一心不乱にかいてみる
一心不乱にかく姿は美しい。
アマプラで劇場アニメ『ルックバック』を視聴した。
わずか1時間ほどだが、見応えたっぷりで、しばらく余韻に浸っていた。
物語は、小学校4年生の藤野が、学年新聞で4コマ漫画を連載しているところから始まる。
そういえば、私も小学5年生のとき、新聞を書いてクラスに掲示していたことを思い出した。
4コマ漫画は書けなかったけれど、毎日プロ野球の試合結果と順位表を載せていた。
当時から中日ドラゴンズの大ファンで、優勝争いを繰り広げるドラゴンズを岡山の地から応援するために、新聞を書いていた。
将来の夢は、スポーツ記者になることだった。
作文が何度か市で表彰され、県の文集に掲載された。
職場体験先は地元の新聞社を選んだ。
文章を書くのが得意で、好きだった。
しかし、勉強が忙しくなるにつれて、書くことから離れてしまった。
書く仕事がしたいと思いつつも、自信がなくて、やらない理由を探してた。
『ルックバック』の藤野や京本は好きな漫画や絵に夢中だった。
一心不乱に描き続ける姿は美しくて、眩しかった。
2人には好きなことを続ける才能があった。
1人じゃなく、2人の絆があったからこそ続けられたのかもしれない。
もし、自分が小学生の頃からずっと文章を書き続けていたら、今頃どうなっていただろう。
そんな世界線を想像してみる。
文章は書けば書くほど上手くなるけれど、書くことが全てではない。
書かない時間の体験や生き方が、文章の深み、味わいになると信じている。
結局、こうやってまた書くことを楽しめているのだから、これで良かったのだと思う。
私たちは、できあがった作品しか知らない。
作品の良し悪しはよくわからないけれど、並々ならぬ思いを持って、かかれているということだけはわかる。
売れっ子の漫画家は多忙で、文字通り命を削って描いている。
そこまで彼らを突き動かすものはなんだろう?
描きたいという衝動、エネルギーはどこからやって来るの?
アイデアの源泉は?
現実とは違う世界を想像し、創造する人に憧れる。
作品にはきっと、「こんな世界になったらいいな」という作者の願望が込められているのだろう。
現実はときにどうしようもなく残酷だけど、儚いからこそ美しい。
フィクションでありながら、リアリティのある作品に惹かれる。
まとまりのない文章だけど、一心不乱にかいてみた。
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