「母と息子」の日本論
- 著者
- 品田 知美
- 発売日
- 2020年7月21日
- ページ数
- 252

母は甘やかなのか、重たいのか? 成績がよいことですべてが免罪される男たち。それを支える母と息子。 その濃密な関係が日本社会の骨組みを作っている。 ——男性にとって女性は恐るべき母でしかないとしたら、社会の中での女性への差別もミソジニーも当然かもしれない。 西原理恵子『毎日かあさん』、のぶみ『ママがおばけになっちゃった! 』、古典ともいえる江藤淳『成熟と喪失』、 村上春樹の小説群や、ひきこもり、教育ママ、相模原障害者殺人事件など、社会で起こる様々な事例を引きながら、 母と息子の関係性をものさしとして、日本社会のいまを考える。 【目次】 まえがき 第1章 母親業はやめられない——過酷で甘美な母というお仕事 第2章 母は捧げる——自己犠牲という弱者の戦略 第3章 母の愛は有償である——イエの継承者をつくる 第4章 イギリスに「いい息子」はいない——?ジェントルマンの予備軍たち 第5章 母は稼いで世話もする——「ダメ息子」と「しっかり娘」のお約束 第6章 恐れられる母は女性蔑視を生む——マザコンを隠蔽するセクハラ 第7章 繭のなかから世界を眺める——幽閉される息子たち 第8章 豊かな世界と「ママっ子男子」の登場——友だち化する母と息子 第9章 「教育ママ」の現在と未来——マニュアルをつくる母親たち 第10章 母は見捨てる——切断する母の論理 第11章 母の喪失と崩壊——「父」なき社会の底知れぬ不安 終章 母と息子が離れるとき、日本は動き始める あとがき 【書評・メディア情報】 毎日新聞(8月22日)/書評(橋爪大三郎氏・社会学者) 朝日新聞(10月3日)/品田知美さんの談話 京都新聞(10月4日)/書評(牧村和幸氏・心理研究家) 四国新聞(10月4日)/書評(牧村和幸氏・心理研究家) 秋田魁新報(10月11日)/書評(村井理子氏・翻訳家) 高知新聞(10月11日)/書評(村井理子氏・翻訳家) 東奥日報(10月17日)/書評(村井理子氏・翻訳家) 新潟日報(10月18日)/書評(村井理子氏・翻訳家) 中國新聞(10月18日)/書評(村井理子氏・翻訳家) 南日本新聞(10月18日)/書評(村井理子氏・翻訳家) 徳島新聞(10月18日)/書評(村井理子氏・翻訳家) 岩手日報(10月18日)/書評(村井理子氏・翻訳家) 熊本日日新聞(10月18日)/書評(村井理子氏・翻訳家) 週刊読書人(10月23日)/書評(西村純子氏・お茶の水女子大学准教授、家族社会学) 朝日新聞(10月24日)/書評(本田由紀氏・東京大学教授) ふぇみん(10月25日)/短評 信濃毎日新聞(11月7日)/書評(村井理子氏・翻訳家) 下野新聞(11月7日)/書評(村井理子氏・翻訳家) 2021年 週刊朝日(1月22日号)/書評(内山菜生子氏)
※2026年7月25日 12:32時点



