見出し画像

【#創作大賞感想】偶然が呼び起こす奇跡に立ち会えた幸せ

本日は池田クロエさんの「薔薇に懺悔、虹は夜にかかれ」の感想文を書かせていただきます。

こちらの作品は2021年にエブリスタで無料開放されていた「結婚前夜」がベースになった作品です。2021年12月31日、おせちを作り終えた後、夜中に一気読みした作品を元に創作大賞に参加されると聞いた時は、飛び上がって喜びました。

noteを2021年に始めて多くのnoter様と出会い縁を繋ぎ、文章を公開することで、私の文章力は格段に上がりました。ライティングにかかる時間が目に見えるほど早くなったので、これは事実と認めていいと思います。noteを始めたことで、書いたことのなかった小説まで挑戦でき、本当にいいことづくめなのです。

そのいいことのひとつに「作家池田クロエ」との出会いもあげられます。右も左もわからない時、偶然流れてきたTLに池田クロエさんの記事がありました。名前が好みだと思いつつタップし、文章を読み「当たり!」と思ったことを今でも忘れません。名前だけでなく文章も日常を切り取る感覚も「当たり」でした。こういう出会いって嗅覚が働くものなのでしょうか?

日本での出来事なのに、クロエさんのエッセイはどこか異国情緒が漂った作風でおしゃれな雰囲気をまとっています。作家として活動をされている方は、こんなにも文章が磨かれているのかと感動しました。そんな時、エブリスタの「結婚前夜」無料開放に出会ったのです。

家族が寝静まった空間で、私は涙を流しながら読みました。小説の中にあった悲しみと救いの両立に涙腺が崩壊したのです。ただ悲しいだけ、ただ楽しいだけでは済まない創作の世界の素晴らしさが、大晦日の疲れた体を癒してくれました。

今回リライトされた「薔薇に懺悔、虹は夜にかかれ」にも、私が感動した「悲しみと救いの両立」は描かれています。池田クロエさんならではの滑稽味のあるお話も追加され、それはより色濃く感じられました。

最終回で、主人公は縛られ続けた過去の呪縛から解き放たれます。ウェディングドレスの美しい花嫁として登場した主人公なので、愛すべき伴侶が救いのキーになるかも、と想像する可能性はありますが、この物語の救いはそう簡単なものではありません。救いは作者の見事なトリックにより訪れるのです。

「薔薇に懺悔、虹は夜にかかれ」は全く違う話で構成されていますが、全ては奇跡でつながっており、その奇跡が主人公の花嫁の心を救います。

偶然が重なり、奇跡を呼び起こす

その終わり方は私に幸せと希望を与えました。2021年と同様、いやそれ以上の多幸感をありがとうございます。

創作大賞が終わりましたら、池田クロエ先生の「まみちゅう」シリーズの感想も熱く語らせていただきます!