休職は甘えじゃない。心を守り抜くための時間であるということを伝えたい
「休んでいい」と、空が言っている
今、この記事を開いてくださったあなたは、きっと限界まで頑張ってきた方なのだと思います。
もしかしたら、パソコンの前で指が動かなくなっていたり、布団の中から出られない自分を責めていたりするかもしれません。
世の中には、心無い言葉が溢れています。
「何もせず休職するなんて損だ」
「感情で動くのはプロ失格だ」
「甘えではないか」
そんな言葉を投げつけてくる人がいます。
でも、私はあなたに伝えたい。
そんな声は、全部無視していいんです。
だって、彼らはあなたの夜の長さを知らない。
あなたがどれだけ、自分の心を削ってまで誰かのために笑おうとしてきたか、一秒も見ていないのですから。
今日は、あなたの心を100%守るために、大切なお話をさせてください。
1. 「余裕がない」のは、真剣に生きた証拠
よく、「余裕を持って判断しなさい」なんて言われますよね。
でも、本当に追い詰められている時、余裕なんてあるはずがありません。
「そんな余裕がないから、今こうなっているんだ」
そう叫びたい気持ち、よくわかります。
私もです。
余裕がなくなるまで頑張ったのは、あなたが不器用だからではありません。
目の前の仕事や、周りの人に対して、誰よりも誠実に向き合おうとしたからです。
そこまで自分を使い果たしたあなたは、本来、称賛されるべき人です。
「逃げる」のではなく、自分を「避難」させているだけ。
大雨が降れば、誰だって雨宿りをします。
今のあなたは、人生の激しい雨の中にいる。
だから、屋根のある場所で休むのは、当たり前の権利なのです。
2. 外野の声は、あなたの人生に責任を持たない
SNSやネットの記事を見ていると、「効率的な休み方」や「損をしない立ち回り」「辞める前にコレだけはやっておけ」といった言葉が目に飛び込んできます。
中には、休んでいる人を「情弱」だの「甘え」だのと罵るような、鋭い言葉もあります。
けれど、少しだけ冷静に考えてみてください。
その言葉を発している人は、あなたが倒れたとき、あなたの代わりに生きてくれますか?
あなたの病院代を払ってくれますか?
あなたの眠れない夜、隣で手を握ってくれますか?
……答えは、ノーです。
彼らは、安全な場所から石を投げているだけ。
自分の正しさを証明するために、誰かを叩いていたいだけなのです。
そんな人のために、あなたの貴重な心を使う必要はありません。
何を言われても、何を思われても、あなたの価値は一ミリも減りません。
「ああ、この人は人の痛みがわからない、可哀想な人なんだな」
そう思って、そっと心のシャッターを下ろしましょう。
3. 目に見えない「心の貯金」を回復させる
私たちの心には、目に見えないエネルギーのタンクがあります。
毎日、気を遣ったり、仕事をこなしたりするたびに、そのエネルギーは減っていきます。
休職が必要になる状態というのは、そのタンクが空っぽになり、底にヒビが入ってしまっている状態です。
ヒビが入った器に、無理やり「やる気」という水を注いでも、全部漏れてしまいます。
まずは、そのヒビを塞ぐ時間が必要です。
それが「休職」という時間。
この時期に大切なのは、何かを「達成」しようとしないことです。
資格の勉強をしようとか、規則正しい生活をしようとか、そんなことは後回しでいい。
ただ、息をしているだけで、あなたは100点満点です。
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心が疲れ切っている時、特別なことは何もいりません。
私がおすすめしたいのは、ただ「空を眺める」ことです。
最初は、眩しくて辛いかもしれません。
でも、窓越しでもいい、ほんの数秒でもいい。
流れる雲や、刻一刻と変わる空の色を、ぼーっと眺めてみてください。
空は、あなたに何も求めてきません。
「もっと頑張れ」とも「こうあるべきだ」とも言いません。
ただ、そこにあるだけ。
その「ただ、そこにある」という感覚を、自分の中に取り入れてみてください。
「ああ、今日も空が広いな」
そう思えたら、その日はそれだけで大成功です。
あなたの心が、少しずつ、自分の体に戻ってきている証拠ですから。
5. 「何もしない」を自分に許す
「何もしない」というのは、実はとても勇気がいることです。
私たちは子供の頃から「何かをしなさい」「価値のある人間になりなさい」と教育されてきました。
だから、何もしない自分に罪悪感を覚えてしまう。
でも、休職期間の本質的な目的は「何もしないこと」そのものです。
何もしない時間は、サボっている時間ではありません。
あなたの脳と心が、必死に自分を修復している「工事中」の時間なのです。
工事現場を通りかかって「なんで動いてないんだ!」と怒る人はいませんよね。いませんよね?
コンクリートが固まるのを待つのと同じように、あなたの心が固まるのを、じっと待ってあげてください。
おわりに:いつか、空がもっと綺麗に見える日まで
今はまだ、世界が灰色に見えるかもしれません。
周りの人がみんな敵に見えて、自分が世界で一番ダメな人間に思えるかもしれません。
でも、大丈夫。
雨は必ず上がります。これは励ましではなく、自然の摂理です。
あなたがゆっくり、たっぷり休んで、自分を責めるのをやめた時。
ふと見上げた空が、驚くほど青く、美しく見える日が必ず来ます。
その時まで、あなたは誰の言葉も聞かなくていい。
ただ、自分の心臓の音だけを聴いて、生きていてください。
何もしなくていい。
ただ、そこにいてくれるだけで、いいんです。
あなたは、あなたのままで、もう十分に素晴らしいのですから。
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