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「あの選手、センスはあるんだけど」――10年記者の眼が捉えた才能を殺す「思考のズレ」の正体

「あの選手、センスはあるんだけどな」

スポーツ記者として10年、現場で数え切れないほど耳にしてきた言葉。
プロの世界に入ったばかりの若手選手について、首脳陣が溜め息まじりに口にする。

今、私がサポートしているある選手も、まさにその一人。
プロとしての技術は申し分ない。
競技に対するストイックさも誰にも負けない。
順調に成長すれば日本代表も狙える。
顔を合わせたときのオーラですぐにわかった。

しかし、なぜかレギュラーになれない。
ベンチを温める日々が続いていた。
このままでは実力を発揮する前に競技が続けられなくなってしまう――。

出口の見えない暗闇の中で悩んでいた。
「どうしたら試合に出られるのですか?わからない」

私の眼が捉えていたのは技術ではなかった。
この選手が時折見せるわずかな「思考のズレ」。




プロ意識の「致命的なズレ」

この選手は「競技に対するプロ意識」はあった。
しかし「自分の見せ方」や「チーム意識」がチームの求めるものと違う方向を向いていた
ここで重要なのは「チームの求めるものは、チーム事情によって違う」ということ。
圧倒的な実力が世で認められているスーパースターであれば、話は別かもしれない。
しかし、多くの選手は所属する場所に合わせて意識をアジャストさせる能力が不可欠。

セッションを重ねる中で私はいくつかの問いを投げて事実を伝えた。

  • 気に入らないと殻に閉じこもる

  • 内と外で見せる顔が違う

  • チームのための行動ができていない

  • SNSでチームのプラスとなる発信をしていない

上記は一見、プレーには関係ないと思えるかもしれない。
しかし監督やフロント、ファンは「プロ」としてあなたの24時間を見ている。

メンバー外になりチームのための雑用の手を抜く人間が
「試合の土壇場で、仲間のためにチームのために行動できるのか?」
みんな、そこを見ている。


「見られている意識」が、プレーを変える

この選手は戸惑っていた。
しかし、これが自分の「思考のズレ」だと気づき、普段の所作から意識を変え始めた。

  • 避けていた監督の目を見て話す

  • 練習中はサブ組でも盛り上げて集中する

  • SNSの一言にプロとしての責任を込める

技術の練習時間は1秒も増やしていない。
変えたのは日常の「当たり前」の解像度だけ。

「意識が変わった」
周りの選手や指導陣からも評価されていることを報告してくれた。
褒められると「さらにさらに」とやり続ける。

結果、監督からの信頼を勝ち取り、チャンスを掴んだ。

クヨクヨと悩んでいた姿はもうどこにもない。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

10年の記者生活で1,000人以上のドラマを見てきたからこそ、確信していることがあります。
技術の壁を突破するのは、技術ではなく「思考の整理」であるということです。

もし今、あなたが
「実力はあるのに選ばれない」
「あと1歩の壁を越えられない」
と1人で燻っているのなら、私と思考の整理をしてみませんか。

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