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第22話 〜 追悼 〜

本記事は、原作者の許可を得て、noteへ掲載しているものです。無断転載ではありません。

原作:ファソー・スピネル
著者:神室海夜
※2026年5月26日時点の原作掲載本文をもとにしています。



レイは、構えた!!

レイの周りの黄色のオーラが

どんどん大きくなる!!


レイ:『コーーーーダーーーー』


タラバも構えた!!!

タラバ:冥土の土産に本当の技を

    見せてやろう!


タラバは、突如レイの前に現れる


タラバ:『フアンガニア・オーーダチ!!!』


ズン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ものすごい音がした。


レイ:『ーチッ………』

レイの小太刀は、弱々しく空を切った


レイ:あ"………あ"ぁ……

レイのみぞおち部分に

八の字型の穴がぽっかり空いた。


レイは、静かに崩れ落ちる……

ドサッ……


タラバは、小太刀をしまった。

タラバ:サルバリよ。拙者の役目を

    果たしたので、これで失礼する。

坊っちゃん=サルバリ:おぉ。助かったぞ!

     父上にも、いっておく!

     あいつらも始末してくれ!

タラバ:約束は、一人までだ。

    失礼する。

タラバは、サルバリ坊っちゃんに背を向ける


タラバ:フアンガニア!!!


そういうと、タラバは

姿を消した!!


カクハイ:う"…う"……

カクハイが動き出しそうなのをみると、


サルバリ:ひぃ〜〜!!

サルバリは、走って逃げ出した!


マイテは、レイに駆け寄る!

マイテ:レイーーーー!!


マイテは、レイを抱える

レイ:すま……ぬ。マ…イテ。

マイテ:レイ! しゃべらないで!!

    血がとまらない……


レイ:夢な……かば、じゃ…ったの…。

   みこ……とが王……になる……

   姿を……見たかっ…た…

レイは涙を流した。

マイテも涙を流した。


マイテ:もう敵も居ないし、

    みことの事もみれるよ!!絶対!!

レイ:マイ…テ…。み……ことを…

   よ…ろ………し………………………………………………………………………………………………………………………………………………………


マイテ:あ"'ぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!

    お"ね"ぇち"ゃ"〜〜ん"〜〜〜〜

マイテは、泣き続けた!

レイは、少しずつ、冷たくなっていった


カクハイは起きて、マイテにどんな言葉を

かけてよいか、わからず、

マイテの後ろで、そっと座りながら、

静かに涙をながしていた…。


一方、ログタガ戦を終えた みことは、

倒れていた…。


みこと:う"……う……

みことは目を覚ました。


みことは、ゆっくりと立ち上がり、

周りを見る。

瓦礫に埋もれたログタガ。

町人達は、みことに近づく気配すらない。


みことは、ゆっくりと奥の部屋に歩く。


みことが奥の部屋を覗いたとき、

部屋の真ん中でぽつりと

レイを抱えながら

静かに泣くマイテ と カクハイ。


部屋の奥の方で、赤髪ロロハと

青髪ピアルンが倒れているのをみて、

みことは、ここでも激しい戦いがあったことを

感じた。


あたりは、静かになっていたので、

みことは、この部屋でレイが勝ったと

疑わなかった。


みことは、マイテの方にゆっくりと近づいた。


みこと:マイテ。レイは、大丈夫か……?

マイテは、ゆっくりと振り返る…


マイテ:お"ね"ぇち"ゃ"〜〜ん"が、

   じんじゃっだ〜〜〜!

   みこ"と"〜〜〜〜

みこと:!!!!?

マイテ:あ"'ぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!

マイテは、せきをきったように大きく泣き出した。


みことは、お腹に穴が空いたレイを見た。

みこと:レイ!!

    レイ!!

    目を覚ませ! レイーー!

みことは、叫び続けた。


カクハイ:ごめん……

     おれ、たすけられなかった…

     ほんとうにごめん……

みこと:だれだ、

    だれがやったんだ!!!


マイテ:もうここには、いない

    タラバとかいう黒いやつ!


みこと:レイ!

   おまえの夢は、おれを守ることだろ!?

   早く起きろ!!

   おれ、王になるから!!!!

   おれを守れ!!!

   おまえがおれを守らなきゃ

   ダメなんだ!!

   早く目を覚ませ!!

   無理しやがって、この馬鹿野郎!!!

みことは、泣きながら、

叫んだ!!

マイテ:みこ"と"〜〜〜

   お"ね"ぇち"ゃ"ん"は、も''う、お"きない

   あ"'ぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!


