿が想像できなくなっていました。

体力的にも精神的にも。
自分の年齢とライフプラン。

「今は頑張れるけど、ずっとは無理かもしれない」
そう感じる瞬間が増えていたのも事実です。

そしてもう一つ。
今このタイミングを逃したら一生この選択はできないかもしれないという、そんな感覚がありました。

辞めると決めるまで、自分に問い続けてきたこと

すぐに答えは出せませんでした。

・辞めることの何が1番怖いのか
・何が1番大切にしたいのか
・どんな10年後を過ごしたいのか

「辞めたら後悔するかもしれない」
でも
「辞めなかった後悔」も、確実に存在する気がしました。

最終的に背中を押したのは、
自分で選ばないまま流されることへの違和感でした。

辞めた今、はっきり言えること

辞めたことが正解だったかと聞かれたら、正直まだわかりません。
楽になった部分もあれば、不安が増えた部分もあります。

でも1つだけはっきり言えるのは、
「逃げた」とは思っていないとうことです。

悩んで、考えて、自分で選びました。
その感覚があるだけで、気持ちは少し違います。

自分が選択した道を、正解だったと思えるようにできるのは自分。
綺麗事ですが、あの時選んでよかったと思える日々を過ごすことが大切なのではないかと思います。

同じように悩んでいる中堅ナースへ

結婚や転勤、ライフイベントは突然やってきます。
キャリアの途中だからこそ。揺れるのは当たり前です。
辞めるのも、続けるのも、正解は人それぞれ。
今はまだ答えが出なくてもいいと思っています。

私は、まだ途中です。

次は
 「まだ頑張れる」と思ってしまう中堅ナースへ
   ~それ、優しさじゃなくて限界かもしれない~   
について書こうと思います。

同じように悩んでいる誰かの、
考えるきっかけになれたらうれしいです。

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