好きなことたくさんあるんですが実はSFも好きです(SFミステリーの新刊出ました)
新刊『どうして学校に行かないといけないんですか?』(文研出版)が発売されました🎉

今作、自分の好きだったもの・やってみたかったものがたくさん詰まったとっても嬉しい1冊です🐰🐰✨
◆まずはあらすじ
仮想空間が発達した近未来。
現実に居場所がない主人公・ゆんは、不登校の少年少女が集う仮想空間「ワンダーネスト」に参加する。
しかし、ある事件を機にお互いへの疑念が生まれ、彼らの隠された秘密が暴かれていくことに――。
というわけで、舞台は近未来の仮想空間!
SFです! 初めてのがっつりSFです!(大事なことは2回言おう)
◆我、実はSF大好き侍
小説を書き始めた中高生の頃に新井素子と長野まゆみをがっつり読んで影響を受けまくってるので、そもそもSF好き! 難しいことはわからんが、ドーム型都市とか遠い惑星の生き残り種族とか中二心くすぐられる! 好き!
何気に大学の卒業論文もSF小説をテーマにしてました。地理学科なのに! SF小説中に出てくる環境描写の変遷、みたいな感じで無理やり地理に結びつけて本を読みまくりました。卒業論文って一年かけてやるから、小説を絡めたテーマにしたかったんですよね。単位くれた教授陣に感謝。
という感じで、わりとSFは昔から好きで、ハードよりは少し不思議・ライトなSFくらいのテイストが好きで。アマチュア時代は青春ものに加え、ホラーとSFもたくさん書いていたのでした。
◆だがしかし企画が通らぬ
私が今身を置いているのが児童書とライト文芸だからっていうのも多分に影響してるんですが、まぁまず企画書に「SF」の文字を入れたら企画は通らない、うちではちょっと……と言われがち。
ライト文芸はお仕事ものやあやかし・花嫁・中華ファンタジーみたいなのが主流だし、児童書もSFは売れ筋ではないですし。
そんなわけで、SFっぽいものをやりたい気持ちもありつつ、実績も実力もないのでほかの書けるものでがんばってきたわけです。もちろんSF以外でも好きなものはたくさんありますし。雑食なので!
……なんですが。
ここ最近、ようやっと! 作家生活9年目ですが、前はやりにくかったようなやりたいもので企画を通せるタイミングが少しは増えてきまして!
今回の新刊も、まさに「これいけるのか?」と思いつつ提案して仕上げた作品になります。
◆虚実入り混じる仮想空間
今作、仮想空間の不登校児だけが集まるコミュニティが舞台になっていて、みんなアバターで参加しているんです。
なので、みんなの本当の年齢も性別も実はよくわからないんですね。
そんななかで行われる独白、楽しい共同作業、仲間ができたと思ったけど……? というお話です。
我ながらプロットでは結構とっちらかってて、担当さんこれで本当に大丈夫だっただろうかという不安もありつつ。
いざ初稿ができたらめっちゃ面白くて「自分天才では…!」と震え(平常運転)、担当さんに送る際も「めちゃ面白いです」と書き添えようかと思ったけど理性で抑え、結果的に担当さんから「めちゃ面白いです(意訳)」と返事が来たので本当に面白いと思います!
今までやったことのない独白混じりのⅢ部構成なんですが、我ながらいい感じに書けた気がする。今作が形になって大満足。
まじで面白いので読んで!
◆ところで不思議の国のアリスも好きだ
表紙で気づいた方もいるかもですが、私は『不思議の国のアリス』が昔から大好きです。とくにディズニー版。
そんなわけで、今作では「アリス」を名乗るロリータアバターの女の子がコミュニティを管理していて、週に一度お茶会を行います。表紙はお茶会の様子です。裏表紙にはうさぎもいます🐰アリスといえばうさぎです🐰🐰
アリス、話としてはわけわかんないんですけどね。なんか出てくるものすべてがおかしくてかわいくて好き。スマホゲームのツイ○テもやってるんですが、もちろん好きなのはハー○ラビュルです。寮服かわいい。
◆SF味のある既刊
商業ではがっつり近未来舞台のSFは今作が初めてなのですが、一応既刊でもSF味のある作品はいくつか出しているので紹介してみます。
『嘘つきな私たちと、紫の瞳』(2024)
架空の病をテーマにしたボーイミーツガール。病気の設定周りはSFだと思う。これを書けて形にできたときは結構嬉しくて感動しました。
異能ものもSFでは、という観点だと以下も?
『クール男子の心の声は「大好き」だらけ!?』(2024)
中学生のラブコメ、心が読める異能がちょっと出てくる。
『視線の先のきみと』(2025)
ある日突然、異能を使えるようになった二人の中学生の青春YA。
……と、色々紹介しましたが。
SFだっていうのに加え、作品の造りとしてここ最近で自分的にかなり挑戦しているのが、上記の『視線の先のきみと』と今作『どうして学校に行かないといけないんですか?』です。
この2作を合わせて読んでもらえたらとっても嬉しい。
◆チャレンジしてなんぼ
私は商業デビューからしばらく「王道が書けていい」と色んなところで褒めていただいてました。それならばと、必死に求められるものをと思ってやってきました。おかげで書けるものも増えたし、自分でも気づいてなかった新しい萌えも生まれたしでよかったなぁと思います。
で、まぁそれはそれとして。
新しいチャレンジもしたいわけです。
前もどこかで書きましたが、私は町中華もファストフードも回転寿司も高級フレンチも色々食べたいわけです。小説だって一つのことばかりしてたら、やっぱり続かないし何より飽きますよ。
「児童文学ならこう」というお作法のようなものを見聞きすることもありますが、せっかく色んなジャンルで書かせてもらっている身でもあるので、よいと思ったものはどんどん取り入れて新しいことやりたいですね。
◆ところで今作、ストーリー自体はミステリー
今までSFの話をしてきて何を言ってるんだという話なんですが。
文研出版さんでプレスリリース出していただいてて、「新感覚・青春ミステリー」って打っていただいてました👏
ストーリーとしては登場人物たちの独白をベースに進んでいって色々仕掛けがある感じなんですね。
自作でバーンと「ミステリー」と書かれるの初めてかも。ちょっとドキドキです。SFミステリーって感じでお願いします。
◆そういうわけでぜひ
私は本当に面白いと思ってるので(何度でも言う)、ぜひぜひ読んでもらえたらうれしいです!!!

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