第44話:授業者スキルって?グループワークの極意!
教師スキル研究会、通称小林ゼミは、授業改善アドバイザーの小林昭文さんが主催するオンライン研究会です。7年目に入りました。
主に全国の小・中・高校の教員がゼミ生で、週に1回程度、zoomの部屋に集まって、教育のさまざまなテーマについて語り合っています。
ここでは、stand.fmで音声配信したファイルを文字起こしし、それを要約して記事にしたものをお届けします。
教師スキル研究会4月18日に行われたゼミのアフタートークをお届けします。 主催の小林さんに今日のゼミのことを聞いています。
新年度が始まって早くも2週間が経ちました。 授業が本格的に始まっていて、うまくいかないことや課題も見え始めてきました。
小林さんの提唱する授業者スキルを改めて学び、特に話題になったのはグループワークをどうすればいいか問題。
今回のゼミでは、グループワークのポイントやコツを学びました。気になった方は、ぜひ、聞き耳を・・・
「仲良し」じゃなくて「協働」が大事。小林ゼミ流・グループワークの真髄とは?
今回のテーマは、「授業者スキル」と、その中でも多くの先生が悩む「グループワーク」について。
小林昭文さんが提唱する「授業者スキル」は、教科やスタイルを越えて、成果を出す教師たちの共通項をまとめた“プロ教師の共通言語”。
中でも「グループワーク」は、基本パターンのひとつとして長年多くの先生方が実践してきたアクティブな学びの土台です。
「全員満点をとる」ための協働
グループワークというと、「仲良くなるため」「コミュニケーション力を育むため」といった説明をされがちですが、小林さんの考えはまったく違います。
「全員が確認テストで満点をとるために協力するんだ」
この目的がぶれないからこそ、子どもたちは真剣に学び合う。
仲良しグループではなく、「課題解決のために協力するチーム」として学ぶ姿勢が育つ。
時には話したことのない子にも声をかけて、知恵を借りる。そんなリアルな「社会に出てからのチームワーク」を学校で経験させたいという思いが込められていました。
課題は「簡単すぎても、難しすぎてもダメ」
小林さんが実践していたのは、4段階の課題設定。
学力の低い子でも教科書や回答を見れば取り組めるレベル〜標準的な学力層が力を発揮できるレベル〜トップ層でも簡単には解けない難問
このように段階的な課題を用意することで、すべての子どもにとって「学びがい」がある設計になるのです。
「難しい課題があると、トップ層が挑み始める。その姿が、クラス全体の学びのエネルギーになる」
という言葉が印象的でした。
ハリウッド映画から学ぶ、リアルなチームビルディング
小林さんは、生徒たちに「協働とは何か」を説明する際、映画『ザ・コア』を例にしていました。地球の危機を救うために集まった、性別も人種もバラバラなチームが、時に対立しながらも最終的にはミッションを達成していく。
この映画に描かれている「力を合わせて課題を乗り越える」という姿こそが、小林さんの目指すグループワークのイメージです。
「映画の中で“たまには同窓会やろうね”なんてセリフは一つも出てこない。それでいいんです」
仲良しになることが目的ではない。異なる他者とでも、協力して結果を出せる力。それがこれからの時代に必要なスキルなのだと、小林さんは繰り返し強調していました。
次回のゼミもお楽しみに!
小林ゼミは現在、月3回開催されており、様々なテーマで授業改善に取り組む先生方が集まっています。
今年度からは小林さんとの1on1セッションも導入され、個別の悩みにも深く向き合える場になっています。
次回のゼミは5月2日(金)、テーマは「担任スキル」。
5月16日(金)には九州ルーテル学院大学の岡村健太さんを迎えたスペシャル対談も予定しています。
詳細は教師スキル研究会説明会のライブ配信アーカイブのURLからチェックできます!
これまでのアフタートークの記事は、こちらにあります。
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