みことやマイテは、

レイとの出来事が走馬灯のように

頭をかける


🟨🟨🟨🟨🟨🟨 回想 🟨🟨🟨🟨🟨🟨🟨


黒い頭巾の人:はははっ。どうやら、元気なようじゃの?最中(もなか)、いるかえ?


ーーーーーーーー


黒い頭巾の人:………。しゃーないな。ほれ! もう無いぞ。

黒い頭巾の人は、みことに最中をぽいっと放る

みこと:うぉーー。最中だー!!


黒い頭巾の人: !? えっ!? もう、食べたのか…? 味わっ……て……


黒い頭巾の人:怒っとらん!


ーーーーーーーー


黒い頭巾の人:レイじゃ。 長老は、あっちの村に住んでおる。 では、さらばじゃ。


ーーーーーーーー


長老:お主が食べた最中は、村人全員がレイに希望を預けて持たせた最中じゃ!!

小さな娘:私も食べるのを我慢したんだよ!(泣)


ーーーーーーーー


レイ:わしらは、いつか仕える主君のために、

   忍術を磨き、鍛練すべし!!

   それが猫人としての使命であり、

   祖先が成す事が出来なかった積年の想いじゃ。


レイ:ニャハハハハ。じゃあ、最中弁当を

   2人分で。


レイ:分かった。それでは、行ってくる。

   お前達、わしが居ないからって、

   さぼるなよー(笑)


レイ:……。そんなんじゃ。一人で

   旅をする事は、できんぞえ。

マイテ:レイが一緒だから、大丈夫だもん!

レイ:………。やれやれ。


レイ:マイテ、やったぞー。

   滅多に居ないサーモンボアじゃ。


マイテ:やったー。今日は、贅沢ー!

    も・な・かに、サーモン♪

    も・な・かに、サーモン♪

マイテ:最中とサーモンを一緒に食べると、

   美味しいにゃー!!

レイ:ほんまじゃ。なんじゃ

   この未知の味は!?

マイテ:新発見!?

レイ:にゃはははは(笑)


マイテ:むにゃむにゃ…サーモ・ナ・カ…♪ むにゃむにゃ…。

マイテの顔は、しあわせそうな顔をしていた。


ーーーーーーーー


レイ:ロタばあ、ありがとう。

   マイテを頼む!

   フアンガアニア!


レイ:フアンガアニア!

   フアンガアニア!

   フアンガアニア!

   はぁ、はぁ、はぁ……

   フアンガアニア!

   ぐっ!?


※フアンガニア= 数十メートルを瞬時に移動するための術。


レイ:生きてるかー!!

   生きてるかー!!

   返事をしてくれー!!


レイの部下:レイさん、すみません…

     わしらが居ながら、

     山みたいなデブに

     手も足も出なかった…(泣)

     もっと強くなります…(泣)

レイの部下達は悔し涙を流した


レイ:済んだ事は、もう良い…。

   わしも、守れず、申し訳なかった

   まずは、皆を助けるぞい。

   この後の事は、助けた後に考えよう!


レイ:みな、生きてはおるな。良かった……

レイは、そういうと、その場に倒れた…。


ーーーーーーーー


レイ:じぃ。やつらが、やったのか?


レイ:おぬしら、パゴ達を取り返しに行くぞい!


レイ:どうした?おまえたち…

レイの部下達:レイさん、わしたちが行っても、

    足手まといになる…。


レイ:何を言っておるんじゃ(笑)

   何のために、鍛練したんじゃ!

レイの部下達は、涙を流し始めた…

レイの部下達:ゔっ…ゔっ…

     レイさん、おでだち、

     誰一人、も“ゔ ぢから が

     はいらないじゃ…

     手裏剣も1メートルも飛ばせない…(泣)


長老:パゴ達を取り戻したい気持ちは、

   分かるが、今は無理じゃ。

   今のわしらには、奴らには勝てん…。


レイ:みなが、腹一杯になるほどの

   量は、ないがの…。

   これを食べてくれ!


レイ:喧嘩せんようにの。(笑)


マイテ:レイ〜〜(泣)

    レイも、みんなも無事で良かった〜(泣)

    悪い奴らをこれから、倒しに行くんでしょ(泣)


レイは、下を向いた。


マイテ:行かないの?(泣)

    パゴ達が奴隷になってるんだよ?(泣)


レイは下を向いた

レイ:まだ助けに行けない…

マイテ:!? なんで!?

    パゴ達、絶対苦しいよ?(泣)

    みんななら、倒せるでしょ?(泣)

レイ:倒せない……んじゃ!


