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ChatGPTと協働できること(学校教頭編)

AIは思った以上に、私たちの生活の中に入ってきています。
携帯電話がガラケーからスマホに変化したように、もう時代を巻き戻すことは難しいでしょう。

AIをいかに活用し、自分のできること、実現したいことにつなげていくか?そういう視点で見ていかなければ、あっという間に置いてきぼりにされてしまいそうな不安があります。

今回の記事では、私のChat GPTとの付き合い方について、書いていきます。

この記事は、所属するみんなのオンライン職員室”GIGAスクール構想実装ゼミ"の第4期の発表会用原稿も兼ねています。


1.Chat GPTって?

OpenAIが開発したテキストベースのAIツールです。
質問に答えたり、文章を生成するのが得意です。

GPTという大規模なデータ学習モデルに基づいており、多くのテキスト情報を学習しています。そのため、さまざまなトピックについての質問に答えることができます。

実際、教育や翻訳、コードの提案など、多岐にわたる用途で利用されています。ただし、ChatGPTも完璧ではありません。常に正確な答えを出すわけではなく、最新の情報には対応していないこともあります。

2.GPTくんは要約がお得意

Chat GPTに長文の要約をしてもらうのが、もっとも多い利用法かもしれません。

私も、彼にはこのお仕事をお願いすることがよくあります。

例えば、
1学期末に、学校中間評価アンケートを行いました。
生徒、保護者、教員の三者に回答してもらいます。
5段階評価の他に、記述による回答もあります。

この記述部分をGPTくんに要約してもらうのです。
記述欄には、いろいろな視点、内容、ボリュームで書かれていますが、それらをGPTくんに全部読んでもらって、おまとめしてもらっています。

共通点、強調点、重要度を考慮しながら、いい感じにしてくれるんです。

これまで、自分でするには、長時間かかっていたことが、ものの数分でできて、業務の効率化を実感できました。

考えることを外注化してしまうようで、最初はちょっとした罪悪感を感じていました。
でも、その分、整理された課題をどう改善していくかを考えることに注力すれば良いのだ、と思うようになって、今ではこういったおまとめ仕事は、すべてGPTくんに任せるようになりました。

3.調べ物もお任せ

何か調べ物をしたかったら、これまでだったら、Googleさんに聞いていたかと思いますが、これからはChat GPTくんに聞いた方が良いでしょう。

「Web access」をオンにしておくと、GPTくんが自分でインターネットにアクセスしてくれて、代わりに調べ物をしてくれます。いくつかのサイトを見てくれているようで、出典元も知らせてくれます。
複数のサイトをチェックしてくれて、その後、それらのサイトに書かれたことを元にまとめて、書き出してくれるのです。

上の設定でしたら、Google検索で3つのサイトを調べてくれるということになります。

例えば、

生徒指導提要の改訂について調べたいのですが、文科省のサイトや一般の方がまとめてくれているサイトにアクセスして、まとめて書き出してください。見出しをつけて、400字くらいでまとめてくれませんか?

なーんて尋ねてみると、
GPTくんの方で、いくつかウェブサイトにアクセスして、書き出してくれます。

これにより、
・検索してサイトを選ぶ手間
・そのサイトを読む手間
・そこからキーワードを抽出してまとめる手間

こういった手間をGPTくんが請け負ってくれることになります。

まぁ、時折、欲しかったこととは、違うことを調べてくれることはあるのですが、そこは、GPTくんとの話し方スキルを身につける必要があります。

また、プラグイン機能を有効にして、Access Link、Ask YourPDFというプラグインを使えば、

こちらがあらかじめ指定したサイトの記事やPDFをGPTくんに読んでもらうことができます。

例えば、先ほどの例で言えば、

生徒指導提要の改訂について調べたいのですが、次の参考記事を読んで、見出しをつけて、400字くらいでまとめてくれませんか?
***参考記事
https://www.mext.go.jp/content/20230220-mxt_jidou01-000024699-201-1.pdf
https://www.nits.go.jp/materials/intramural/files/129_001.pdf
https://kyoiku.sho.jp/214626/

