ちいさな巨人はアイドルだった
早川ユミさん個展 おんなが雑草のように生きるための
『たねのふく展』が先週の土曜日、24日から始った。
ユミさんは在廊とワークショップのために金曜日から
前乗りで高知からいらして金・土と夕食は我が家で食卓を囲み、
日曜日にはワークショップの参加者の方々と美味しいお弁当を
一緒に…と、何と言ったら良いのだろう。
ふくふくとした豊かな時間を過ごすことができて、本当は
そのやさしくあたたかな手触り、温度のようなものがうすまらないうちに、
欠片でもいいから記しておきたい。そう思っていたのに、
そんなときほど思いもよらないことが起こったりする。
日曜日にはワークショップ&在廊を終えたユミさんは高知へ帰られた。
ユミさんはいらっしゃらなかったけれど、平日の月曜日でも展示を
観にたくさんの方がお店に足を運んで下さった。そんな一日の閉店後。
さぁて、閉店業務に入る前にコーヒーでも入れてひと息つくかぁ!と、
ケトルでお湯を沸かしているときだった。
外から聞いたことの無い鳴き声がどこからか聞こえてきて…最初は鳥のヒナ?かと思って外に出て辺りを見回してみると、小さな毛玉がチョロチョロと動いているではありませんか。この子の兄弟や親猫が近くにいないかと、しばらく様子を窺ってみたものの、その気配はナシ。in-kyo の目の前は車道だし、気温はどんどん下がってくるし、とにかくダンボール箱にタオルを敷き詰めた中に仔猫を入れて保護し、自宅に連れて帰ることに。
翌日の火曜日は私も夫も仕事だし、in-kyoの開店前に連れて行こうと思っていた近所の動物病院は休診ということが発覚し…と、そこへInstagramの
ストーリーズを見たご近所・奈那さんが、ちょうどお仕事が休みだったからと、すぐさま我が家に来て、別の動物病院へ連れて行ってくれた。
体重200g 推定月齢 2週間 女の子
とーっても人懐っこくて、動物病院でもみんなに「かわいい、かわいい」と言われていたそう。動物病院では簡易湯たんぽやタオル、奈那さんがミルクやらペーストごはんやらカイロやらも用意してくれて、私の仕事が終わるまでお世話をして頂いた。
毎朝、LINEにお知らせが届くその日の石井ゆかりさんの星座占いでは、
「乙女座はミッションスタート。強烈プッシュ」と。
ミッション?
あまりにもピッタリ過ぎて鳥肌が立った。鳥肌と言えば、in-kyo の軒下にはツバメが只今卵を温めているようだし。
猫やツバメがやって来て、賑々しくなっているin-kyoである。
「強烈プッシュ」の方はといえば、これはもう責任を持ってこの
ふわふわの小さな命を迎えてくれる人を探すこと。
おチビちゃんは今のところ元気いっぱいだし、何名かが手を挙げて
くれてはいるものの、授乳期で2~3時間おきにミルクを与えなければ
ならないことや、獣医師の先生がおっしゃる安心できる目安の体重
600gにはまだほど遠いことを考えると、飼い主さんが決まったとしても
しばらくは我が家で面倒をみた方が良さそうな気がしている。
このまま私が飼うという選択肢も無くはないが、
スイとモクもいるし…と、まだ決め兼ねている。
「かわいい」だけでは済まないミッション。
展示の準備あたりから緊張していて寝が浅くなっていたところに
追い打ちをかけるように授乳タイムで寝不足になっている。
眠くて眠くて脳味噌が痺れている(感覚)
が、そんなヨレヨレ状態になっている妙齢の私のことでさえも
簡単に動かしてしまうちいさな巨人よ!
彼女は私だけでなく夫をはじめ、会う人、会う人を
メロメロにさせているアイドルなのだ。