レイは申し訳なさそうに、コブシを握りしめながら言った。


ーーーーーーーー


レイ:そうなんじゃ。力が入らなくなったのが、

   原因じゃ。

   ロタばあ。パゴ達の様子や、

   砦の様子を教えて欲しい


マイテ:わたしも戦う!

レイは、首を横に振った

レイ:マイテじゃ、手下にやられちゃうよ。


レイは、にっこり微笑み、

レイ: 今は、耐えよう……。


マイテ:ロタばあは、私を守れるの?


ロタばあ:まもれん……

マイテ:レイと居れば、レイが守ってくれるもん。

   ロタばあ、じゃあね!


2年もの間、

村は、最中を作り、草を食べ、

レイは、サーモンボアを取っては村人へ馳走し、

    サーモンボアが取れない時は、ロタばあ近くの海で魚をとり、テトの村人へ馳走した


レイ:サーモンボアもめっきり、おらん。

   危険じゃが、

   ギラオの食料をわしが持ってくる!

   少しぐらい、減っても、

   奴ら、気付かんじゃろう!


長老:おぬしは、草も何も食べておらん。

   最中の材料を少し集めて作れた最中が

   2個ほどある。

   これをいざという時に食べて

   精をつけるのじゃ。


レイ:分かった! これは、ありがたく頂戴する!

   みんな、ありがとう!

   食べ物を持ってくるからな!


道中、行き倒れていた みことを発見し、

みことに 貴重な最中2つを渡してしまう。


ーーーーーーーー


レイは、見事、砦へ潜入し、

食糧庫に向かう。


レイは何度も限界を超えていた

本人の気持ちとは、裏腹に、食糧庫にたどり着く前に意識が途切れた


レイは目を覚ました時は、

両手に錠をかけられ、張り付けのような

格好となっていた


ピティは、何度も鞭でレイを

叩いた。


何度も何度も。


レイは、何も言わなかった。

レイの服はビリビリに破れ、

肌が露出し、肌も鞭によって、出血していた


みことと、レイは、同じ牢屋だった。


みことが投げられた音に、

レイが目を覚ました。


レイ:なんじゃ。また、おまえか。

   行き倒れるな って、言ったじゃろうが…。

みこと:ん?どこがで聞いた声のような…

   おまえ、レイか!?

   その身体……

レイ:情けないものじゃろ?

   捕まってボロボロじゃ


みこと:おまえ、なんでそんなに

   ガリガリなのに、おれに最中なんか、

   渡したんだ!

🔴   自分の体をもっと大事にしろ!!


みこと:ふ〜ん……。

   …………

   おまえ、やっぱり良い奴みたいだな(笑)

   よっし、決めた!

   最中も食べさせてもらったし、

   おまえを助ける!

レイ:助けるって、おまえも捕まってるんだぞ…


みこと:おれは、ずっと捕まってたからな(笑)

   助けて欲しくないのか?

レイ:…………叶うなら………

   今すぐにでも、助けてほしい(泣)

   村のみんなに食糧を届けたい(泣)

   そうしたら、わしは死んでも良い!(泣)


ーーーーーーーー


みこと:今、おまえの手枷の鎖を壊すぞ。


みこと:おぶるぞ! しっかり捕まっておけ!

みことは、レイを背負った!

レイ:うぷっ!?

みこと:『反撃開始だ!!!!!!!』


みこと:ここだな。

   邪魔だから降りてくれ。


どさっ。

レイはみことの背中から、落ちた。

レイ:いてっ。もう少し、

   優しく降ろしてくれても

   いいじゃろ(怒)


みこと:このデブやろーー! キロトンパーンチ!

ギラオ:ちょ…まっ、てべぇ!?

ブバーーン!!!


みことは、置いてある最中を2個取り、

レイの元に戻ってきた


そして、レイの口の中に、

最中2個を突っ込んだ。


レイ:うぱっ。

みこと:これは、おまえたちの最中だ。

   おれが借りた最中2個を、返すぞ!

   貴重な最中だからな。

   最中は、レイがちゃんと食べた。

   よし、これでよし!


レイは、嬉しさのあまり、涙を流した。


レイ:うぷうぷっ……うぷうぷぷぷ、

   ごっくん。

   はぁはぁ………はぁ( ´Д`)=3

   川が見えた…

   死ぬ所じゃった…

   ………(怒) もう少し、

   優しく食べさせてくれ!


みこと:これでよし! 

レイ:よし!じゃないわーい!

