病膏肓、ほどほどに【毎週ショートショートnote:お題「古墳症」】
田原さん、お題をありがとうございます。貼付記事以下、参ります。
※このショートショートはフィクション、創作物であり、既存の映像等とは一切の関係がないことをあらかじめ記載いたします※
日中の慌ただしさが残っている頭は、横になったからといってすぐに睡眠モードに移行してくれない。
子供のころから歴史が好きだった。学ぶというよりも、壮大な絵物語を紐解くような感覚に惹かれたのだった。それは今も変わらない。
アジア、ヨーロッパ、中東etc. 国々の歴史を軽妙な語り口で伝えてくれる映像サービスが増えた。このありがたいサービスを時々利用している。中でも「睡眠用」と銘打たれた長めの映像を、寝物語に聞くようになった。
「……こうして彼の時代は終わりを告げた。後世の人々は彼を●▽と呼ぶ。けれど、彼の本当の姿を知る者は、今の時代にはいない。彼の心に最後によぎった思い。それを知る者もまた……」
名調子のナレーションが耳に届き目が醒める。時間はAM5:00。そろそろ起きようか。そう思い、目を開けた。朝一番、目に飛び込んで来たものは—
前方後円墳。埴輪。土偶。
一晩聞き続けた歴史の遺物たちが、眼底に焼き付いている。まるで憎い花粉のように。
溜息を付こうとした瞬間、一発クシャミが出る。鼻腔から、小さな埴輪が飛び出したような気がした。
---- 完 ---
461字
#毎週ショートショートnote
#古墳症
#お題で書いてみた
#ショートショートnote
© 2023-2026Harunaga Mutsuki

「古墳症」、ショートショートを書くことは無論のこと、それをAI画像にするのもかなり難しかったです。特に発展的表現をするniji 7ですと古墳や埴輪の描写が崩れまくりました💦以下、まともと思われるものをUPして終わります。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
いいなと思ったら応援しよう!
拙稿をお心のどこかに置いて頂ければ、これ以上の喜びはありません。ありがとうございます。