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自己紹介~税理士をしている理由とこれからの目標~

はじめまして。橋本みなです。
東京都渋谷区で税理士事務所と経営コンサルティング会社を経営しています。

今回は、なぜ私が税理士事務所や経営コンサルティング会社を営んでいるのか、仕事で何を大事にしていて、どこを目指しているのかなどをお話したいと思います。

今に至るまで

上京した経緯

私の出身地は新潟の胎内市というところです。新潟市から電車で約1時間、田んぼとチューリップ畑が広がるのどかな場所です。両親は先祖代々続く専業農家で、いわゆるThe 田舎娘です。

上京してきたのは大学進学のときで、進学先を選んだ理由は「どうしても田舎から出たい」「雑誌に載ってるようなキラキラしている町で暮らしてみたい」という憧れでした。そんな私の浮ついた気持ちに気付いていたのか、両親に約束させられたのが「手に職が付く技能を身に付けること」でした。それで選んだのが、税理士だったのです。

学生・講師時代

大学で勉強する傍ら、ダブルスクールで通っていた資格の専門学校で講師として働かせていただけることになりました。給与をいただきながら、税理士試験の勉強ができる環境はとてもラッキーでした。最初の就職先となった専門学校での仕事もとてもやりがいがありましたが、親から「資格を取れなかったら新潟に連れ戻す」と電話する度に言われていました(帰ってきて欲しいのだと思います)。早く資格を取って、税理士法人に転職をして実務経験を積み、税理士登録することが目下の目標でした。

専門学校の先生方からは、私の人生にとってプラスの影響をたくさん受けました。大学の先生と比べると社会で本当に必要なことをずばり言ってくださりますし、私の未熟な部分に対して細かいところまでフィードバックをいただきました。
ある日、一番お世話になった先生から衝撃的なことを言われます。「時代は変わった。税理士業界は飽和していくよ」と。一生懸命勉強している学生に対して、「夢が無いことを言うもんだ」と一瞬思いました。しかし、「確かにそうだ。このままだと生きていけなくなる」と納得したのも事実だったのです。

税理士と言えば、昔は開業すればある程度の収入が見込める職業でした。しかし、これまで税理士にしかできなかったことが、素人でもツールを使えばできるように社会が発展しつつありました。先生はそれを見越していたんだと思います。

入社式の社長の言葉

税理士試験に合格し、大手税理士法人に就職することになりました。27歳になる年で、なんとか自分で立てた目標を達成しました。税理士は登録の条件として実務経験が2年必要なので、将来開業するかどうかはわからないですが、20代のうちに登録して正式に「税理士」と胸を張れる状態になりたかったのです。(後に2年くらいの実務経験では開業が難しいことや経営はまた別物ということに気づくのですが笑)

就職先の税理士法人は、今でこそ全国に拠点を持つ大きな法人ですが、その頃は急拡大していく過渡期で、税理士を積極的に採用していました。
東京に無数にある税理士法人の中からこの会社を選択したのはたまたまでしたが、たくさんの出会いと機会をいただき、今は雇っていただいたことに本当に感謝しております。

入社式当日、税理士法人の代表の言葉に再び私は衝撃を受けることになりました。代表挨拶で、「皆さん、残念でした!これまで勉強してきた知識は何の役にも立ちません」と言い放ったのです。続けて「私は税理士ではありません」とも言いました。もちろん代表は公認会計士なので税理士資格を持っています。代表が言いたかったことは、知識より知恵が大切ということだったのです。生きていく知恵は、変化が激しい時代を生きる上で必要不可欠です。でも、誰も教えてくれません。学校教育が悪いとかそういう話ではなくて、知恵には正解という概念がないからこそ教えられるものではないのです。自分で体感して身に付けるしかないのです。それを入社初日から教えていただき、研修期間を終えた後は現場でひたすら働きました。

実際に、その税理士法人は急成長していました。設立当初は5人の社員しかいなかったそうですが、現在はグループ法人合わせて約2,000人と聞いています。社員数、拠点数、グループ法人数、扱う事業数のすべてが増えており、代表の経営手腕が優れているのは疑いようがありませんでした。資格勉強時代に先生から言われたことを思い出し「やはり単なる税理士ではダメなんだ」と痛感したのを、今でも覚えています。その時に思いました、「経営を学びたい」「現場で必要とされる本物のビジネスパーソンになりたい」

