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ショートショート『彼と彼女の視点』 25/6/9

ショートショートだけ読みたい方は、こちらの目次からどうぞ。


夢で、数学の授業なのに何故か世界のビートボクサーの映像を見た。あとバイト終わりにサイゼに行った。

「恋は雨上がりのように」と「いぬやしき」を交互に三話ずつ見た。こんな見方してる人は他にいないはず。前者は女子高生がバイト先の店長に恋する話、後者はおじいちゃんと男子高校生がサイボーグ兵器になって戦う話。全然違う。

そろそろ進路のことを考え始める時期かな、と親と話した。勉強をするなり、就職するなり。
とりあえず今話せる英語をもっとスキルアップするためにTOEICの勉強をすると役に立ちそうだね、と話した。
今度演劇を観に行くから、もしかしたらそれで大学の演劇部に入りたくなるかもしれないし、今度大学生の友達と二人でご飯にいくから、進路についていいアドバイスをもらえるかもしれない。

好きだった猫のことを考えて煙草をくわえる猫
「失恋した時、俺はまた煙草と出会った。 引き合う運命なのだ。煙という消えゆく物質と、恋心という不確かな存在は」
無印の犬

松屋のうまトマハンバーグ定食が夏限定からレギュラーになったらしいので食べに行ったにょろよ。うーん、にんにくが強くて、だいぶしょっぱくて、、
牛めしのがうまいどす。すません。

噂のうまトマ

今日は月曜日なので俺が夕飯当番。楽にできるそばに決定。

えー、書くことがありません。
強いて言えばこんど友達とご飯に行くのがすっごく楽しみ。で、何話そうかなと思って、話したいことをたくさんメモした上でChatGPTに相談して、百個とか話題を出してもらって、その中から良さげなものを選んでメモした。でも話してる途中でメモをちらちら見るのって幻滅されちゃうかも。できるだけその場で考えて話して、緊張したりして何も浮かばなければメモを見てもいいことにしよう。そうしよう。

青松輝『4』が届いた。「ベテランち」名義でYoutuberとしても活動する歌人・青松輝が、394首の自作の短歌を載せた本だ。
以前仲の良かった友達に貸したまま返ってきてないので、買うことにしたのだった。
以下、好きな短歌をいくつか選んで紹介する。

どうしても言わなければならないことが初夏の晩夏のプール・サイドに

シャンプー 僕は自殺をして君が二周目を生きるのはどうだろう 

僕のさいしょの恋愛詩の対象が、いま、夜の東京にいると思う

僕の詩があなたを救わないという-事実は-咲いてる-病気の桜

きみは愛について簡単なスライドを用意する この週末までに

星の存在 きみと話しているときに僕はこわれるほど高画質

好きな短歌

どうだろうか。結構、俺の短歌は彼に影響を受けているところもある。
例えば、これらのように。

恋愛詩読み込むたびに起動する 恋は不滅の永遠の光の

君とまた会える気がして無視をした 帰りのバス 大雨 同級生

彼の名を捨ててあなたは光になる センチメンタル マジの クライシス

作るのに苦労したけど5センチのパンケーキ平らげるのに3分

有意義な夏といえばと思い出す三年前 かけっこ 沖縄で

二時間くらいネットサーフィンした結果 rhythmのかっこよさに気がついた

「がう」と叫んで君は泳ぐ 鬱のプールで溺死する 夏

俺の短歌

夏 同級生 などの体言止めで終わるところや、
カタカナを使ってリズムを作るところ、全体的なエモさや儚さなど、真似しているところが多い。ぜひ見比べて、違いを楽しんでほしい。
あと、数字を使ってリズムを取って短歌を書きたいな。

ひどく疲れる作業の予感 1200 24000 みだらな直喩

青松輝「予告篇」より

夕飯にかつおそばを作った。片方の鍋で具材を茹でながら片方でそばを茹でるだけだ。簡単だ。別に。余裕だった。全く。
簡単な調理にしては美味しい完成品ができた。

かつおそば(内容物:わかめ 小松菜 鶏もも きのこ なす)

食べている最中、二人でけんた食堂がモツ鍋を作る動画を観た。実の母とけんた食堂と俺の三者面談。全くもってありえない状況だった。俺の目に、
画面越しのモツがジューシーに映った。

あまりにも蕎麦が美味しく、満足度の高い晩餐だったため、フィナーレも美しく締めたいと思い立ち、しばらくやっていなかった野外牛乳を飲(や)ることにした。野外とは言っても、ベランダで飲むだけだが。付け合せに種無しブドウと種無しマスカットもあった。ブドウの風味を牛乳がクリーミーに包みこみ、およそ最高の組み合わせであった。
牛乳を他のものに喩えるならば、海、だろうな、とぼんやり思った。
白い海。俺はざあざあ流されて、ぶどうとマスカットの島に着く。