   感激するはずじゃった時間を返せ!(怒)


レイ:本当だ。体が動く。

   みこと、……ありがと……あ"ぁ〜なんか、

   しゃくじゃい!

レイは、照れ隠しまじりに、

拳で、みことの胸元をぽんっとして、

言葉には出来ないお礼を拳で表現した。


ーーーーーーーー


ハイツ:レイさん!! 

    助けにきてくれたんですか?

レイ:そうじゃ。今錠を外すから、

   早くここから出るぞい。

   今、ギラオと闘っておるものがいるから、

   加勢に行くぞい。

ハイツ:え? 誰が闘ってるんじゃ?

レイは、ハイツに向けて、にやっと微笑んだ


レイ:み・こ・とじゃ!!


レイ: ハイツ。仲間を連れて、

    ギラオ、ピティ、ゴジーを

    テト村の牢屋へ運んでくれ。

    あと、食料庫もあるから、

    よろしく…。

ハイツ:おぅよ。


そういうと、

レイは、事切れて、その場で倒れた。


みことは、無言でレイを抱え、

ハイツ達に向かって言った。


みこと:そこにある最中は、

   おまえらの村のものだ。

   腹減ってたら、食べてから

   動け。

   おれは、こいつを

   村まで運ぶ。

   村人には、食料を取りにくるように

   言っておく。


長老:おまえさん、無事だっ……

   レイ!! レイ!!

   レイは、どうしたんじゃ!?

マイテ:レイーー!?(泣)


レイは、小さな声で呟いた。

レイ:わしらは、もう自由じゃ…。

   寝かしてくれ……

みこと:だとよ。


マイテ:みこと様。レイを助けてくれて、

   ありがと、ごじゃりました!

みこと:…………重い!


ーーーーーーーー


みこと:レイは!? レイは、大丈夫か?

長老:大丈夫じゃ。命に別状はない。

  みこと様が起きたら、

  話がしたいとのことで、一緒に

  あっちの部屋にきてもらえますかな?


みこと:これが、レイ……?

長老:そうじゃよ。


みこと:!?!?………ということは、

   レイは、おんな!!!!!


みこと:レイは、おんなだったのか……?

    てっきり、おじさんだと思ってた…

マイテ:レイは、すっごい素敵な

    おねぇちゃんじゃい!

    何処をみたら、おじさんに見えるのよ!


みこと:………目しか、見えてない。

マイテ:…………たしかに、そっか(・_・)

   にゃはははは(笑)


みこと:耳もあるぞ……

マイテ:そりゃ、当然だにゃん。

   猫人だもん。


ーーーーーーーー


マイテ:レイ。起きたなら、

   おくすりを飲まなきゃ駄目にゃ!

レイ:………苦いから、要らない…。

レイは、そっぽを向いた

マイテは、レイの顔の方に回りこんだ。


マイテ:レイーー! おくすりを

   飲むにゃーー!

レイ: !? !?


マイテは、くすりをレイの口に、突っ込んだ!


レイ: やめっ……  うぷっ!?

   ゔ……。  苦い…

レイの顔は、みるみる青冷め、気絶した。


マイテ:これで良し。と。


レイは、すやすや眠りだした。

みこと:レイの体、痩せ過ぎじゃないか?


長老:レイは、みなの食べ物を優先し、

   自分は最低限の食べ物で

   暮らしてきた結果じゃ。

レイ:………。みこと……。ありがとう……。

レイは、寝言を呟いた。


みこと:……気にすんな!!(笑)

    食べ物、この村に届いたぞ!

レイに言葉が届いたか、分からないが、

レイの目から涙がうっすら流れ、

少し微笑んだ。


ーーーーーーーー


マイテ:レイ。みことが、

   こーーーんなに、大きい魚を

   とってきたよ!!

レイ:そんなに大きい訳、ないじゃないか(笑)

マイテ:あ"〜!じいと同じ反応〜!

マイテは、むくれる。


レイ:村人のお腹が少しでも、

   満たされれば、わしはそれで良い。

マイテ:だーかーら!

   こーーーんなに、大きいから、

   レイの分もあるよ!!

   食べきれないぐらい!


レイ:わしは、少しのスープがあれば、

   大丈夫じゃよ。

   にゃはははは(笑) ありがと。

マイテ:ぶぅぅ!


みこと:レイ。起きたか?

   あとで、魚を食え。獲ってきたから。

レイ:わしは、大丈夫じゃ。

   村人を優先して欲しい。頼む!

