ハニーデビルは最後まで、いいグループだった
8月15日に行われた『Polaris Parade Vol.13』でハニーデビルを見てきました。
9月2日のラストライブは混みそうなので今回が自分にとってのハニデビ見納めです。
最後のライブで確認した完成度
ハニーデビルの最後のライブを恵比寿CreAtoで見ました。
会場は満員に近い状態。最後のライブということもあって、たくさんの人が集まっていました。
ただ、自分がこの日一番感じたのは、最後だからこその特別感とは少し違うものでした。
単純にライブの完成度が高かった。
自分が見てきた現体制のハニーデビルの中では、この日のステージが一番良かったと思います。
誰か一人が目立って良くなったというより、グループ全体のパフォーマンスレベルが底上げされているように感じました。
最後だから良く見えたというより、本当にグループとして仕上がってきていた。
これだけのものを見せられるのに終わってしまうのはもったいないな。
そんな気持ちになりながら見ていました。

ハニーデビルは以前からいいグループだった
考えてみれば、ハニーデビルに対していいグループだなと思ったのは、この日が初めてではありません。
自分が最初にハニーデビルを見たのはデビューして間もない頃でした。
そのときはNILUNLOCKを目当てにライブを見に行っていて、そこでハニーデビルも見ることになりました。
まだデビュー直後だったはずなのに、思っていた以上に完成度が高かったのを覚えています。
むしろアイドルらしさという意味では、ハニーデビルの方を強く感じたくらいでした。
最後のライブを見て、グループ全体がそこからさらに成長していたことも感じました。
少なくとも自分が見てきた範囲では、最初からちゃんと魅力を認識できるグループでした。
ルックスもいい。歌もいい。パフォーマンスもいい。そして、ちゃんとアイドルらしいかわいさもある。
そう考えると、ハニーデビルについて起きたことを、単純に魅力が足りなかったで片付けるのは少し違う気がします。
いいグループという評価は共有されていた

これは自分だけがハニーデビルを高く評価していたという話でもありません。
以前、アイドル好きの仲間とハニーデビルの話になったことがありました。
その場にいた人たちは全員ハニーデビルを知っていました。
そして話を聞いていても、「かわいい」「いいグループ」という評価でした。
誰かが否定的に見ていたわけではありません。
でも、そこで少し不思議なことに気づきました。
誰もハニーデビルを最優先では推していなかったんですよね。
もちろん、これは自分の周囲でたまたま起きた会話です。これだけでハニーデビルのファン全体やアイドルファン全体について何かを言えるわけではありません。
ただ、自分にとってはかなり印象に残る出来事でした。
知られていないわけではない。
見たうえで魅力が伝わっていないわけでもない。
実際に「かわいい」「いいグループ」という好意的な評価までされている。
それでも、自分が一番応援したいグループにはなっていない。
自分自身も含めて、ハニーデビルに対してそういう距離感の人が周囲にいたことが、最後のライブを見たあとの違和感とつながりました。
評価と応援の間にある断絶
ここまで考えて、自分の中で問いそのものが少し変わりました。
「なぜ人気が出なかったのか」と考えると、どうしてもグループのどこが足りなかったのかという話になりやすい。
でも、自分が実際に見てきたハニーデビルは、それだけでは説明しにくいグループでした。
知られていないわけではない。
少なくとも自分の周囲では、魅力も認識されている。
「いいグループ」という評価もある。
それでも、その人がハニーデビルを最優先で応援するとは限らない。
だとしたら、考えるべきなのはいいグループかどうかだけではないのかもしれません。
人はどの段階で、いいグループの観客から自分が応援するグループのファンになるのか。
自分がハニーデビルを見ていて気になったのは、むしろこちらでした。
良いと思うことと自分が応援することは、同じではない。
この二つの間には、思っていた以上に距離があるのかもしれません。
認知から熱狂への構造
ここまで考えていて、自分の中では「ファンになる」という流れを一度分けて考えたくなりました。
認知。
興味。
好意。
愛着。
当事者意識。
そして、応援行動。
ハニーデビルを見ていて感じたことを整理すると、このようにいくつかの段階に分けて考えた方が理解しやすいということです。
自分の周囲での会話を見る限り、ハニーデビルは認知されていました。
興味を持たれていないわけでもない。
実際に「かわいい」「いいグループ」と好意的に評価されるところまでは到達している人がいました。
問題は、その先です。
そこから強い愛着が生まれ、自分もこのグループに関わっているという当事者意識を持ち、時間やお金を使って優先的に応援するところまで進む。
その移行は、魅力を認識しただけで自動的に起きるわけではない。
ハニーデビルを見ていて、自分が気づいたのはそこでした。
いいグループなら応援される。
以前はどこかで、そんなふうに考えていた部分があったのだと思います。
でも実際には、いいグループだと思うところまで来ていても、その先へ進まないことがある。
では、どこに壁があったのか。
好意から愛着なのか。
愛着から当事者意識なのか。
それとも応援行動へ移るところなのか。
今回の材料だけでは、そこまでは分かりません。
何がその移行を止めていたのかも、何があればもっと強い熱量へ変わったのかも、今の段階では判断できません。
評価されることと熱狂的に応援されることの間には、まだ考えるべき構造がある。
ハニーデビルを見ていて、その問いに気づきました。
グループ終了後を見る
日浦菜緒ちゃんの特典会では、前向きな雰囲気を感じました。

すでに次の活動へ向かっているような印象があって、それを見られたのは良かったです。
早い段階で次の活動へ進むことには、それまで応援してきたファンの熱量を次へつなげやすくする側面があります。
グループは終わっても、そこで生まれたファンの気持ちまで一度全部なくなるわけではありません。
その気持ちを持ったまま次へ進めるのであれば、それも一つの形なのだと思います。
そなについてはTikTok配信を見ることができました。

元気そうな様子を確認できたこともそうですが、ハニーデビルでの活動を良い思い出として話していたのが印象に残りました。
それを聞いて、自分としては少し安心しました。
卒業が発表された途端に運営批判を始める子や彼氏との写真をアップし始める子などさまざまな子がいます。
少なくとも本人がハニーデビルでの時間を良い思い出として話している。
それだけでも、その時間まで否定する必要はないと思えます。
自分としては、まずは日常生活を取り戻してほしいという気持ちもあります。
その先がどうなるかは分かりません。
ただ、今後もアイドル活動をやりたいと思える時が来た時のためにも、炎上しないようにだけは注意してほしいなと思いました。
最後まで、いいグループだった
最後に見たライブが自分が見てきた現体制の中では、一番完成度の高いステージだったと思います。
解散はファンとしては残念ではありますが、メンバーにはお疲れ様でしたと言いたいですね。
ハニーデビルは最後まで、いいグループでした。
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