税理士法人時代

税理士法人時代は、たくさんのお客様を担当させて頂きました。その中で感じたのは、「お客様は頼れる“パートナー”を求めているのであって、“事務委託先”を求めているのではない」ということです。

しかし、その税理士法人ではよく担当が変わっていました。自分が経営者だったらどう感じるでしょうか。どの担当者も税務は詳しいかもしれませんが、経営者の“経営方針”は理解することが出来ないと思います。経営方針を共有できていない単なる“事務委託先”に、財務などの経営局面を任せることができるでしょうか。「本当に必要なことは何だろう」ということを考えない仕事だったのです。先輩からも「税理士の仕事は税務のみ、経営には踏み込むな」と言われたのを覚えています。

代表は素晴らしいが、実際に近くで働く先輩は言い方を選ばずに言うと会社の歯車でした。この現状を打破したいと思い、税理士法人の先輩を介して年齢の近い女性経営者と出会い、経営者として必要なことを学ぶようになりました。税理士業界の常識を変えたいのであれば、税理士から学ぶ必要はないのです。実際に、時代は変わりSNSなどでの発信が常識となり、税理士も営業が必要になりました。税務のみをやっている税理士はほとんど稼げないと思います。このときの自分の選択は間違っていませんでした。

経営を学ぶなかで、また、担当するお客様が増えるほどに「私がやりたいのは税務ではなく、お客様に喜んでもらう仕事をすることだ」と思うようになりました。それはつまり、「お客様の経営パートナーになることなんだ」と感じるようになりました。

独立・開業~現在

お客様と同じ目線で経営を語るならば、自分自身も経営者である必要があります。そこで独立する決心をしました。2019年に「橋本税理士事務所」を開業、その後もコロナ禍ではありましたが順調にクライアントを増やし2021年に経営コンサルティング会社「株式会社Farm International」を設立しました。

経営理念は「経営者の時間を生み出す財務パートナーとなること」「経営者の新たな挑戦を応援すること」です。事業の大小に関わらず、これから事業を拡大させていこうとする経営者にとって、足りないのは挑戦するための“時間”です。少なくとも財務の局面を任せて頂き、確保した時間を売上獲得やチーム作りなどの重要なことに充てて頂きたいという願いからです。また私自身がこれから積み重ねていく経営の経験を、お客様の経営に役立てて頂きたい、という想いも込めました。

2019年に独立してから6年目に入りましたが、税理士業はやりつつ、事業経営の実践を続けています。これまで生活雑貨の小売業、健康美容業、飲食業を仲間と手掛けてきました。立ち上げの時期は店長として店頭に立ち、商品仕入れの責任者として仕入先企業との条件交渉に臨み、時には美容講師として登壇したこともありました(笑)
現在は、ビジネスファッション事業の立ち上げを仲間と一緒に立ち上げている最中で、事業計画を絶賛作成中です。

ここからは、税理士・経営者としての経験から、これからの経営に大切だと感じていることを書き連ねていきます。お客様をサポートする上で、私自身が大切にしていることでもあります。

私が大切にしていること

起業は簡単。経営は別物。

起業すること自体は簡単です。ある程度のスキルと経験があれば、独立して会社員よりも大きな収入を得ることができる時代になりました。多くのフリーランスがビジネスマッチングサービスを利用して仕事を得ています。業者さんが仕事を斡旋してくれるので、自分自身は集客する必要はなく、目の前の仕事に集中できるのです。

しかし、その仕事の仕方は会社員と変わらないのではないでしょうか。事業計画も無く、毎月の生活費を稼ぐため仕事をする。自分自身の営業力・集客力が乏しいので、斡旋業者に依存してしまっている状況になっている経営者さんをよく見かけます。「起業すること」もしくは「脱サラすること」が目標になっていて、「経営を拡大すること」「社会に対する影響力を高めること」「自分や家族・関係者を豊かにすること」は考えないまま、独立している人が多いように感じます。

そうした状況では、長続きするとは思えませんよね。怪我や病気、育児や介護で使える時間が減れば、収入が激減してしまいます。「こんな働き方は続けられない」と言って、会社員に戻っていった先輩方をたくさん見てきました。

経営とは、事業計画を立てて、必要な経営資源を確保し、決めた目標を着実に達成していくことです。しかし、独立した人のなかには事業計画すらない方もいます。そもそも事業計画の立て方を知らない方が多いのは事実です。これは経営を学ばず、スキルだけを頼りに独立してしまうことに原因があります。

