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【感想文】みくまゆたんさん「それはパクリではありません」は前を向いてあるくことを伝えるお仕事小説

本日はみくまゆたんさんの「それはパクリではありません」の感想文を投稿します。

題名からくだけた内容かショッキングなものかと想像をして読むのが遅くなりました。私、大バカ者です。脳内で自分に往復ビンタさく裂させました。こちらのお話、真面目なお仕事小説だったのです。応援期間中に読みたかったと7月31日に後悔してXに投稿しています。

私の応援が実際にどれくらい影響するかわかりませんが、本気度が伝わってくる小説を応援できなかったと知ると後悔でいっぱいになります。noteはレベルが高い作品が多いので7月中は読み切れないことに苦悩しましたが、今改めて読み落とした名作のひとつひとつに頭を下げてまわりたいです。

こちらの作品はみくまゆたんさんのリアルがベースということでライターの働く姿がリアルで興味津々で読んでしまいました。私は一度も納品でゴネたことがないので「え?ゴネていいの?」とライター目線で読めたのも楽しかったですね。

「それはパクリではありません」ではパクられたと訴える主人公が立場の弱さから苦境に立たされる姿が描かれています。苦境までの道のりもリアルでSNSの怖さを実感してしまいました。大手と個人が争うということはこういうことなのかというのもシミジミ感じられ、立場の弱い人間はなにもしてはいけないのかと絶望しかかります。

しかし、みくまゆたんさんは救いを作品の最後に入れてくれました。実際には、こう上手く手が差し伸べられることは少ないかもしれません。しかし、希望は捨てなければ、どこからか助け舟は出されるかもしれず諦めてはいけないのです。批判が怖くて自分から折れてしまい意見をグッとこらえてしまうことは社会で生きているとどうしても起こります。しかし、これは譲れないというものが発生した時はSOSを発信するのも大切なのです。実際には笑って「気にしてませんよ」と演技をすることが多いとは思うのですが。

人と人の間に交流が生まれる時、思ってもみない力が引き出されることがあります。この作品では主人公に救いの手を差し伸べるという形でそれが描かれていますが、作者がこれまで色々と苦労をしてきたからこそにじみ出た優しさと知恵だと私は感じました。

今作は主人公の完全勝訴で終わりにはなりませんが、差し伸べられた手をしっかりと握り返し前を向き次のステップへと進んでいく未来が想像できます。お仕事小説は職業を紹介しながら魅力を伝えていくものだと考えていますが、読者に「前を向いて歩こう」という気を起こさせるのもの役目なのではないでしょうか。

「それはパクリではありません」はまさに「前を向いて歩く」大切さを伝えるお仕事小説だと感じました。