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恋しい彼の忘れ方

私は、既婚者なのに、かつての同級生に恋をした。


月明かり

──彼と再会したのは、三年前。
中学校時代のクラブチームの同窓会だった。十七年ぶりに顔を合わせる仲間たち。
あの日の私は、集合時間に遅れそうになり、焦りながら車を走らせていた。
その途中、スマホが鳴る。

「ごめん、遅くなるから先に始めてて。俺はタクシー拾ってあとから合流します」

画面に映されたのは、天真爛漫で、当時いちばん背の低かった彼からのメッセージだった。
信号待ちの間に、「私、車だから迎えに行くよ」と返し、私は駅へ向かった。

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