昔は師弟関係にある方から半ば丁稚奉公で経営ノウハウを学び、自ら集客して準備を整えたうえで独立開業していました。それが少なくなった今、独立開業する人は多くても、廃業も多い状況が生まれつつあります。私はそこに大きな問題意識を感じています。

経営は長期戦

多くの経営者さんは、重要でない緊急の仕事に忙殺されています。お客様からのクレーム対応、従業員のシフト調整、商品仕入れの発注などです。こうした仕事が重要である、という意見もあると思いますが、私の意見は違います。

本来経営者さんにとって重要な仕事とは、事業計画を実現するのに効果がある行動です。資金の確保、人員の採用と教育、集客による売上拡大、コストの圧縮などです。これらは経営者さんが先頭に立ってこそ進みます。

起業は短期的イベントですが、経営は長期戦です。長く社会から必要とされ続けるには、健康的に働ける状況を自ら作る必要があります。目の前の仕事をがむしゃらに頑張るだけでは、そのうち疲弊してしまうのでしょう。 “今を頑張る”ことよりも“長く選ばれ続けること”に力を注ぐことが大切です。そうすれば体力を温存し、健康的でありながら、その時々のベストを尽くすことができます。

実現可能な事業計画を立てたうえで実行する

“その時々のベスト”とはなんでしょうか。それは事業計画を達成することです。

目標が明確でなければ、がむしゃらに頑張るしかありません。目標が明確であれば、それを達成することこそが“ベスト”となり、「頑張らないと」といった不毛な強迫観念に縛られることもありません。

お客様と事業計画を立てるときは、事業としての目標だけでなく、プライベートの目標もしっかり聞いて反映するようにしています。

例えば、子育て期間や将来的な介護に時間を取られることが分かっているならば、それまでに経営者さんの普段を軽減できるよう、任せられる人員を確保する計画を立てます。そのためには人件費に充てられる十分で安定した売り上げが必要なので、いつまでに利益を〇円、そのために安定顧客を〇件確保しましょう、という計画を策定します。

逆に「いまは人員を削減しましょう」「事業を圧縮しましょう」と厳しい提案をすることもあります。経営者さんとしては受け入れるのが難しい提案です。しかし将来的に大きな投資が必要で、そのためにキャッシュを少しでも確保しておく必要があるならば、そうした身を切る施策も必要になってきます。“単なる事務委託先”から提案されるのと、“経営パートナー”から提案されるのでは、気持ちも違ってくるはずです。

喜びを分かち合うポイントは事業計画の実現

節税できたり、短期的に売上が上がったりすれば、それはそれで嬉しいでしょう。しかし私の場合は「事前に策定した事業計画を実現できたこと」こそが、お客様と喜びを分かち合うポイントだと思っています。

お客様と「決めたことを実現しましたね!」と喜び合える関係でいたいと思います。私自身がお客様と約束したことを実現し、お客様も私と決めたことを実現する。それこそが経営の本質で、やりがいを感じるポイントだと思うのです。

社長の戦友であること

最近、事業を10年以上続けられているクライアントの社長と事業計画の実現を喜びあっていたときに、「お互い経営者だもんね」と言っていただいたことがありました。私自身も経営しているので当然のことなのですが、とても嬉しいお言葉でした。

それはお客様が、私を同じ土俵で戦う経営者として認めてくれていて、パートナーとして成功の喜びを分かち合ってくれたと感じたからです。まだ6年目の新米ですが、お客様と同じ目線に立てるよう、様々な事業に挑戦し、お客様と一緒に成長しようと努力してきた自負はあります。戦友として認めてもらえた気がしました。

これからの展望

2024年は品川区主催の「ウーマンスケールアッププログラム」に参加させていただきました。この場を借りて、自分の事業を客観的に見直し、自分の目的・目標やビジョンを明確にしようと思ったからです。有り難いことにクライアントは増えていて売上も増えていましたが、現状維持は衰退ですから次の一手となるきっかけが欲しかったのです。そこで学ばせていただいたことは、私がずっと学んできたことでした。スケールアップには欠かせない「組織づくり」です。

ただ順番が違っていて、クライアントやスタッフの願望が叶う組織だからこそ、そこに売上が付いてくる、結果的にスケールアップになるのです。また、実家の農業経営にも徐々に携わる必要が出てきました。農業も同じでスケールアップには変化が必須です。学んできたことを掛け合わせて、私の周りのすべてのビジネスが前進するような仕組みづくりを整えていきます。


橋本税理士事務所は、
「社長の時間を生み出す財務パートナーに。」
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