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suzumuraxxxjun
【#シロクマ文芸部9月①】20字小説
シロクマ文芸部の1カ月の全お題を使って一つの物語を作っています。レギュラー部員は月初めにお題を全部教えてもらえるので思いつきました。第1回目は20字小説、2回目以降は文字数制限のないお話というスタイルで毎月挑戦中です。
上記プラス、おばあさんが読み聞かせをするというスタイルを今年は取ることにしました。そのため、シロクマ文芸部のお題から始まる部分が読み聞かせとなり、その後に会話が続く形で物語が展開します。2025年、12個のお話を上手く完成させられるか、お付き合いいただければ幸いです。
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透明なページに私だけの世界がありました。
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「透明じゃ見えないよね?」
「そうねえ」
不思議がる孫達に、おばあさんは優しく微笑みかけます。透明じゃお話がわからないよーとまあるい頬を膨らませる孫達。
「うーん、読んでいる人だけがわかる本かもね」
「え!自分だけの本ってこと?」
「そうかもしれないわ」
「わーいいなあ!」
自分だけしか読めない本について、わいわいと3人で楽しくおしゃべり。でも、姉と弟のまぶたはだんだん重くなってきます。おばあさんがそっと布団をかけ直す頃にはスースーと可愛らしい寝息が聞こえてきました。
(つづく)
今週から9月の物語の始まりです。
小牧幸助部長、今月も頑張ります!
