【何歳からでもやり直せる】「引っ込み思案」は関わり方のせい?もし子どもが「誤学習」をしてしまっても大丈夫
皆さん、こんにちは。臨床心理士のレイナです。
「うちの子、ちょっと引っ込み思案で自分を表現するのが苦手なんです」
「食が細くて、食べ物にあまり興味を持ってくれない……」
そうした子どもの困りごとに直面したとき、お母さんは「私の育て方が悪かったのかな」と自分を責めてしまいがちです。
心理学の言葉には「誤学習(ごがくしゅう)」という考え方があります。
子どもの成長のタイミングで、周囲の関わりや環境によって、ちょっと間違ったパターンを学習してしまうことを指します。
でも、安心してくださいね。
もし何かの「誤学習」が起きてしまっていたとしても、子育ては何歳からでも、何度でもやり直すことができます。
今回は、この「誤学習」の仕組みと、そこからの回復についてお話しします。
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■ 意図しない「ダメ!」が原因になることも
「誤学習」は、お母さんが子どもを思ってする日常の何気ないストップから生まれることがあります。
例えば、子どもが食べ物に自分で興味を持って手を伸ばした「旬の時期」に、お母さんが「汚れるからダメよ!」「危ないから触らないで!」と何度も止めてしまったとします。
これは親としては当然の反応ですが、子どもにとっては、
「食べ物に手を伸ばすと、お母さんからストップがかかって嫌な気持ちになる」
という体験として心に残ります。
これが繰り返されると、子どもは「食べ物に手を伸ばす=いけないこと」と「誤学習」してしまい、結果として食に興味が薄れたり、食が細い子になってしまったりするのです。
表現をしようとした時にいつも止められていた子は、「自分を表現すると嫌なことが起きる」と学習して、引っ込み思案になることもあります。
これを聞くとプレッシャーに感じるかもしれませんが、大切なのは「ここからどうするか」です。
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■ 旬を過ぎても、もう一度「安心」を作ればいい
もし「あ、あの時に止めすぎて誤学習させてしまったかも」と気づいたら、その時はじめて軌道修正をすれば大丈夫。
すでに発達の旬を過ぎていたとしても、やるべきことはシンプルです。
「もう一度、その行動に対して安心できる環境をつくってあげること」
例えば、食が細い子であれば、汚れてもいい環境をつくり、「自分で手づかみで食べても叱られないんだ」という安心感をもう一度体験させてあげるのです。
旬の時期(吸収率がものすごく高く、1日で覚えられる時期)を過ぎていると、回復するまでに3週間や1ヶ月など、少し時間はかかるかもしれません。
年齢が高くなればなるほど、回復のペースはゆっくりになります。
それでも、丁寧に関わり直せば、子どもの関心や意欲は必ず復活します。
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■ 取り返しがつかないことはない
子育てにおいて「取り返しがつかない」ということは絶対にありません。
「あの時できなかったから」と悔やみ続ける必要はなく、「じゃあ、今日からどうやって安心感を伝えていこうかな」と前を向いていきましょう。
親子の関係も、子どもの行動パターンも、お母さんが気づいたその瞬間から、少しずつ心地よい方向へと変わっていきますよ。
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