9歳長男の「いいよー」の軽さ。モンテッソーリ9年で育った長男のいま【シリーズ第2回】
「お風呂、頼んでいい?」 「いいよー」
これが、最近の我が家の夜の風景です。
9歳の長男が、2歳の三男をお風呂に入れる。 僕は脱衣所で待って、上がってきた三男を受け取って着替えさせる。
長男に頼む時、「いいよー」しか返ってこない。 嫌がる気配ゼロ、めんどくさそうな空気もゼロ。 ただの日常のお願い事として、軽く引き受けてくれる。
これ、9年前に長男が0歳でモンテッソーリ保育園に入った時、僕は想像もしていませんでした。
今日は、シリーズ第2回として、9歳になった長男のいまを書きます。 モンテッソーリ教育の話ですが、教育論じゃありません。 長男のリアルな日常の話です。
(※この記事は「3兄弟をモンテッソーリ保育園に通わせて9年。実際に子どもはどう変わったか」のシリーズ第2回です。第1回をまだの方は、そちらから読むと流れがわかりやすいです)
始まりは「頼んだから」

最初に正直にお伝えすると、
長男が三男をお風呂に入れるようになったのは、僕が頼んだからです。
「自然とやってくれるようになった」じゃありません。 僕が「お風呂、頼んでいい?」と頼んで、長男が「いいよ」と引き受けて始まった。
スタートは、めちゃくちゃ普通です。 特別なきっかけも、感動的なエピソードもありません。
世間のモンテッソーリ記事を読んでいると、「子どもが自然と優しくなった」みたいな美しい話が多い。 でも、現実はそんなにドラマチックじゃないんですよね。
親が頼む。子どもが受ける。それが日常になる。 これが、我が家のリアルです。
今年から、楽しそうに入れている
最初は淡々と引き受けていた長男ですが、今年に入ってから何かが変わりました。
楽しそうにお風呂に入れているんです。
三男に話しかけながら、頭を洗ってあげている。 湯船で遊んでくれている。 笑い声が聞こえてくる夜が、増えました。
そして、もっと面白いのは三男の方です。
三男も、嬉しそうに長男と入っている。
僕がお風呂に入れる日と、長男がお風呂に入れる日。 三男はどちらでも嬉しそうにしますが、明らかに長男と入る日の方がテンションが高い。
「お兄ちゃんと入る!」とニコニコしながら脱衣所に入っていく姿を、僕は脱衣所のドアの外から、ちょっと寂しい気持ちで眺めています(笑)。
「いいよー」が示す、9年の蓄積
僕がこの「お風呂タイム」で一番感じるのは、長男の「いいよー」の軽さです。
これ、すごいことだと思っています。
9歳の小学生に、自分の弟の世話を頼む。 これ、家庭によっては「えー、なんで俺なの」「自分でやってよ」と返される話です。
うちの長男は、それがない。
「いいよー」と言って、お風呂場に向かっていく。 着替えを頼んでも、「いいよー」と言って三男のところに行く。
この「いいよー」の軽さが、僕は9年のモンテッソーリ教育の蓄積だと思っています。
なぜ「いいよー」が出てくるのか
理由は3つあると思います。
理由1:異年齢混合クラスで「下の子に教える」を3年やってきた

モンテッソーリ保育園は、異年齢混合(縦割り)が基本です。 3歳〜6歳が同じ部屋で過ごす。
長男は、年中・年長の頃に、年下の子に教える経験を毎日していました。 靴の履き方を教える。手の洗い方を見せる。お絵描きを一緒にする。
「下の子に何かを教える・面倒を見る」が、長男にとって保育園で当たり前の日常でした。 だから、三男のお風呂を頼まれても、抵抗感がない。
保育園で日常的にやっていたことを、家でやるだけ。 それが「いいよー」の軽さの正体です。
理由2:「自分のことは自分でやる」が染み付いている
長男は、自分のことを自分でやれます。 朝の準備も、宿題も、習い事の支度も、全部自分でやる。
「自分のことを自分でやる」ができる子は、人を助ける余裕があるんです。 逆に、自分のことすら自分でできない子は、誰かを助けるどころじゃない。
これも、9年モンテッソーリで育った蓄積だと感じます。
理由3:強制された経験がない
うちは、宿題も習い事も、長男に強制したことがありません。 「やりなさい」と言うのは、本人の安全に関わることだけ。
だから、長男にとって**「人に何かを頼まれること」**は、強制とイコールじゃないんです。 頼まれたら、自分で「やる/やらない」を考えて、判断する。
「いいよー」は、強制されてないから出てくる軽さです。 強制されている子は、こんなに軽く返事できない。
9歳の長男に、僕が頼んでいること
今、長男に頼んでいることをリストアップしてみます。
三男のお風呂入れ(週2〜3回)
三男の着替え(忙しい朝など)
次男のケンカ仲裁(必要な時だけ)
食事の片付け(自分の食器+α)
全部、「いいよー」で引き受けてくれる範囲のことです。
頼みすぎると長男の負担になるので、やってもらいすぎないことも意識しています。 長男はまだ9歳。子どもです。 お兄ちゃんとして頼りすぎると、子どもらしさを奪ってしまう。
このバランスは、3兄弟パパとしてずっと考えていることです。
三男にとって、長男という存在

最後に、三男の話を書きます。
2歳の三男は、長男のことが大好きです。
僕や妻が話しかけるより、長男が話しかけた方が、明らかに反応がいい。 お風呂も長男と入る方が嬉しそう。 寝る前も、長男にくっつきたがる。
これ、僕は最初ちょっと寂しかったんですが、よく考えたら最高の環境です。
三男には、お父さん・お母さんに加えて、お兄ちゃんという第三の頼れる存在がいる。 3歳離れた次男にも、7歳離れた長男にも、それぞれ違う甘え方ができる。
3兄弟だからこそ得られる、家族の中の多様な関係性。 これは、3人目を育ててみないと、実感できなかったことです。
まとめ
シリーズ第2回・長男編。
長男が三男をお風呂に入れるようになったのは「頼んだから」
始まりは普通だったけど、今年から楽しそうに入れている
三男も長男と入る方が嬉しそう
「いいよー」の軽さは、9年モンテッソーリ教育の蓄積
異年齢混合・自分でやる力・強制されない経験が、その軽さを作った
長男に頼むけど、頼みすぎない。子どもらしさを奪わないバランスを意識
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次回(予告):次男(6歳)編を書きます。頑固でこだわり強い次男が、モンテッソーリでどう育ったか。
最後まで読んでくれてありがとうございます。 モンテッソーリ気になっているパパママ、何か質問があればコメントで聞いてください。
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