ここで早めの一句。

1500 もう少しだから速めに飛ばす 1200 スピードを上げてくぜ
けんた食堂と母と俺で三者面談 モツ鍋の作り方について議論
白い海 俺はざあざあ流されて ぶどうとマスカットの島に着く

けんた食堂の三句

いやー、今回、過去最長のnoteになりましたね。3792文字。
そして!
ちょっと自分、ショートショートいいっすか。
考えたんで。自分。
1688文字のショートショート。おなしゃす。
今日の絵は、このショートショートの挿絵と言う形にさせてもらいました。
それでは最後まで、お楽しみください。

彼と彼女の視点 高橋春貴


絶対に美しいものは永遠のはずで、永遠のものは人の理解を超えてくれるはずである。

とある詩人のつぶやきより


彼の視点

2024/5/23
僕の中の僕が囁く。まるで悪魔だ。いや、悪魔は僕か。僕を一番苦しめているのは誰でもない、僕自身だからだ。
「僕があそこまで御膳たてをしてあげたっていうのに、、どうしてキスをしなかったんだい。楽になればよかったじゃないか」
僕はぶっきらぼうに答える。
「いや、孤独はある種の毒なんだ。僕はそれが、好きなんだ。自分を強くするためには、楽になるだけではダメなんだよ」
悪魔が反論する。
「だが、あのベッドでの甘々な雰囲気だけは現実だった」
悪魔の言い分にはいつも妥当性があった。
「それは確かだが。しかし、これは悲しい想像だが、僕が人に真価を発揮するのは、僕自身が鋭く研いだ刃によって、真実を削り出すときであり、決して、日常の中でまやかしのために、人に愛を振りまくようなことではない、と考えている」
「そんなこと言ったって、いまも彼女は部屋で泣いているぞ。迎えに行かなくていいのか」
「彼女は俺に本当の事を話してくれない。他の人の前では思い切り笑うのに、俺と話す時はつまらなさそうだからだ。しかし、これは反対に言えば、彼女は人前では仮面をかぶって愛想を振りまいているが、俺と話す時だけは本音で話せている。俺を尊敬しているからだ。そんなふうにも考えられる。なにしろ、そう考えでもしなければ、楽しそうに色々な男や女と話し、感謝を伝えたり涙を見せる彼女を見ていると、嫉妬で狂いそうになるのだ。所詮、俺はガキだと思われていて、彼女の本心は見せてもらえず、仲のいいふりを続けられているのか。死なせてくれないか。どうか、苦しみの中で俺を殺してくれないか」
「つくづく悲観的なやつだな、君は、、本当に君が表の人格なのか、疑わしいよ」
首肯。
「それは確かにそうだ。君が表の人格なら、僕はどんなに幸せだっただろう」

彼の中の彼




彼女の視点

2024/5/22
私は泣いた。部屋の机に突っ伏して。それでも。
私は手帳を取り出して、この手記を残します。他の誰でもない、いちばん大切なあなたのために。

安らぎについて。本当の安らぎというのは、本当はないのだと思っていて、私はまだ出会っていません。私は若く、いままでずっと自分を鼓舞するような気持ちで生きてきました。 

ここで止まったらだめだ、歩みを止めずに考え続けろ、となかば脅迫的な観念ですが、そのおかげでここまで生きてこれました。 だから今の私が見る安らぎは、あくまでも仮のものに過ぎません。

本当の安らぎは、苦しまずに死ぬこと、幸せな老後を過ごすことだと考えています。 若いうちは幸せでなくて良いと思っているところもあり、本当の安らぎは未だ見えません。 

愛について。愛は人を守れるし、私は愛の信者だ。しかし、同時に恐れている。どうしようもなく恐れている。愛は全てを解決しない。解決に向かわせるもので、全てとは言えない。だから、愛は人を殺しうる。愛によって人は人を殺す。しかし、それは、人が人を殺す道具として愛があるのだ。それを間違えてはいけない。愛は道具だ、使い方を間違えるな。

私とあなたは、今日、あのベッドの上で、愛を誓い合いました。
互いを好きだと、言い合いました。今でも信じられません。
あなたはいつになく素直な顔だった。
だから当然、キスだって、その先だって、、
そんな期待した私が馬鹿だったのでしょうか。
あなたは人が変わったような顔をして、私を突き飛ばして一言言いました。
「嘘つきが」
嘘なんて、あなたについたことない。
そんなつもり、なかったのに、、
あなたは言いました。
「俺に嘘をつくな」
あなた、、俺?そんなふうに言う人だったでしょうか。
いつも、僕、僕、と優しく言うあなたが好きでした。

悔しい、苦しい、寂しい。ただそこからまた走りだす。
だから大事な感情です。悲しくないよ。
あなたに対する私の愛の気持ちは心のポットから溢れて吹き出してしまった。
私はあなたを愛してる。
私においでと言って。
私の体に触って。
大丈夫だよ。
寂しいだけ



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