見出し画像

【#シロクマ文芸部11月①】20字小説

シロクマ文芸部の1カ月の全お題を使って一つの物語を作っています。レギュラー部員は月初めにお題を全部教えてもらえるので思いつきました。第1回目は20字小説、2回目以降は文字数制限のないお話というスタイルで毎月挑戦中です。

上記プラス、おばあさんが読み聞かせをするというスタイルを今年は取ることにしました。そのため、シロクマ文芸部のお題から始まる部分が読み聞かせとなり、その後に会話が続く形で物語が展開します。2025年、12個のお話を上手く完成させられるか、お付き合いいただければ幸いです。

📚📚📚

誕生日なのに気づくと大声が出ていました。

📚📚📚

「えーどうしてえ?」

目を丸くする孫2人におばあさんも「どうしてかしらねぇ」と首をかしげました。しばらく、3人で首をかしげていましたが弟が、

「みんな同じ方に首曲げてるう」

と言い出したのをきっかけにきゃっきゃと笑い合い、ベッドの上で「くびくいっくいっくい♪」と妙な踊りが始まります。お腹の底から笑い声が生れたところでおばあさんが、

「はあ、もうダメ。お腹が痛いわ」

と目から涙をふき踊りを止めました。もっと踊ろうよーと元気いっぱいだった孫達もだんだんと夜へと誘われまぶたが重くなってきます。

こくんこくん……

小さな2つの身体をそっと支え横にすると、おばあさんは優しく布団をかけました。

すぅぅ。
健やかな寝息。
部屋いっぱいに幸福が広がります。

「おやすみなさい」

そおっと声をかけ電気を消すおばあさんの顔には優しい笑みが広がっていました。

(つづく)

11月の1カ月物語も頑張ります🙌
小牧幸助部長、今週もありがとうございました!