ZINE『らくだの楽多さん』——私のやさしさが、かたちになった日
ZINE作家・まっちゃさんインタビュー
はじめに|“優しさ”を手に取れるかたちで
自分の気持ちを、かたちにして誰かに届けたいと思ったことはありますか?
そっと寄り添うキャラクター・楽多さんと一緒に、心の旅に出るようなZINE。
『らくだの楽多さん』は、まっちゃさんが初めて手がけたイラスト&物語ZINEです。

かわいらしい表紙に癒されて手に取る人も多いこのZINE。
その背景には、まっちゃさんご自身の繊細な経験や「生きること」に対するまっすぐな眼差しが込められていました。
控えめでやさしい言葉の奥にある、あたたかな情熱をひもといていきます。

1.ZINE『らくだの楽多さん』とは?
ZINE(ジン)とは、自主制作の小冊子やミニブックのこと。
『らくだの楽多さん』は、B6サイズ・全20ページ、右綴じで仕上げられた、まっちゃさん初のZINEです。
らくだのキャラクター“楽多さん”が登場し、読者の心にそっと寄り添いながら、静かな物語をガイドしていきます。
「ZINEって、おしゃれなものが多い印象だったんですけど、私は“想い”をいちばん大切にしたくて。
心の豊かさや、生きやすさを、キャラクターを通して伝えたいと思ったんです」
現在は、オンラインストア「BASE」や、神奈川県藤沢にあるシェア型本屋「BOOKY」でも販売中です。

2.iPadから始まった、表現の旅
まっちゃさんのZINE制作のはじまりは、iPadで描いたイラストでした。
最初はInstagramに投稿しようと考えていましたが、「文章も一緒に届けたい」という気持ちが芽生え、noteに出会います。
「雑誌や本が好きだったので、文字と絵が並んでいる世界に惹かれたんです。
ただイラストを並べるんじゃなくて、物語として届けたくて」
そんな中、noteで繋がった印刷工場の方のクリエイターイベント「ぼくらの秘密基地」に誘われたまっちゃさん。
まわりの出展者が、自分のキャラクターと物語を持って活動している姿に刺激を受けます。
「私も作ってみたい」という想いをきっかけに、”楽多さん”というキャラクターが誕生しました。

3.モデルは理想の人たち。キャラクターに込めた想い
楽多さんは、まっちゃさんが思い描く“こうありたい”という理想の人柄を映した存在。
夢を持ち、自分のペースで歩みながらも、焦らず穏やかに生きている——そんな人物像が重ねられています。
一方で、もうひとり登場する“楽美ちゃん”には、過去のまっちゃさん自身が投影されています。
心療内科に通っていた時期、思うように回復できず悩んでいたときに出会ったのが、きいさん著『しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方』という本でした。
「考え方を変えるだけで、気持ちが変わる。
そんなことを教えてもらった気がします。
楽多さんも、読者のそばでそういう存在になれたらいいなと思って描きました」

4.ZINEスクールで学んだ“かたちにする力”
「ちゃんと完成させたい」と思ったまっちゃさんは、ZINE専門スクール「MOUNT ZINE SCHOOL」に通うことにしました。
プロのイラストレーターによる指導や、受講生との交流を通して、作品は少しずつかたちになっていきました。
一番大変だったのは、入稿作業でした。
「イラストがずれていたり、エラーが出たり…。
パソコン操作に慣れていなかったので、何度もやり直しました。でもそれも含めて、良い経験になりました」
学生時代に授業で雑誌を作った経験も、この制作に活かされているそうです。

5.反響|25冊がつないだ、あたたかいつながり
ZINEを完成させてから、イベントや本屋さんでの販売を通じて、読者から感想が届きはじめました。
「『癒された』『あたたかい気持ちになった』といっていただけて…。
まさか自分の描いたものが誰かの心に届くなんて、思ってもみなかったです」
これまでに『らくだの楽多さん』は、イベントやお茶会、本屋などを通じて約25冊が読者の手に渡っています。
中には「これ、グッズ化して!」という声もあり、トートバッグの制作にも挑戦。

noteでつながったSayuRiさんからは、「みんな待ってるよ!」とあたたかく背中を押してもらったそうです。
その言葉に勇気をもらい、グッズ化に踏み出すことができたと話します。
さらに、友人からは「これまでの仕事の経験、全部“楽多さんブランド”につながってるね」と言われたことも。
アパレル販売の経験はグッズ制作に、サロンセラピストとしての仕事は“癒し”のテーマに、現在のカフェ業務は将来の“楽多さんカフェ”構想へと——
まっちゃさんのこれまでの道のりが、自然とキャラクター活動の土台になっています。
6.これから|“やさしさ”を届け続けるために
今、まっちゃさんが描いている未来。
それは、「らくだの楽多さんの世界を、少しずつ育てていくこと」です。
「焦らず、でも夢は持ち続けたい。
商業出版もできたらいいなと思っています」
「新作のZINEを出したい」
「グッズをもっと増やしたい」
——そんな小さな種が、いま芽を出しはじめています。
noteを通じて生まれたこのキャラクターが、今やまっちゃさんの“もう一人の分身”として多くの人とつながり始めているのです。
まっちゃさんのよき理解者であるnote仲間・ともこさんからは、こんな言葉も。
「らくだの楽多さんの活動は、みんなを癒してくれるし、本当にいいよ。
まっちゃさん、自分の良さに気づいたら、もっと広がっていくから!」
おわりに|心の旅を、これからも
「この作品を通じて、自分の心も豊かになれました。
これからも読んでくださる方の気持ちが、少しでも軽くなったら嬉しいです」
控えめでやさしいまっちゃさんの言葉は、読む人の心に静かにしみ込みます。
“やさしさ”をかたちにするこの旅は、まだ始まったばかりです。

まっちゃさんからのお知らせ📢
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本記事は、インタビューライター・はるきが取材、執筆しました。
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SHINEインタビューライティング公式ページ🌟
改めて、素敵な想いを聴かせてくださったまっちゃさん、ありがとうございました!
今後のまっちゃさんと、らくだの楽多さんのご活躍を楽しみにしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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