みことは、頭をポリポリかきながら、


みこと:おまえな。こんなに体がガリガリなのに、

🔴   飯食わねぇと、守れるものも

   守れないんだぞ!

   無理やりにでも、食べさせるからな!

レイ:分かった

   少しだけ、もらう。


マイテ:お腹いっぱい食べて大丈夫だよ!

   こーーーんなに、大きいんだから!

長老:そうじゃ!!

   こーーーんなに、大きいんじゃ!

長老がすっと、現れた。


マイテ:あっ! じい! さっきまで、

   小さいとか言ってた癖に!!

レイ:にゃはははは(笑)

   分かった!分かった!(笑)

   少しいただくよ。


長老:では、レイも食べれそうじゃから、

   今日は、みこと様に感謝するお祭りに

   せんか?


レイ:じい。そうしよう!

マイテ:やったー!

   お祭りー!!

   みんなに伝えてくるー!!


レイ:『!!?』


レイは、あまりの大きさの魚を見て、

驚きのあまり、失神して倒れた!


マイテ:レイが、また倒れたーー!!

   レイーーー!

みこと:レイーーー!


レイ:あんなにでかい魚が……

マイテ:だから、言ったじゃん!


レイ:にゃはははは(笑) あんなにでかい魚が……

レイは、みことの方を向いた。


🔴レイ:おまえは、わしの神様のようじゃの。

   おそなえは、最中2つで足りたか?

みこと:足りん!!


レイ:おまえー! 貴重な最中だったんだぞー!

みこと:落ち着け!願いは叶えただろ!?

   それに、貴重な最中2つは、返しただろ


レイ: (怒)  ぷちっ!!?

   なんじゃい! あの食べさせ方は!!?

   オナゴには、優しくするんじゃい!!

みこと:おまえだって、すごい勢いで

   水を飲ませただろう!!


レイ:あっ……(思い出した(汗))

   わしは、行き倒れてる所を

   助けたんじゃー!!

みこと:おれも助けただろうが!!


レイとみことは、わー、きゃー、やっている。


マイテ:にゃはははは(笑)

🔴    レイ。なんか、凄く楽しそうね(笑)

長老:ずっと張り詰めてたレイじゃったが、

🔴   元気なレイに戻ってよがった(泣)

長老は、涙を流している。


マイテ:じいが泣くから、

   私も泣いちゃうにゃ〜(泣)


長老とマイテをよそに、

まだみこととレイは、わー、きゃー、やっている。


みこと:もう食べものは、大丈夫だ。

   よくやったな。

   よし、食べに行くぞ。

みことは、そう言うとレイの頭をがしっと掴んだ。


レイ:あ"〜〜!!もう、うるさいにゃ!!

   食べさせて、頂きますぅーー!

レイは、みことの手を払いのけ、


レイ:にゃはははは。懐かしいのぉ。

   昨日の事ようじゃわい。

みこと:昨日の事だぞ!

レイ:…………


🔴レイもお腹いっぱい食べ、

ハイツもお腹いっぱい食べ、

マイテもお腹いっぱい食べ、

長老もお腹いっぱい食べ、

村人もお腹いっぱい食べ、

もちろんみこともお腹いっぱい食べた。


レイは、マイテにそっと毛布をかけ、

みことには、少し雑に毛布をかけ、

長老の家に戻り、ベッドで寝た。


嬉しさのあまり、

涙を流して寝ているものも

少なくなかった。

レイも、マイテも長老も

泣きながら寝ていた。


ーーーーーーーー


レイ:よく、そんなに

   腕立てが出来るものじゃの。

みこと:うーんぱっ!? 

みことは、驚きのあまり、叫び声をあげた!!


レイ:にゃはははは(笑)

   なんじゃ、その叫び声は(笑)

   初めて聞いたぞ(笑) うーんぱ(笑)


レイ:では、その後は、

   アニガハ島に戻ってこい!

みこと:そうだな。

   ここのみんなが、飯をちゃんと

   食べれてるか、見に戻る。

レイ:にゃはははは(笑)

   それだけ聞ければ、充分じゃ。

   村へ戻るぞい。


レイ:『!!? そんなものがこの村に…』


レイ:次に近いところは、

   このリピンと書かれた島じゃな。


みこと:よし、次目指すのは、

   リピン島だ!!


レイ:……あいつ!(怒)

   わしを置いてきおった…!


長老:ふぉふぉふぉ(笑)

   おぬしもやる事があるんじゃろ。

レイ:……あ"〜〜、なんか、

   しゃくじゃわい!!