というようにしてみると、GPTくんは、該当のサイトやPDFを読んで、それらの情報を整理して、まとめて書き出してくれるのです。

4.GPTくんとの話し方

GPTくんに、いろいろ頼むためには、それなりのコツが必要です。

①質問は具体的に。簡潔に。

質問があいまいだと、答えもおおざっぱになってしまうようです。
GPTくんは、それっぽい答えを返してくるのが得意ですから、正確な答えをもらおうとするのであれば、質問の精度もあげる必要があります。

②役割を与える。役になりきってもらう。

「あなたは、小学校の6年生の担任の先生です。」
「あなはた、ブログの記事を書くライターです。」
といった、役割を与え、その役で回答してもらうと、期待される回答がもらいやすいです。

③文字数や書き出し方(テーブル形式、見出しをつけてなど)を指定する

依頼内容を具体的にすることで、適当なボリュームで返してくれます。
「200字以内で要約して」
「表形式で書き出して」
「見出しをつけて、わかりやすく書いて」
などなど、指定してあげましょう。

④回答が期待通りでなければ、追加で指示を出す。

そうは言っても、期待する回答が一発で出力されるとは限りません。
「具体例を出してもう少し詳しく教えて」
「大事なところをハイライトしてもう一度お願いします」
「このサイトも参考にして、ぬけている観点を追加して」
などなど、不足していることを、追加で指示するとどんどん精度が上がります。

⑤逆に質問してもらう。必要としていることを言ってもらう。

GPTくんにも質問してもらって、一緒にいい回答を作り出すことができます。
「この回答をより詳しくするために、あなたが私に追加で聞きたいことがあれば、私に質問してください」
質問されたことに、回答することで、精度があがっていくことでしょう。

まとめ|こんなことにも使ってみたい

今回の記事では、中学校の教頭という立場で、私がChat GPTと協働していることを書いてみました。

Chat GPTは質問や指示を適切に行うことで、必要な仕事を効率的に進めることができます。

夏休みにAIについて勉強したいなと思い、思い切って、GPT4に課金してみましたが、もう戻れません。
そして、Chat GPTは、今後ますます教育現場に入ってきて、子どもたちも活用するようになるでしょう。

実際、いろいろな方がすでに、Chat GPTを活用した実践をされています。

例えば、

・授業のふりかえりの時間に、GPTくんに質問や考えたことを送ると、質問の回答が瞬時に得られたり、アドバイスや励ましをもらえます。
・道徳の授業で出てきた道徳的問題をGPTくんに質問する。対話を繰り返しながら、自分の考えを深めていく。
・劇の脚本をGPTくんに考えてもらう。

生成AI 学校でどう教える?子どもへの影響は?

・国語の記述問題の採点基準を考えてもらう。
・保護者からの希望をもとに、個別懇談会の日程を組んでもらう。
・生徒からの聞き取りをもとに、生徒指導事案の出来事を時系列で整理してもらう。

私のChatGPT活用アイデア

・目的や人数、予算などを伝えて、遠足や修学旅行の旅程を企画してもらう。
・学校種や規模を伝えて、校務分掌の原案をつくってもらう。
・時間割を作成してもらう。
・4択クイズの問題を、誤答を含めた選択肢も考えて、つくってもらう。
・新しい学習ゲームを考えてもらう。

ChatGPTは教員の仕事にどう使えるのか?

ちょっと調べただけで、これぐらい出てきますから(これもGPTくんに聞いて教えてもらったものです)、教育現場でもほんとうにいろんなことに使えるはず。かなりのポテンシャルを持っています。

もう、時代は逆戻りできません。
どんなことに活用できるのか?それによって、どんな効果が得られるのか?
じっくり考えていきたいと思います。



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