レイは、プンプンと怒りながら、

部屋から、出ていった。


マイテ:そろそろ寝床を作らなきゃだよ?

みこと:……どうやってつくるんだ?

マイテ:!!? え"ーー!? 

    みこと、作れないのー!?

みこと:つくれん! (きっぱり)


テト村では、誰でも寝床は、

作れた。マイテを除いては。

だから、マイテにとって、

みことが寝床を作れるものだと思っていた。

マイテ:レイーーー!(泣)


ーーーーーーーー


『みことーーー!!!!』


浜の方から声が聞こえた!

レイが浜に走りながら、

やってきた!!


レイ:待てーーー!

みことは、レイに気付き、

手を振った!!


レイ:1回、もどれーー!バカーー!


みこと:達者でなーー!

みことは、笑顔で大きく手を振った!


みこと:また、くるからなー!!!

   またなーー!!

みことは、大きく手を振り続けている。


レイ:一度、もどれーーー!!

レイの大声は、むなしく、

船は、浜から沖へ離れていった…。


ぷちっ!(怒)

レイ:ハイツ!貸すのじゃ!

レイは、ハイツから、何かをぶん取った!


両手には、錆びて、ボロボロになった

猫缶が2つ。


マイテ:………それ、もしかして食うのかにゃ…?


みことは、無言で頷いた…。

猫缶からは、何やら嗅いだことのない匂いが

プンプンしてる。


そして、みことは、無言で、

もう一つの猫缶をマイテに差し出した。


マイテ:ひぃ!!?


マイテがおそるおそる猫缶に

手をかけた時、


『フアンガニア!!!』

『マイテに、

 何を食わせようとしてんじゃーーい!!!』


空中から、レイが現れ、

みことの頭を激しく引っ張ったく!!!


みこと:おれの食料…… _| ̄|○


レイ:はぁはぁはぁ……( ´Д`)=3

レイは、きっ! と みことを睨んだ!!


レイ:ほれ!!

大きめな荷物をみことに差し出した!

チョウキョダイウオの干物と

最中が ギッシリと詰まっていた!


みこと:おぉぉぉー!!!

マイテ:わぁぁぁーー!!!

2人は歓喜の声をあげた!


レイ:引き返さなくていい。


みこと:なんでだ?

レイ:………みなまで言わすな!


みこと:帰れなくなるぞ。

🔴レイ:そのうち、帰れるんじゃろ?


みこと:………?

レイ:あ"〜〜、なんか、しゃくじゃが!!

🔴   わしの夢のためじゃ!


みこと:………?

レイ:みことは、わしの神と言ったじゃろ?

   わしの夢は、

   いつか仕える主君のために、

   忍術を磨き、鍛練し、

   主君をお守りする事じゃ。

🔴   それが猫人としての使命であり、

   祖先が成す事が

   出来なかった積年の想いじゃ。

   だから、ついていく。

   そして、みこと。

🔴   おぬしは、王になるのじゃ。


みこと:おれ、王には ならないぞ…。

レイ:なるんじゃー!!

また、いつものカラスも食べない喧嘩が始まった。


マイテ:にゃはははは(笑)

🔴    レイ。楽しそうにゃ。


ーーーーーーーー


レイ:みこと。おぬしについていくには、

   もう一つ理由がある。

みこと:なんだ?


レイ:パゴとアガトがリピン島で働かされておる

   二人を助け出したい。

みこと:……あぁ。分かった。


みこと:帆に書いてある ガラヒ って

    なんだ?

レイ:じいの名じゃ。


マイテ:行っちゃったねぇ。

レイ:みことに任せておけば、

   大丈夫じゃろ。

   わしらは、町を見ていると

   するかえ?

マイテ:うんー♪


レイはマイテの手を握り、船を降りた。

🔴マイテとレイにとっては、

初めての町。

マイテは、ワクワクしてご機嫌だった。

レイも内心 心が躍って ワクワクしてた!


おばあさん:まったく、最近の若いもんは…。

    そこのちっこいの。

    ちょっとこっちへ来い。

マイテは、おばあさんに近寄った。


レイ:危ない、近づくな!


おばあさん:やっと来たの。

    これをやるから、

    あんたは、また明日、

    あたしの所に来な。

マイテは、おばあさんから、

巾着のようなものを受け取った


マイテ:なんでくれるの?

おばあさん:あんた達は、これがあれば、

     すこしは、ましじゃろ?

     明日あたしの所に来る。

     分かったかい?

マイテは、おばあさんに力強く

手を握られた!

マイテ:う…うん。

マイテは、引き気味に頷いた。


レイがとっさに動き、

マイテからおばあさんの手を振り払った!

レイ:おぬしは、一体なんなんじゃ?


おばあさん:案ずるな!

    あたしは、怪しいものではない!!

レイ:疑ってすまなかった。

   かたじけない!

おばあさん:気にするな

おばあさんは、声を震わせながら、

レイの右腕をさすり、レイをそっと抱きしめた。


レイ:じゃ!?  ばあさん!!

   なにをするんじゃい?

レイは、おばあさんを引き離した。


レイ:マイテ。いくぞい!

レイはマイテの手をひっぱり、

おばあさんから離れた。


レイ:よく分からん、ばあさんじゃったの。

マイテ:そんな、悪い人には思えなかったよ?

レイ:悪い人では、ないようにも思えるが、

   この町も、そうじゃが、

   なんだか、気持ち悪いの。

ーーーーーーーー


マイテ:何をするんじゃ!? はなせ!

レイがとっさに割って入る。


レイ:ギラオと同じ悪党の匂いがするな。

たちのわるそうな男達:

   なんで、ギラオを知ってるんだ!?

レイ:聞くのは、こっちじゃ!

レイは、数名の男を小太刀で切り裂いた!


レイ:みこと。食料は、見つかったかえ?

みこと:あぁ。見つかった。


レイ:ほっ。良かったの。

マイテ:良かったー♪ お腹空いてきたし。


レイ:それで、食料は、どこにあるんじゃ?

みこと:あげた。


レイ:!!? み"こぉーとぉー!!?

マイテ:なんでー!!?


レイ:『ぢかだほう!!』

マイテ:みことのバカーー!!

ガコーン! バシッ!

みこと:ぐへっ!?


レイのはなった手裏剣は、みことにあたり、

マイテのパンチもみことのお腹にあたり、

みことは、気絶した。


ーーーーーーーー


レイ:なんじゃ、この数は!?

   それも普通の町人じゃ。

   みこと、すまん。

   わしは、パゴとアガトを追いかける。

みこと:おう。ここは、おれがやる。


赤髪と青髪の前に、突如現れた レイとマイテ。


レイ:マイテは、ここにいて。

レイは、マイテを置いた。


マイテ:うん。


レイ:マイテーー!!

🔴   わしは、まだ、大丈夫じゃ!!


レイ:食らうが良い! 『コーダーチ!!』

ロロハ:ぎゃ〜〜〜〜!

レイの小太刀はロロハに直撃した!

小太刀は綺麗に八の字を描く!


ピアルン:ロロハ!行くよーー!

ロロハは、何も言わなかったが、

レイの体を両手で掴んだ!!


ピアルン:デココフィル!!!

ピアルンの体と ロロハの体は、すごい勢いでくっつく!!

ジャーーーン!!!

   三(*′Д`*)💥(*′Д`*)三


シンバルを叩いたような すごい音がした。


ピアルンとロロハの間に、

レイが 挟まれてしまっている!


ロロハ:グッジュブ…… 👍️


坊っちゃん:おまえら、良くやったぞ!

     フハハハハ(笑)

レイ:なっ……な………かはっ!?

レイは、血を吐き、白目を向き、倒れた……


マイテ:レイーーー!!!(泣)


ーーーーーーーー


スタッ!!

カクハイ:お……お"……おおおおれれは、

    おれは、カクハイ!!!

    お、お、おまえたちを

    助けに きっ きた!!!


マイテ:白い動物さーん!!!。゚(゚´Д`゚)゚。

    あそこの巾着の中身を

    ぜんぶ、

    レイの口にいれてーー!!。゚(゚´Д`゚)゚。

マイテは、気味の悪いおばあさんから

もらった巾着を指差した!


レイ:…………う"……う"……

   (何か、口に入っている……

    この味はマタタビ!!?)

レイは、マタタビをゆっくりと

全て飲み込んだ。


レイ:ゔぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!


ロロハ:!!? なにっ?

ピアルン:!!? ロロハ!! うしろ!!!


ロロハは、後ろを振り返ったと同時に、


バン!!!


とてつもない大きな音とともに、

大きな衝撃で、ロロハは大きく

宙を舞い、鉄格子にぶつかり、

ロロハも気絶した!!


坊っちゃん:なっ………?!

ピアルン:ロロハーーー!!!きさまーー!!

ピアルンは、レイの方を見た


レイは、目は金色に光らせながら、

黄色のオーラのようなものを

纏っている。

レイの尻尾は、服から飛び出し、

異常なぐらい、尻尾の毛が逆立っていた!


レイ:フアンガニア!!!

レイは、ピアルンの前に移動した!


ピアルン:なっ!? 

ピアルンはあまりの恐ろしさに

戦意を喪失した。


レイ:『コーダーチ!!』

バン!!!


さっきと同じ音だった!!


ピアルンは、大きく宙を舞い、

鉄格子も吹き飛び、ピアルンも気絶した!!


レイ:次は、キサマじゃ!!


坊っちゃん:ひぃ! ひぃ~!

     タラバ!こいつだ!

     こいつを殺せ!!!

タラバも構えた!!!

タラバ:冥土の土産に本当の技を

    見せてやろう!


タラバは、突如レイの前に現れる


タラバ:『フアンガニア・オーーダチ!!!』


ズン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ものすごい音がした。


レイ:『ーチッ………』

レイの小太刀は、弱々しく空を切った


マイテは、レイに駆け寄る!

マイテ:レイーーーー!!(泣)


マイテは、レイを抱える

レイ:すま……ぬ。マ…イテ。

マイテ:レイ! しゃべらないで!!

    血がとまらない……(泣)


🔴レイ:夢な……かば、じゃ…ったの…。

   みこ……とが王……になる……

   姿を……見たかっ…た…(泣)

レイは涙を流した。

マイテも涙を流した。


マイテ:もう敵も居ないし、

    みことの事もみれるよ!!絶対!!

レイ:マイ…テ…。み……ことを…

   よ…ろ………し………………………………………………………………………………………………………………………………………………………


マイテ:あ"'ぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!(泣)

    お"ね"ぇち"ゃ"〜〜ん"〜〜〜〜(泣)

マイテは、泣き続けた!

レイは、少しずつ、冷たくなっていった


ーーーーーーーー


🟨🟨🟨🟨🟨 回想 終わり 🟨🟨🟨🟨🟨🟨


みことは、レイといた時間を思い出し、

助けることを出来なかった自分に

拳を握りしめ、悔し涙を流した。

握りしめた拳からは、みことの血が

滴っている。

みこと:ちぃきぃしょ〜〜〜〜〜!!!!!

    !!!!!!!!!!!!!!!!!!!

    !!!!!!!!!!!!!!!!!!!

    !!!!!!!!!!!!!!!!!!!

    !!!!!!!!!!!!!!!!!!!

    !!!!!!!!!!!!!!!!!!!

    !!!!!!!!!!!!!!!!!!!


みことは、周りあるものを

思いっきり八つ当たりで殴りだした。

壁も、奴隷がいる鉄格子も。

奴隷:ひぃ!?


バコッ!ドカッ!ダン!ドカッ!ドン!バコッ!ドカッ!ダン!ドカッ!ドンバコッ!ドカッ!ダン!ドカッ!ドン!バコッ!ドカッ!ダン!ドカッ!ドン!コッ!ドカッ!ダン!ドカッ!ドン!バコッ!ドカッ!ダン!ドカッ!ドン!…………


奥の部屋は、平地と化していた。

一人ぽつりと立ち尽くす

みことの拳の外側の皮も剥げ、

更に滴る血の量が増えていた…


マイテ:みこと!!

   わたし、強くなるよ!!

   わたしがおねぇちゃんの代わりに

   強くなる!!!!

   わたしがおねぇちゃんの夢を

   叶える!!!!


第23話へ続く


🟨前回までのあらすじ

 アニガハ島からリピン島に、辿り着いたみこと達一行。到着早々、盗まれた食料は、見つかったが、みことは白い動物達にあげてしまう。

 一方、レイとマイテは、ログタガ一家のものに襲われ、みこととともに、敵を捕まえログタガの住処に行くと、

 パゴとアガトは、ログタガに殴られ、奥の部屋に連れてかれる。レイとマイテは奥の部屋に向かい、

ロロハとピアルンと交戦。

 一方、みことは苦戦したが、カクハイの助けにより、見事ログタガを撃破!辛勝だった。

 奥の部屋では、カクハイの助けにより、レイが覚醒!ロロハとピアルンを撃破したが、新たに現れたタラバによって、レイのお腹を撃ち抜かれ、レイは殺されてしまった。

 この後の冒険は、どうなる?



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本記事は、原作者の許可を得て掲載しています。
無断転載・無断複製・無断使用を禁じます。
著作権は原作者にあります。

原作:ファソー・スピネル
著者:神室海夜
note投稿管理:晴久
produced by アニメV・ノベルズ


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